FENDI が fragment design とのコラボレーションを発表 – ポケモンとのトリプルコラボも
〈FENDI〉のシグネチャーと〈fragment design〉、そして「POKÉMON」をアーティスティックにミックスした「フレンズ・オブ・フェンディ」の一環として完成
キム・ジョーンズと藤原ヒロシの長年の友情が花開いた初コラボ
1925年にローマで創業したイタリアを代表するファッションブランド〈FENDI(フェンディ)〉が、藤原ヒロシ率いる〈fragment design(フラグメントデザイン)〉との初となるコラボレーションコレクションを発表。併せて日本を代表するアニメである「POKÉMON(ポケモン)」とのトリプルコラボレーションモデルの完成もアナウンスした。
両ブランドにとって初となるコラボレーションは〈フェンディ〉のアーティスティック・ディレクターを務めるKim Jones(キム・ジョーンズ)のラブコールにより実現。キム・ジョーンズが藤原ヒロシと初めて出会ったのは1999年で、場所はイギリス・ロンドンだったという。かねてより日本のファッションシーンやクラブシーン、カルチャーに強い関心を持っていたジョーンズにとって、藤原ヒロシは憧れの人物。海外のハイブランド界隈にも藤原ヒロシをリスペクトするデザイナーやディレクターは非常に多いが、キム・ジョーンズにとって本コラボレーションの実現はまさに念願だったのではないだろうか。
ちなみにこのコラボレーションは〈フェンディ〉が以前から行ってきたプロジェクトである “Friends of FENDI(フレンズ・オブ・フェンディ)” の一環として展開。キム・ジョーンズとメンズおよびアクセサリー部門のアーティスティック・ディレクターであるSilvia Fendi(シルヴィア・フェンディ)が推進する “フレンズ・オブ・フェンディ” は、ファッション業界の共通認識を超え、戦略よりも真摯であることを信条とし、真の友情を築く概念を中心に据えている。
「ポケモン」とのトリプルコラボでは、クラシックとキュートが絶妙にクロスオーバー
〈フェンディ〉と〈フラグメントデザイン〉のコレクションではシグネチャーである “FRGMT” のタイポグラフィを主役としてデザインし、〈フェンディ〉らしいブラウンとタバコカラー、ビビットなイエローでアイコニックなジャガードロゴを再解釈。メンズのトートメッセンジャーバッグをはじめ、ウィメンズではバッグ ピーカブー アイシーユー スモールやバゲット、バゲット ポーチ、ミニ モン トレゾール、折りたたみ可能なバゲットショッパーとソフトホーボーバッグなどがラインナップ。さらに “FENDI × FRGMT” の特別なロゴがプリントされたTシャツも登場する。
そして、さらに注目度が高いのが「ポケモン」とのトリプルコラボレーションラインだ。こちらは2024年の辰年に因んで、ドラゴンタイプのポケモンであるカイリュー、ハクリュー、ミニリュウをあしらったピーカブーとバゲットバッグが登場。”FF” ロゴやジャガード柄を背景に「ポケモン」のキャラクターが立体的かつ躍動感あふれる姿でバッグや革小物に描かれている。伝統的な〈フェンディ〉の柄やロゴと日本の「ポケモン」の組み合わせは、クラシックとキュートが絶妙にクロスオーバーされており、世代を超えて人気が集中しそうだ。
ハイブランド界隈で盛り上がるアニメ旋風
なお、藤原ヒロシは本コラボレーションの実現にあたり以下のコメントを残している。
「キムからプロジェクトを一緒にやらないかと誘ってもらったら、断るということはないので。またキムと、今回はシルヴィアとも一緒に仕事ができてとても光栄でした。伝統的なブランドのFENDIですが、歴史ある環境で 自由に楽しくやらせてもらえました。感謝しています」。
「キムからプロジェクトを一緒にやらないかと誘ってもらったら、断るということはないので。またキムと、今回はシルヴィアとも一緒に仕事ができてとても光栄でした。伝統的なブランドのFENDIですが、歴史ある環境で 自由に楽しくやらせてもらえました。感謝しています」。
ハイブランドと日本のアニメーションのタッグは〈LOEWE(ロエベ)〉と「ハウルの動く城」の前例のように、一種のトレンドになりつつある(詳しくは上記の「併せてチェックしたい」を参照)。日本のアニメ文化が世界的に評価され、ファンが多いことも大きな理由だが、トラディショナルなハイブランドに新しい風をもたらしてくれるという点でも重宝しているのだろう。確かに「ハイブラ×アニメ」の組み合わせは意外性も話題性も高い。
“FENDI × FRGMT” および “FENDI × FRGMT × POKÉMON” は、2024年1月4日(木)より一部の限定店舗にて販売予定。言うまでもなく即完売するアイテムが多々ありそうなので、気になる方は新年の初買いとして候補に入れてみてはいかが?
ITEM CREDIT
- FENDI × fragment design:Collaboration Collection