Best movie for new years holiday

ステイホームの年末年始におすすめの映画

ステイホームの年末年始にピッタリの映画を厳選。お気に入りのフード&ドリンクを片手に映画三昧はいかが?


Written : LIVE IN RUGGED

ファンタジー映画の大傑作
何度観ても胸が熱くなる「ロード・オブ・ザ・リング」

新型コロナウイルスの影響で帰省や旅行を控え、年越しを自宅で過ごす方が多くいらっしゃるはず。そういう私も例年とは違い規制は早々と諦め、今年は自宅で短い休暇を過ごすことにした。大掃除や溜まった本や雑誌を片っ端から読む贅沢な時間もいいけれど、こういう時こそ好きな映画をたっぷり堪能するのはいかがだろうか。年末年始におすすめの映画をいくつかピックアップしたので、おうち時間を過ごす参考にしてほしい。
まずは「ロード・オブ・ザ・リング」。2001年に1作目が公開され、パート2とパート3はそれぞれ2002年と2003年に公開。世界的に大ヒットを記録した。原作はJ・R・R・トールキンの小説「指輪物語」。映像化は不可能と言われた長編ファンタジーを見事に映像化し、後のファンタジー映画に多大な影響を与えたことでも知られる。ちなみに私は原作も読破した(途中何度かめげそうになりながら)。
「ロード・オブ・ザ・リング」は間違いなく年末年始のおひとり時間にピッタリの映画だ。壮大な物語と徹底して作り上げられた世界観は上映時間の長さ(3部作で計11時間23分!)を(ほとんど)感じさせない。善と悪の戦い、仲間との絆や強い信頼関係、裏切り、生と死。人間の弱さと醜さを描きながら、強さと美しさも同時に表現し尽くしている。
指輪を巡る長い旅の物語と、人間世界を滅ぼそうとする悪との壮絶な戦いを描くシーンは、男女問わず胸が熱くなるはず。古典的なファンタジー映画の傑作として年齢層を問わず楽しめる名作中の名作であり、男がひとりで延々と楽しむための映画としても最高のシリーズと言えるだろう。あえて注意点をアドバイスするとしたら、この映画に興味を持たないパートナーと一緒に観るのはやめておくこと。例え1作を観るだけでも3時間前後の長さゆえ、相手をうんざりさせてしまうだろう。しかし、もしあなたにたっぷり時間があるのならぶっ通しで3作を観賞するのもおすすめだ。その際は塩漬け肉とジョッキビールを忘れずに。


王家の血筋を引きながら流浪の剣士となったアラゴルン。物語の主人公のひとりであり、強いリーダーシップで仲間を導いていく。ワイルドな風貌はラギッドそのもの。

エルフのレゴラスは男が見てもうっとりするほど美しく、当然女性ファンが多い。弓の名手として戦闘時にも強烈な戦力。オーランド・ブルームはこの役で世界的にブレイクした。

老若男女誰でも魔法の世界に夢中になれる「ハリー・ポッター」

もうひとつのファンタジー映画の傑作「ハリー・ポッター」シリーズは「ロード・オブ・ザ・リング」よりも気軽に観賞できるかもしれない。全世界に「ポッタリアン」を無数に生み出し、一大ブームを巻き起こした。「ハリー・ポッター」シリーズの凄いところは、大人が観ても夢中になれる面白さだ。元々原作はイギリスの無名作家J・K・ローリングによる児童文学、ファンタジー小説として生まれ、1997年に刊行されるとまたたく間に世界的なベストセラーになった。こちらも原作を読破したが、映画に負けず劣らず(むしろ原作の方が面白い?)の面白さ。児童文学としての側面があるため難解さが少なく、よく練り込まれたストーリーを読んでいると知らず知らずのうちに魔法の世界に夢中になってしまう。
映画は主人公のハリーポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーの3人を主軸に、ホグワーツ魔法学校の同級生を始めとしたキャラクターたちの成長と、闇の魔法使いヴォルデモートとの因縁と戦いを描く。子供だった主人公たちがシリーズを重ねるにつれて大人に成長していく姿も、親戚の子の成長を見守るような気持ちになる。ホグワーツで学ぶ色々な魔法やグッズ、武器は大人が観ても童心に帰って楽しめるし、思春期特有のじれったい人間関係の描写も大の大人が観ても胸がキュンキュン。物語が進むにつれて当初のほんわかとしたファンタジー要素が薄れ、徐々に戦争映画のように殺伐とした側面も強くなっていくが、それもまた「ハリー・ポッター」シリーズのエンターテインメント性を高めていると言えるだろう。
もし観たことがない方は騙されたと思って観てみよう。きっとすぐに魔法の世界に入り込んで夢中になるはずだ。年末年始くらい日々の生活を完全に忘れてファンタジーに没頭しても良いのではないだろうか。もちろん、デリバリーのピザやアイスクリームを片手に観賞することを忘れずに。


