【第1回】ダルチザン SD-107のエイジングログ – 0 wash 0 month

STUDIO D’ARTISANの看板商品のひとつとして国内外のデニム狂たちが脚を通すSD-107 スーパータイトストレート。「SD-107’s chronicle」では、新品から育てている筆者自身のSD-107の成長具合を記録していく。


Written / photo : LIVE IN RUGGED

細身のシルエットが好きであればベストの選択

ヴィンテージの仕様でありながらモダンなスーパータイトシルエット。このオーセンティック×モダンなコンセプトのジーンズは今でこそ珍しくないが、先駆けとして真っ先に生み出したブランドのひとつがSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)だ。私がSD-107を購入したもっとも強い理由がタイトで美しいシルエットであり、穿きこみを続ける今ももっとも惚れているポイントでもある。
リーバイス501XXに代表されるややゆったりとしたストレートも永遠の定番としていつの時代も穿けるシルエットだが、元々細身を好む私にはベストの選択ではない。ヴィンテージジーンズを再現することに重きを置くブランドの多くがシルエットも昔ながらの太さで作っており、そこだけがジャパンデニムへのちょっとした不満だったと言える。
だからこそダルチザンに美しいシルエットのモデルが存在することを知ると、迷うことなく購入。以来、もっともお気に入りのジーンズのひとつとしてへヴィーローテーションで育成している。


程よくローライズされた腰回り。ジャストサイズなのでベルトなしで穿ける。また、29インチで股上が24.7cmという絶妙な設計ゆえ、どんな体勢でも不快感はまったくない。

オフセットされたベルトループなど、ヴィンテージの仕様が再現されている。バックポケットは他ブランドに比べごくわずかに小さめで、バックショットがスッキリする。

スタイリッシュに穿ける温故知新

ちなみに写真は手に入れた当日の写真なので穿きこみ日数はゼロ。当然今はもっとエイジングが進んでいるが、第1回目の本日は新品時の写真をご覧いただきながらディテールなどを解説していきたい。
細身で美しいシルエットだからこそ手に入れたものの、実際に穿いてみてストレスを感じないかは不安だった。この手のタイトシルエットは細いがゆえに体に負担が掛かるモノが多いからだ。SD-107のデニムは15ozあるので厚みも決して薄くない。しかし、その不安は穿きこみ開始から半日もすれば解消された。上で述べたようにどんな体勢でも不快感がまったくなく、新品でありながら快適さすら感じるほどだった。これはデニムの厚さを考えると僥倖と言っても良い。どれほど見た目が気に入っていても穿き心地が不快であれば育成できないけれど、SD-107はこの点も完璧だったのだ。


ピスネームはダルチザンの他のモデルと同様、コインポケットに縫い付けられる。青い日の丸がジャパンデニムのプライド。当然コインポケットにも耳が付く。

程よい硬さとハリのあるレザーパッチ。アイコンである豚のイラストが可愛らしい。ダルチザンが生まれた場所である「AMERICAN VILLAGE OSAKA(大阪アメ村)」の印字も。

「シルエットだけモダン」なところもデニム狂が愛する理由

SD-107の素晴らしい部分は、洗練さはあくまでもシルエットだけに限定したところだろう。デニム自体はもちろん旧式力織機で織られた生機デニム。毛羽立ちがあり、洗濯と穿きこみを繰り返すことで昔ながらのシュリンク・トゥ・フィットも味わえる。トップボタン脇のV字ステッチやオフセットされたセンターベルトループ、隠しリベット、ダルチザンらしい青耳など、ヴィンテージ要素がふんだんに盛り込まれており、生粋のデニム狂が納得するディテールで構成されているのだ。このオーセンティックとモダンのバランス感がSD-107の人気の秘訣なのではないだろうか。
ダルチザン SD-107 スーパータイトストレートのエイジング記録である「SD-107’s chronicle」、第1回目の本日はイントロダクションとして投稿させていただいたが、次回以降はゆっくり経年変化していく模様をお伝えしていこうと思う。不定期掲載にはなるがデニムファンはお楽しみに!

ITEM CREDIT
  • STUDIO D’ARTISAN:SD-107 Super tight straight(0 wash 0 month)