What to buy for 100,000 yen pt.1

給付金10万円で何を買おう?(パート1)

新型コロナウイルスの経済対策として、国民1人あたり10万円が給付されることとなった。2020年5月中の給付が予定されているが、LIVE IN RUGGED読者の皆様は10万円の使い道はもう決まっているだろうか?こちらの記事では「10万円で何を買おう?」と称し、税込み10万円前後で購入できる至極の逸品をピックアップした。有意義な使い方の参考として、物欲を炸裂させるきっかけとしてご覧いただきたい。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : EMPTY GARAGE / RINKAN / GANZO

ワークブーツ界の王様を手に入れるまたとないチャンス

まずはワークブーツ界の王様と呼ばれるWHITE’S BOOTS(ホワイツブーツ)からセミドレスをピックアップ。ワークスタイルはもちろん、ドレスアップにも馴染む品のあるルックスが人気のセミドレスはホワイツブーツを代表する名モデルのひとつだ。
写真の「ドレスブラック」はスタンダードのドレスブラックレザーを使用したカスタムセミドレスブーツ。ホールド性と耐久性を重視する「スモークジャンパー」とは異なり、5インチ丈のフォルムを少ないレザーピースで作り上げることで、ドレッシーな一体感とコンパクトな表情が生まれた。
アッパーの上質なレザーの質感とクラシカルなブラウンのソールのコンビネーションがアメリカン・ヘリテージをそのまま感じられる素晴らしいデザインだ。セミドレス55ラスト(木型)のワイズ部からシャープに絞られていくシルエットと緩やかなフィッティングは、履きこむほどに足に馴染んでいく。ホワイツブーツのオリジナル技術である「アーチイーズ」を採用することで土踏まず部分をしっかりサポートし、ハードな使用にも疲れにくい仕様であることも嬉しいポイント。定番のジーンズはもちろん、スラックスに合わせても足元を程よく主張してくれる。
ホワイツブーツはアメリカを代表するブーツメーカーとして確固たる地位を確立しているが、モノが良いだけに価格帯も高い。こちらのセミドレスは税込99,713円なので、給付金を使い切るにはちょうど良い値段だったりする。


佇まいの美しさはもちろん、素晴らしいエイジングも約束されているセミドレス。美しくアールを描くブーツのフォルムは「良いモノ感」たっぷり。

しっかりと踵と足首をホールドしてくれる木型を採用。5インチ丈はボトムスも合わせやすくおすすめだ。

オールドクロムハーツのブレスレットも10万円で買える!

クロムハーツを新品で買おうとすると軽く引くくらいのお金が必要だが、ユーズドであればグッと現実的なプライスで購入できる。クロムハーツの取り扱いに長年定評のある「RINKAN」には常時数百点以上の商品がズラリ。給付金の10万円で手に入れられるベストオブベストは人それぞれだが、定番のダガーIDブレスレットはいかがだろうか?
元々ミリタリーアイテムであったIDブレスレットをゴージャスかつロックにアレンジ。IDプレート部分には写真のダガーモチーフ以外にも様々なモデルが用意されているが、男らしさと完成された飽きないデザインを選ぶのが良い。であれば、定番中の定番であるダガーIDブレスレットはまさに間違いのないアイテムなのだ。
写真のブレスレットは恐らく20年以上前に製作されたオールドモデルであることもポイント。古いので傷はあるし刻印が薄くなっている箇所もあるが、ヴィンテージとして捉えてほしい。クロムハーツは傷だらけになっても、いや傷があるほどカッコいいブランドなのだから。
クラシックリンクチェーンもテイストを問わず着用できるシンプルなデザイン。これからの季節にピッタリだ。税込100,210円はハッキリ言って安い!


クロムハーツを代表するダガーモチーフが鎮座するダガーIDブレスレット。前オーナーが刻んだ傷が凄みを増している。

IDプレート裏のスクロールラベルのデザインが古いことがオールドモデルの証。自分しか見えない部分だからこそ自己満足度も高い。

GANZOで一生物のバッグも手に入れられる

給付金をボーナスとして捉えるならば、明日への糧となるアイテムを手に入れるべきだ。GANZO(ガンゾ)のブリーフケースはビジネスシーンで活躍する超上質な逸品。CERVO(チェルボ)シリーズのブリーフケースはレザーのカシミヤと称されるディアスキン(鹿革)を贅沢に使用しており、一目見て良いモノであることが伝わってくる。
鹿革はその柔らかさゆえ繊細なレザーと思われがちだが、実は牛革よりも強靭であることはあまり知られていない。引っ張り強度が強く、雨にも強いというほぼ完全無欠なレザーが鹿革なのだ。
写真のブリーフケースは肌にしっとりと吸い付くような質感と耐久性の高さが魅力。また、軽量であることもポイントが高い。ビジネス用として使うブリーフケースの場合、ナイロン製と比べてレザー製は重量が重くなるので敬遠している方も多いのだが、軽く強靭であることは毎日使うバッグとして最適ではないだろうか。
フロントにジッパーアクセントのポケットがあり、裏面2ヵ所に平ポケットを配置しており、パスケースや財布、名刺入れやシステム手帳などビジネスシーンに必須の道具を分けて収納できる機能性の高さも見逃せない。例えば商談時において名刺入れを取り出す際、バッグのどこにあるのか分からない状態ではもたついてしまう。これではビジネスマンとしてあまりにスマートさに欠けてしまう。ガンゾのブリーフケースは利用シーンを想定して設計されているので、そういった心配は無用だ。
税込110,000円と少し足が出てしまうが、1万円で買えると考えればこんなにお得な買い物はないだろう。


落ち着いた大人っぽいデザイン。トレンドに関係なく長く愛用できる。見るからにしっとりとしたレザーの質感もグッとくる。

利用リーンをしっかり考えて作られた内装。ペン差しやキーコードまで付いており、これひとつでビジネス用バッグが事足りてしまう機能性の高さも魅力だ。

ITEM CREDIT
  • White’s Boots:Semi Dress
  • Chrome Hearts:Dagger ID Bracelet
  • Ganzo:CERVO Brief case