ベストシーズン到来!秋冬最強の相棒、レッドウィングのモックトゥ
オーセンティックなメンズコーディネートに欠かせないワークブーツ。レッドウィングのモックトゥは並みいるライバルたちと比べても頭ひとつ抜けたレベルで流行を超越している。これからのシーズンにピッタリのモックトゥに注目してみた。
ワークブーツは男らしさと品格を与えてくれる
スニーカーは楽で履き心地が良く、最新のトレンドとの相性も抜群だ。機能性、デザイン的な自由度の高さを生かしたカッコ良さ、更には女性受けの良さまで兼ね備えているため、世界的なスニーカー人気は衰えることを知らない。実際のところ、スニーカーはとてつもなく便利でカッコ良くてハマると抜けられなくなりそうな魔力もある。しかし、だからといってスニーカーがあらゆるメンズファッションに合うかというともちろんそんなことはない。女性のファッションよりも幅が狭いとはいえ、男のファッションにも様々な幅と深みがある…特に身に着けていて「男らしさ」や「品格」を感じられるアイテムは、時代や流行とは無縁の本能的な欲求を刺激される。私たちが大好きなワークブーツ。その中でもベーシックの中のベーシックであるレッドウィングのモックトゥは、本格的に始まった秋冬シーズンにこれ以上なくピッタリだ。
古き良きアメカジの空気感を出す「8875」
様々なバリエーションがあるレッドウィングのモックトゥの中から、今回の記事では3つの品番をピックアップしてお届けする。赤茶の「8875」、ゴールドラセット・セコイアの「9875」、そしてブラックの「8179」だ。どれも6インチ丈で白いトラクショントレッドソール。ワーク・ハンティング用として誕生した8インチ丈のブーツ「875」が元祖で、本日紹介する3つのブーツはどれもその派生版である。
「8875」は暖かみのある赤茶色がモックトゥの優しい雰囲気にとても合う。アメリカの山林で木こりが履いていそうなモデルだ。ブロックチェックのモコモコしたアウターにハンティングキャップ。落ち葉が積もった山道を強く踏みしめる足元に深い赤茶の「8875」。でも「8875」から想像させるイメージは深い山の中だけではない。牧歌的な田舎のバーでしっぽりとウイスキーを飲むタフなハードワーカーの足元にもしっくり収まりそうだし、渓流釣りを楽しむアウトドア愛好家にもピッタリだったりする。「8875」からはリアルな労働者と趣味を謳歌する精神的に豊かな人々の生活が浮かび上がってくる。それらが一体となってアメカジ的な雰囲気を演出してくれるブーツ。古き良き時代の名残が香る「8875」は日本に住んでいても心をアメリカに飛ばしてくれる逸品なのだ。
「8875」は暖かみのある赤茶色がモックトゥの優しい雰囲気にとても合う。アメリカの山林で木こりが履いていそうなモデルだ。ブロックチェックのモコモコしたアウターにハンティングキャップ。落ち葉が積もった山道を強く踏みしめる足元に深い赤茶の「8875」。でも「8875」から想像させるイメージは深い山の中だけではない。牧歌的な田舎のバーでしっぽりとウイスキーを飲むタフなハードワーカーの足元にもしっくり収まりそうだし、渓流釣りを楽しむアウトドア愛好家にもピッタリだったりする。「8875」からはリアルな労働者と趣味を謳歌する精神的に豊かな人々の生活が浮かび上がってくる。それらが一体となってアメカジ的な雰囲気を演出してくれるブーツ。古き良き時代の名残が香る「8875」は日本に住んでいても心をアメリカに飛ばしてくれる逸品なのだ。
タフさと上品さが50対50で共存する稀有なモデル「9875」
「9875」は何といっても美しいカラーリングに尽きる。ゴールドラセット・セコイアと名付けられたカラーリングは、その名の通りゴールドにも見えるし、黄土色のようにも見える。いずれにしてもワークブーツとしてはちょっと珍しい色味だ。でも、アイリッシュセッターの完成されたワークブーツ然とした形にゴールドカラーという組み合わせは、意外なほど違和感がない。「9875」には「8875」のようなストレートなアメカジテイストはないけれど、タフなのに上品という魔法がある。このモデルがもっとも活躍するのはデニムジャケットやライダースジャケットではなく、テーラードジャケットかもしれない。ハリスツイードのジャケットにラルフローレンのボタンダウンシャツ、ボトムスはエンジニアードガーメンツのワークパンツを合わせてみてはどうだろうか。アメリカとイギリスをミックスさせたタフで上品なスタイルこそ「9875」が映えるコーディネートかもしれない。
