6 ways to identify leather items

自分だけのオリジナルジーンズを作れる!リーバイス「LOT NO.1 JEANS」

「自分だけのオリジナルジーンズを作れる」リーバイスの最上級ライン「LOT NO.1 JEANS」とはどんなサービスなのだろうか。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : Levi’s

完全テーラーメイドでリーバイスのジーンズを作ってくれる!

デニムが好きであれば誰もが一度は自分だけのオリジナルジーンズを作ってみたいと妄想したことがあるはずだ。既製品でも完璧に満足できるジーンズはある。ただ、好きであればあるほど細かい部分が気になってしまうものだし、何もかも自分好みで作れたら…と思ってしまうのは自然なことなのかもしれない。
スーツの世界ではオリジナルでオーダーすることは古くから当たり前のように行われてきたが、カジュアルウェアの世界ではまだまだ一からオーダーして製作してもらうことは浸透していない。特にアメリカンカジュアルをベースとするファッションの世界ではビスポークやフルオーダーを受け付けるブランドはかなり珍しい。もともとカジュアルウェアは大量生産を前提に成り立っている場合がほとんどなのでそれも当然のことなのだ。
そんな中登場したリーバイスの「LOT NO.1 JEANS」はデニム業界に一石を投じるサービスとして記憶されることになるかもしれない。リーバイスUSAが2018年に始めた新サービス「LOT NO.1 JEANS」はまさに前述した「一から作オリジナルジーンズを作れる」ライン。オーダースーツを作るかのように完全テーラーメイドでジーンズを作れるため、コアなリーバイスファンはもちろん、デニム狂から注目を集めている。


オンスや質感の異なるデニムを選べるのが嬉しい。写真のジャパンデニム(カイハラやクロキ)はもちろん、コーンデニムもあるだろう。

バックショットの要のひとつ、レザーパッチもデザインやカラーの異なる選択肢が用意されている。もちろん「LOT NO.1 JEANS」専用のデザインだ。

素材からスタイルまですべてを自分好みにできる

オリジナルジーンズを製作する第一歩は、マスターテイラー(縫製職人)とのミーティングから始まる。デニム、糸、レザーパッチ、リベット、ボタン、ポケットといったジーンズを構成する重要パーツのすべてを好きに選択できるのだ。そのうえでポケットの位置やシルエットといったスタイルを左右する内容に至るまで相談できるという。まさにテーラーメイドの名前にふさわしいサービスなのだが、世界最大手の巨大企業であるリーバイスが受け付けているということも興味深い。


銅製のボタンのようにレギュラーラインでは使われないレアなパーツも選べる。未確認だが、ボタンフライのボタンひとつひとつを違うデザインにするようなカスタマイズも可能かもしれない。

デニム自体はもちろん、副資材のひとつひとつにリーバイスのヘリテージを感じることができる。それらを選び組み合わせていく作業は間違いなく貴重な経験だ。

大企業リーバイスがテーラーメイドを受け付けること自体が奇跡

マスターテイラーのひとりであるリジー・ラドクリフ氏は「この一回限りのデニムを作る究極の目標は、私たちが彼らのために作ったジーンズに、そのクライアントの個性を見せることです」と語っている。ユーザーひとりひとりの趣味嗜好を全面に反映したオーダーメイドジーンズは、確かにその人の個性が強烈に現れるだろう。
このリーバイスの姿勢自体が個人的にはもっとも感銘を受けた。リーバイスのような大企業は通常こういったパーソナルオーダーを受けることを嫌がるものだ。人的リソースを含めてコストが掛かることは目に見えているし、システムを作ること自体も労力が掛かる。「普通に商品を作れば売り上げがあるのに何でそんな面倒なことをするんだ?」という社内からの反対意見に押し切られる方が自然なのではないだろうか。
また、501のようにデザインや作りが確立された看板商品がいくつもあり、多くの歴史を持つブランドであれば、「ユーザー主導」のジーンズを作ることに心理的な抵抗を感じてもおかしくないだろう。リーバイスがこういったサービスを積極的に行っていること自体が奇跡のようなことなのではないだろうか。


いくつか用意されたシルエットから選ぶ…というテンプレート的なシステムではなく、型紙から製作してくれるところも素晴らしい。

マスターテイラーと密な相談をし、素材や仕様が決まったら測定を行う。自分の体型に沿った完璧なフィットを実現するための非常に重要なステップだ。

時代は「体験型」へ。デニム業界に強く影響を与えるサービス

「LOT NO.1 JEANS」のジーンズはマスターテイラーが約16時間を掛けて製作されるという。単純にモノを作って売る時代から、商品を手に取る前後を含めた体験型の時代への変化を感じさせるサービスと言っても良いだろう。これも体験型の販売方法が世の中に浸透してきたことを象徴しているように感じる。デニム業界をリードするリーバイスがここまで徹底した方法で体験型のサービスを行っていることは、間違いなく他のデニムブランドにも影響を与えるはずだ。
ただ、このサービスを受けられるのはロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコの3つの都市のみ。日本では表参道近くにあるリーバイス原宿フラグシップストアで似たサービスを行っているので、自分だけのオリジナルリーバイスジーンズを作りたい方は原宿フラッグシップストアに相談してみることをおすすめする。

ITEM CREDIT
  • Levi’s:LOT No.1 jeans

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