主役のハリー・ポッター(中央)、親友のロン・ウィーズリー(左)、ハーマイオニー・グレンジャー。デビュー当時は可愛らしさにあふれる彼らがどんどん大人になっていく姿は、「こんなに大きくなって…」と涙腺が熱くなる。

ハーマイオニー役のエマ・ワトソンも「ハリー・ポッター」シリーズでデビューし、世界的に大ブレイク。ガリ勉の優等生が強い女性へと成長していく姿も必見である。

何十回観ても安定の楽しさ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

年末年始くらいは頭を空っぽにして映画を楽しみたい、とにかく明るい気持ちになりたい。そんなあなたには「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズをおすすめする。もう見飽きた?いやいや、何度観ても「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は底抜けに楽しめる。
ロックとスケボーをこよなく愛する高校生のマーティー・マクフライと変人の科学者、エメット・ブラウン博士(ドク)の軽妙なやり取りは何度観ても笑ってしまうし、タイムマシンのデロリアンDMC-12のカッコ良さたるや。ドナルド・トランプを参考にしたビフ・タネンは悪役に徹しているものの、どこかコミカルで憎めない。過去にタイムスリップして父と母の恋を成就させるという漫画のようなミッションは、上手くいくと分かっていてもハラハラしてしまう。ちなみに子供の頃の私は若い時の母親、ロレイン・ベインズ・マクフライ(リー・トンプソン)が可愛すぎて「いっそこのままマーティーと付き合っちゃえばいいんじゃないの」なんてバカなことを思ったりした。
ヒューイ・ルイスが歌うテーマソング「パワー・オブ・ラヴ」やアラン・シルヴェストリによるキャッチーなサウンドトラックもこの映画の素晴らしさのひとつだ。また、いかにも80年代的なファッションと、1950年代のレトロな街並みにも注目。何もかもが分かりやすくてポジティブなアメリカンムービーの醍醐味をシリーズを通して楽しめる。一般的にはパート1が最高でそれ以降はイマイチという評価も多いが、まったくそんなことはない。2015年が舞台のパート2は1980年代当時の製作陣が考える未来の世界を描いていて、実際に実現している技術もあって興味深い。1885年が舞台のパート3はシリーズを締めくくる完結編として見事な出来栄えだし、西部劇の世界観も意外なほど「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に似合っている。
子供の頃に何度も日曜洋画劇場で観ていた時の気持ちを思い出しながら、チーズバーガーとペプシコーラ(マーティーが愛飲するドリンクでもある)を片手に楽しむのがベスト。年越しの瞬間にパート3を観終われば最高に幸せな気持ちで新年を迎えられるだろう。


マーティー・マクフライとドクのコミカルなやり取りは最高の一言。タイムトラベルという使い古されたテーマを見事なプロットでハリウッド映画に仕立てている。

パート1のハイライト。実際のギターサウンドは別のギタリストが録音しているものの、マイケル・J・フォックスのギターの腕前もなかなか…らしい。チャック・ベリーのくだりなど、至る所に現実世界への伏線が仕掛けられているところもニヤニヤしてしまう。

ヒューマンドラマとしてアクション映画としても超一級の「レオン」

パートナーとまったり映画を観て過ごすあなたには、不朽の名作「レオン」はいかがだろうか。「レオン」は1994年に鬼才リュック・ベッソン監督によりフランス・アメリカ合作映画として製作された。
ニューヨークでプロの殺し屋として生きるイタリア系移民のレオンと、崩壊した家庭で孤独を抱える少女マチルダとの出会い。麻薬中毒の悪徳警官、スタンスフィールドの狂気。物語はレオンとマチルダの奇妙な共同生活と複雑な愛情をベースに描かれ、マチルダの両親や最愛の弟を殺したスタンスフィールドへの復讐劇が緊迫感を与えている。
殺し屋なのに不器用で優しく、しかし圧倒的に強いレオンに憧れる女性は2020年の今もきっと後を絶たない。後に女優として大成するマチルダ役のナタリー・ポートマンの圧倒的な演技力と子供とは思えない妖艶さも必見である。そして狂気を感じる演技をこの映画でも魅せるスタンスフィールド役のゲイリー・オールドマン。彼なくして「レオン」の面白さはあり得ない。
レオンとマチルダの共同生活にはお互いを思いやる愛情にあふれており、視聴する私たちもこの幸せがずっと続いてくれたら…と願わずにはいられない。それだけに映画の結末により一層悲しさを感じてしまうが、ヒューマンドラマとしてもアクション映画としても時を超えて超一級の作品だ。
ぜひパートナーとお酒を飲みながら、チーズやスモークサーモンをつまみながら鑑賞してほしい。ハードコアな「レオン」ファンであればミルクを飲みながら観るとより一層楽しめるだろう。


