RED WING #8087 IRON RANGER Slate Muleskinner

RED WING #8087 IRON RANGER にモダンかつラギッドな新色、SLATE MULESKINNER が追加

足元をシックに彩ってくれる深みのあるグレーカラーは、知的な男らしさがあるIRON RANGERと最高の相性を発揮。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : RED WING

鉱山地域で重労働に携わる鉱夫たちの足元を守っていたワークブーツからインスパイアされたIRON RANGER

言わずと知れたアメリカ・ミネソタ州発祥のブーツメーカー〈RED WING(レッドウィング)〉の定番モデル、IRON RANGER(アイアン・レンジャー)から新色「SLATE MULESKINNER(スレート・ミュールスキナー)」が登場。伝統的なキャップドトゥのレースアップブーツに魅力的な選択肢が追加された。
生粋の〈レッドウィング〉愛好家には説明不要かもしれないが、アイアン・レンジャーの語源やヒストリーを簡単に振り返ってみよう。
アイアン・レンジャーのモデル名は〈レッドウィング〉本社があるアメリカ・ミネソタ州の北部にある鉄鉱石の鉱山地域「アイアンレンジ」で働く鉱夫たちがゆえん。硬く重い鉄鉱石を掘り起こす重労働に携わっていた鉱夫たちにとっては、上半身はもちろん、下半身(特に足元)を保護することは必須条件だった。彼らが履いていたのは足先を保護するため、つま先に一枚革を付け加えたキャップドトゥのブーツ。このワークブーツの仕様と当時の背景からインスパイアされたキャップドトゥのブーツを〈レッドウィング〉はアイアン・レンジャーと名付けて発売し、ワークブーツ業界の絶対定番として支持されている。

RED WING #8087 IRON RANGER Slate Muleskinner
RED WING #8087 IRON RANGER Slate Muleskinner

RED WING #8087 IRON RANGER Slate Muleskinner
RED WING #8087 IRON RANGER Slate Muleskinner

アイアン・レンジャーに完璧にマッチする大人のグレーカラー

先日ローンチされた新色「SLATE MULESKINNER(スレート・ミュールスキナー)」は、レザーの繊維密度がもっとも高く、しなやかさと高級感のある銀面(革の表面)をあえて内側にし、起毛面を外側にするという逆転の発想で生まれた〈レッドウィング〉オリジナルのラフアウトレザーを採用している。レザーの起毛面を薄くスライスするスウェードと違い、擦り傷や雨などの水分にも強い独自のラフアウトレザーは、独特の起毛感としっとりとした手触りを兼ね備えた質感で、多くのブーツ好きを魅了。落ち着きがあり大人っぽいグレーカラーの「スレート・ミュールスキナー」は、アイアン・レンジャーが元々持っている高級感とラギッドな男らしさに完璧にマッチするカラーリングだ。

RED WING #8087 IRON RANGER Slate Muleskinner
RED WING #8087 IRON RANGER Slate Muleskinner

RED WING #8087 IRON RANGER Slate Muleskinner
RED WING #8087 IRON RANGER Slate Muleskinner

知的で男らしく、モダンでラギッド

20世紀初頭のワークブーツで広く採用されていたキャップドトゥをベースに現代的な解釈をもってリファインしたアイアン・レンジャーは、〈レッドウィング〉製ラウンドトゥブーツに幅広く使われている8番ラスト(木型)を採用することでややゆったりとした快適な履き心地があり、長時間の着用でも足に負荷が掛かりにくい設計になっている点もポイント。それに合わせられたグリップ力のあるビブラム #430 ミニラグ・ソールも快適な履き心地に一役買っている。見た目のかっこ良さだけではなく、ワークブーツ=疲れるという一般的な図式を可能な限り改善した着用感もアイアン・レンジャーの魅力と言えるだろう。
ラウンドトゥならではの大人っぽさと、レースアップブーツならではの男らしさ。そこに落ち着きのあるグレーカラーが見事に組み合わされ、アイアン・レンジャーのラインアップの中でも屈指の上質さを実現した「スレート・ミュールスキナー」は、モダンでありながらラギッドという相反する精神を両立させた逸品と言えるだろう。この秋冬は新鮮なグレーカラーで足元を楽しんでみてはいかがだろうか。
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