遊びを知る大人のライフスタイルを充実させるクルマ – ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン

遊びのある男らしいライフスタイルを標榜するLIVE IN RUGGEDでは、スタイルのあるクルマだけをお届けしたい。今回はアメリカを代表する4駆、ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコンのタフでラギッドな魅力をクローズアップする。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : NetCarShow

ジープ・ラングラーは厚切りステーキ!?

ジープはアメリカの良心だ。ホットドッグや厚切りのステーキはアメリカらしさをもっとも感じる食べ物の代表格だが、ジープが作るクルマからはどこか似たようなテイストを感じる。食べ応えがあってボリューム満点。細かいことは気にせずに楽しめよ!と大きな体をしたアメリカ人から肩を叩かれて言われるような感じ。噛めば噛むほど肉汁があふれ出す上質なアメリカンビーフのように、ジープも乗れば乗るほど楽しさを味わえる。「一度ジープに乗ると決して忘れられない」と言うオーナーがいるが、ジープというメーカーが作るクルマにはそれだけクセになる魅力があるのだろう。
Jeep Wrangler Unlimited Rubicon(ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン)はラングラーシリーズのトップエンドに君臨するモデル。メーカー自ら「ジープが培ってきたオフロード性能のすべてを凝縮」と自信を持って宣伝する4番打者のようなクルマだ。ルビコンの名前の由来は米国ネバタ州からカリフォルニア州に続く世界一過酷と言われる「ルビコントレイル」。オフロード性能を謳う意味でこれほどふさわしい名前は他にあるまい。


道なき道を突き進むラングラー・アンリミテッド・ルビコン。いかついのにどこか可愛らしい顔周りのデザインも不変のカッコ良さ!

まさに冒険者のためのクルマといった趣。実際にこのクルマに乗って冒険をするかどうかは問題ではない。男心をくすぐるスピリットを感じられる数少ない名車なのだ。

「不変」と「進化」が最高レベルで共存するクルマ

まず目を惹かれるのはクラシカルなルックス。ラングラー伝統の丸型ヘッドライトと7スロットグリル。これこそジープ!と叫びたくなる素晴らしいデザインだ。昔からジープはこうだったし、これからもずっとこうでいて欲しい…そう願わずにはいられない。いかついのに可愛らしい顔立ちは男女問わず好感度抜群で、実際デート車としても人気が高いという。オシャレで良いデザインは時代を超えて愛されることの証拠である。
台形ホイールアーチが効いている角ばったボディラインもラングラーの特徴で、ちょっとクルマに詳しい人であれば誰が見てもジープであることを一瞬で認識できる。ラングラーのデザインはポルシェ911やVWビートルのようにアイコニックで、それが人気を保ち続ける理由のひとつであることは疑いようがない。
とはいえ、もちろん今の時代に沿ったモダンな改良も随所に施されている。例えば空気抵抗。通常角ばったボディは空気抵抗が強く燃費性能の低下を招く原因になる。ラングラーはこの角ばった形がアイデンティティなので、ジープは細部を見直しリビルドすることで改良を図った。ウインドシールドやグリルの上部をわずかに傾斜させ、ボディまわりの空気が最大限滑らかに流れるよう効率に配慮。結果として空気抵抗の低減と車内の静粛性を実現し、快適性を向上した。よく見るとちょっとモダンになったかな?と思うデザインの秘密は、エアロダイナミクス向上にあったのだ。
ちなmにドアやウィンドシールドフレーム、スイングゲート、フェンダーなどに高強度の軽量アルミニウムを採用することで90kg超の軽量化を実現。優れた強度と耐久性を獲得しながら、ここでも燃費向上にも貢献している。
ひとつひとつの構成やディテールを真面目に見直すアップデートしつつ、変えてはいけない部分は決して変えない。ジープの開発姿勢はブレがなくて嬉しくなってしまう。