10代前半のナタリー・ポートマン。既に色気のようなものがあるから空恐ろしい。「レオン」の演技で世界的に知名度を上げた。

スタンスフィールド役のゲイリー・オールドマン。この写真はちょうどドラッグをキメた時のシーン。ゲイリー・オールドマンは悪役を演じることが多いが、実は本人は悪役があまり好きではなかったりする。

年末年始に心をデトックスしたいあなたへ
ヒューマンドラマの大傑作「フォレスト・ガンプ」

「フォレスト・ガンプ」をアカデミー賞受賞作品というだけで敬遠するのは本当にもったいない!1994年公開から26年後の現在でも、この映画と肩を並べるヒューマンドラマは決して多くないからだ。
人よりも知能指数は劣るが、純真な心でただひたむきに生きるフォレスト・ガンプ。彼と出会った人々はみんな人生を変えていく。劇中の時代から何十年も後の時代の私たちから見ても、フォレストの純真な心と、ただありのままに生きるという生き方には、どこか羨ましさも感じてしまうかもしれない。
また、出会いと別れがこの映画のテーマのひとつで、別れのシーンはどちらかというと淡々としているのだけれど、それでも後を引くような寂しさを共感してしまう。
1950~80年代のアメリカで起きた歴史的な出来事を一挙に目撃できるのもこの映画のユニークさだ。当時の大統領から超有名歌手まで出演(出演シーンはVFX合成)し、アメリカで何が起きてどう変化してきたのかを端的に体験することができる。そういった歴史的な側面を映画として退屈させずに表現できるのがロバート・ゼメキス監督の凄さなのかもしれない。
年末年始は心もデトックスしたくなるもの。「フォレスト・ガンプ」を観れば、登場人物たちの純真さに心を打たれて晴れやかな気持ちで新年を迎えられるだろう。コーラの飲み過ぎで上映中に何度もトイレに行きたくならないように気を付けて!


「Run, Forrest, run!!!」激動の時代を走り抜けたフォレスト・ガンプの雄姿。

登場人物のひとりひとりが愛しくなる映画。初めて観る方はハンカチの用意も忘れずに。

大人の男性にこそおすすめしたいジブリ映画の名作「魔女の宅急便」

最後を締めるのはジブリ映画の不朽の名作「魔女の宅急便」を。どれを観ても基本的に間違いないジブリ映画の中で、個人的に子供の頃から大のお気に入りなのが「魔女の宅急便」だ。
魔女の修行のため、13歳の誕生日を迎えたらよその町で独り立ちする…という代々伝わる伝統のため、実家を離れた港町に移り住む小さな魔女のキキと、黒猫のジジ。見知らぬ都会で出会う人々に困惑しながらも、徐々に心を開いてたくましく生きていくキキと、どこかクールなのに隠し切れない可愛らしさにあふれるジジのコンビは、ジブリ映画の中でも屈指のバディー(相棒)。ひとつひとつの事件もアニメならではで安心して観ていられるし、周囲を固める登場人物たちも「本当にこんな人たちが自分の周りにいたらなぁ…」と思わずにはいられない。
ジブリならではの美しいアニメーションも思う存分堪能できる。舞台は地中海を思わせるヨーロッパ的な街並みが広がるが、設定的には「魔女の存在が信じられている東洋のどこかの国」らしい。そういえば登場人物たちの名前も欧米的ではなく日本っぽいものが多かったっけ。どちらかというと女性に支持される映画ではあるものの、大人の男性が観てもとても楽しめると断言しよう。
「魔女の宅急便」を観る時は日中のうちに大好きなパンをいくつか買ってきて、デザートのチョコレートやクッキーを温かい飲み物と一緒にいただくのが至高。もちろん、ひとりでもパートナーと2人でも、ファミリーで観ても最高の時間を過ごせる。


魔女のキキと黒猫のジジ。この2人のやりとりも実に可愛らしいのだけれど、ジジの可愛さといったら悶絶級だ。

絵描きのウルスラ。キキの良き相談相手として支える。クリエイターとしての苦悩と楽しさを通じて、キキの魔女としての成長の一端を担う重要なキャラクターである。

さぁ、一年間頑張った自分を労いながら映画の世界へ旅立とう!

長くなってしまったが、この中から興味を惹かれる作品は見つかっただろうか。全然ラギッドじゃない?懐かしの映画が多すぎる?そんな細かいことは気にせず、年末年始は大好きな映画を観てまったりとステイホームを楽しもう。言うまでもなく、複数の映画を掛け持ちするのがもっともベストな選択だ。

MOVIE LIST
  • ロード・オブ・ザ・リング
  • ハリー・ポッター
  • バック・トゥ・ザ・フューチャー
  • レオン
  • フォレスト・ガンプ
  • 魔女の宅急便

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