ファレル・ウィリアムスによる LOUIS VUITTON 2024年春夏コレクションがいよいよお披露目

2023年2月14日（火）、〈LOUIS VUITTON（ルイ・ヴィトン）〉がPharrell Williams（ファレル・ウィリアムス）をメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任したことを発表。世界トップのビッグメゾンによる大胆な人選が世界的な話題となってから約4ヵ月、間もなく開催されるパリ・ファッション・ウィーク・メンズに先駆けて、ファレル・ウィリアムスが自身のインスタグラムでRihanna（リアーナ）を起用した最新のキャンペーンビジュアルを公開した。

ラグジュアリー・ストリートの立役者的存在だったVirgil Abloh（ヴァージル・アブロー）は2018年3月25日に黒人として初めて〈ルイ・ヴィトン〉のメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任。しかし、2021年11月28日に癌により急逝し、ファッション業界に大きな衝撃を与えたことが記憶に新しい。
〈ルイ・ヴィトン〉のような世界的なメゾンにとって、クリエイティブディレクターやデザイナーが非常に重要であることは言うまでもない。1990年代末から様々なアーティストの楽曲プロデューサーを行いながら2006年にソロデビューを果たしたファレル・ウィリアムスの本業は、音楽業界におけるクリエイティブな活動。複数回の全米1位記録、グラミー賞での最優秀プロデューサー賞や最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞の受賞という輝かしい経歴もそれを裏付けている。しかし、本当に才能がある人間はひとつのジャンルに留まることを知らないのだろう。類まれなファッションセンスを持つファレル・ウィリアムスは、〈A BATHING APE®（ア・ベイシング・エイプ®）〉のNIGO®と共同で〈BILLIONAIRE BOYS CLUB（ビリオネアボーイズクラブ）〉や〈ICECREAM（アイスクリーム）〉でストリートファッション／カジュアルファッションの世界で成功を収め、〈UNIQLO（ユニクロ）〉や〈adidas（アディダス）〉などの世界的なブランドとのコラボレーションも次々と展開。また、〈MONCLER（モンクレール）〉や〈CHANEL（シャネル）〉との関係も深め、ストリートのみならずラグジュアリーブランドとの関係性も築いてきた。

6月21日（水）4:30（日本時間）から開催されるパリ・ファッション・ウィーク・メンズを目前にファレル・ウィリアムスのインスタグラムに投稿されたキャンペーンビジュアルは、シンガーソングライターのリアーナが登場。現在第2子を妊娠中のリアーナがブラックの上質なレザーシャツを身にまとい、色彩豊かなレザーバッグをいくつも持つクールな姿が公表された。Supreme × LOUIS VUITTONを彷彿させるレッドのレザーバッグは、ラグジュアリー・ストリートに夢中になった世代は特に心惹かれるカラーリングではないだろうか。

ファレル・ウィリアムスがメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任した際、〈ルイ・ヴィトン〉の会長兼CEOのPietro Beccari（ピエトロ・ベッカーリ）は「2004年、2008年の〈ルイ・ヴィトン〉とのコラボレーションを経て、ファレルを新しいメンズ・クリエイティブ・ディレクターとして迎え入れることができ、嬉しく思っています。ファッションの枠を超えた彼のクリエイティブなビジョンは、間違いなく〈ルイ・ヴィトン〉を新しく、そして非常にエキサイティングな次章へと導いてくれるでしょう」。元々ファッション業界でも活躍してきたとはいえ、過去をさかのぼってもファレル・ウィリアムスのような人物が〈ルイ・ヴィトン〉のクリエイティブ・ディレクターを担当することは異例中の異例と言っていいだろう。だからこそ、どんなアイテムが登場し、どのようにディレクションを行うのかが非常に興味深い。
これからの〈ルイ・ヴィトン〉とファレル・ウィリアムスが気になる方はファレル・ウィリアムス 公式インスタグラムをチェックしてみよう。

LIVE IN RUGGEDがお届けする〈ルイ・ヴィトン〉の記事はこちら。
LIVE IN RUGGED公式ツイッターのフォローもお忘れなく。