新開発のフリーダムトップ3ピースモジュラーハードトップ。軽量化と取り外しやすさを両立し、わずかな時間でオープンエアの解放感を楽しむことができる。

塊感の強いエクステリア。ビッグでファットなタイヤも男らしさ抜群!見ているだけでワクワクするクルマだ。

乗員が快適かつ安全であることを第一に考えたインテリア

インテリアも機能性が最重要視された作りが徹底されている。前述したフリーダムトップ3ピースモジュラーハードトップはオープンカー顔負けの解放感を約束。見渡す限り空が広がる室内空間は圧巻だ。そこまで解放感が強いと悪天候時に濡れたり汚れてしまわないだろうか…と心配になってしまうが、そこは当然然るべき対処が施されていた。ルーフ開放時に突然の雨やちょっとした雪、ぬかるみ走行による泥はねなどに遭遇した場合でも、車内のパーツが濡れたり汚れたりすることが極力ないよう設計されているという。
車内に備わっている耐候型サブウーハーはルーフを開けた状態での使用を想定し、通常よりも頑丈に設計。こういった電子機器の不具合は強いストレスになるので気づかいが嬉しい。
ラングラーには運転席と助手席別々に3段階で温度調節が可能なフロントシートヒーターと、ステアリングホイールの全周囲を万遍なく温めるヒーテッドステアリングホイールが備わっている。このクルマが寒冷地での使用が普通のクルマよりも圧倒的に多いことを考慮して装備されている機能で、もちろん日本に住んでいても冬季はかなり嬉しい機能だ。また、エアコンもデュアルゾーン温度調整機能付のオートタイプを採用。一度タッチパネルモニターで設定すれば、あとはシステムが自動で一定温度を保ってくれるという便利さ!
荷室をチェックしてみよう。この手のクルマはアウトドアホビーや長期旅行に使用されることが多いため、積載量の多さは死活問題だったりする。ラングラーはリアシートを倒すと約2,000ℓの広大なカーゴルームが出現。ゴルフやフィッシングはもちろん、キャンピングや長期旅行であっても充分な容量が確保された。また、小物入れ、多機能カップホルダー、ドアネットなど、多彩なコンパートメントを備えている点も見逃せない。小さなアイテムの整理整頓はもちろん、電子デバイスも大きさに合わせて収納可能。更に、貴重品は大型センターコンソールやグローブボックス、床下小物入れに目立たないよう収納できるという痒い所に手が届く仕様。
他にも書ききれないほどの機能や装備があり、ラングラーがいかにオーナー思いで作られたクルマかがよく分かる。


ダッシュボードには大型フルカラー高精細タッチパネルモニターが備わっている。Apple CarPlayやAndroid Auto、Siri Eyes Free、ボイスコマンドなどでスマートフォンと連携し、音楽からナビまで包括的に必要な情報をディスプレイに表示する。

ボディカラーによってガラリと雰囲気を変えるラングラー。タイムレスなデザインはまさにアメリカンそのもの。

遊びを知る大人のライフスタイルを充実させるクルマ

ラングラーの中でも最上級グレードに位置するアンリミテッド・ルビコンは、当然走りに関しても抜きんでた性能を持つ。世界一過酷と呼ばれるトレイルで実施される独自の性能試験をパスしたモデルに与えられる称号「TRAIL RATED」のバッジを冠し、「どこへでも行ける。何でもできる」をコンセプトに厳しい基準を守って製造されているのだ。
アンリミテッド・ルビコンにだけ装備される4×4システム「ロックトラック」は通常の4駆システムをベースにギア比を4:1低レンジにアレンジ。そうすることで、よりオフロードの走破性を向上させたという。前後のディファレンシャルをロックする「トゥルロック」はスイッチを押すだけでリア / フロント、またはリアをロック。路面状況に応じて適切な駆動形式をワンタッチで変更できる優れものなのだ。
普通車とは比較にならないほどの過酷な路面を走る機会が多いだけに、雪道や砂利道はもちろん、泥にまみれたあぜ道や岩登り時でも最大の駆動力を発揮する4輪駆動システムが確保されている。これが、ジープが考える「どこへでも行ける。何でもできる」。乗員の生命が掛かっているだけに、そのシステムには絶対的な自信があるようだ。
ラングラー・アンリミテッド・ルビコンの心臓部は直列4気筒 DOHCターボエンジン。V6エンジン並みのパワーを発揮しながら、直列4気筒ならではの低燃費を実現したエコなエンジンで、スタート&ストップシステムはもちろん、直噴方式にすることで更なる低燃費化を実現した。8速オートマチックトランスミッションには学習機能が備わっており、走行を重ねるとより燃費的に効率的なプログラムを採用するという。
ひと昔前のジープであれば想像もできないようなハイテクがどんどん注ぎ込まれているのは最新モデルならでは。アメ車は燃費が悪いという固定観念は近年過去のものになってきているし、実際燃費が良いことに越したことはない。
もちろん、最大出力272psのパワーは力強い走行には充分すぎるスペックだ。
ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコンは遊びを知る大人のためのクルマだと思う。クラシックとモダンが融合した素晴らしいルックス。地球上どこにでも行ける圧倒的な走破性。現代的な装備とエコなエンジン。気になるのはボディサイズくらいだろうか。狭い都内に駐車場を持つ人には敬遠されるかもしれない。ただし、ごみごみした都会を抜けて田舎道を走る姿は想像するだけでワクワクする。
タフでラギッドなライフスタイルを愛する男にとって最高の相棒になってくれるだろう。

CAR CREDIT
  • JEEP:Wrangler Unlimited Rubicon

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