2000年頃にレッドウィング本社の意向で外されてしまったアイリッシュセッターのタグが縫い付けられているというマニアックな仕様も、ハードコアなレッドウィングファンが「9875」を選ぶ理由のひとつだったりもする。
2000年頃にレッドウィング本社の意向で外されてしまったアイリッシュセッターのタグが縫い付けられているというマニアックな仕様も、ハードコアなレッドウィングファンが「9875」を選ぶ理由のひとつだったりもする。
あらゆるファッションに溶け込むオールラウンダーの「8179」
ブラックの「8179」は「8875」と並び90年代を代表する名作である。20数年前に爆発的なヒットを記録したレッドウィングのワークブーツ。メンズファッション誌はこぞってレッドウィングを特集し、日本全国の靴屋やセレクトショップからモックトゥもプレーントゥも消えた。ネットショッピングなんてなかった時代だから頼れるのは雑誌と実店舗のみ。地方に住む若者はバイト代を握りしめて新幹線に乗り、東京のショップまで遠征したという。リアルタイムで90年代を経験した筆者も、地方都市に住んでいたことと、自由に使えるお金の少なさで、当時はレッドウィングのブーツは欲しくても手が届かなかった。だから、今でもモックトゥの「8179」を見るとノスタルジーを感じてしまう。
「8179」は精悍なブラックカラーなのでどんなファッションにも合う。アメカジ、ロック、バイカー、更にはストリートやモードまでこれ一足でカバーできる汎用性の高さは見逃せないポイントだ。黒という色のマジックもあるけれど、野暮ったさと上品さが共存するモックトゥだからできる芸当と言っても良いだろう。スタンダードなアメカジはもちろん、ジャケパンスタイルやコレクションブランドがメインのコーディネートの外しとしても使えるオールラウンダー。1995年に誕生してからずーっとロングセラーという事実も「8179」の伝説だ。アッパーのブラッククロームレザーとソールやステッチのホワイトカラーから成る強いコントラストは、2020年の今もストリートでもっともクールなワークブーツであり続けている。
「8179」は精悍なブラックカラーなのでどんなファッションにも合う。アメカジ、ロック、バイカー、更にはストリートやモードまでこれ一足でカバーできる汎用性の高さは見逃せないポイントだ。黒という色のマジックもあるけれど、野暮ったさと上品さが共存するモックトゥだからできる芸当と言っても良いだろう。スタンダードなアメカジはもちろん、ジャケパンスタイルやコレクションブランドがメインのコーディネートの外しとしても使えるオールラウンダー。1995年に誕生してからずーっとロングセラーという事実も「8179」の伝説だ。アッパーのブラッククロームレザーとソールやステッチのホワイトカラーから成る強いコントラストは、2020年の今もストリートでもっともクールなワークブーツであり続けている。
さぁ、レッドウィングで最強の相棒を探そう!
レッドウィングを代表するモックトゥは色が異なるだけでかなり雰囲気を変える。一足だけ選ぶならブラックが一番使いやすいかもしれないけれど、結局のところユーザーの嗜好やライフスタイルでベストな選択肢も変わるだろう。どの色が好きかという視点だけではなく、手持ちの洋服との相性や、履くことで出したい雰囲気も考慮するとブーツ選びがもっと楽しくなる。
秋冬シーズンが本格的に始まった今、レッドウィングのワークブーツはどれを選んでも何年も掛けて楽しめる最強の相棒になってくれるはずだ。
秋冬シーズンが本格的に始まった今、レッドウィングのワークブーツはどれを選んでも何年も掛けて楽しめる最強の相棒になってくれるはずだ。
ITEM CREDIT
- RED WING:8875 / 9875 / 8179