Polo Ralph Lauren The hoffman collection

サーフウェアの礎を作った伝説的な人物のプライベートアーカイブからインスパイアされたPolo Ralph Laurenのハワイアンコレクション

例えステイホームが続く夏だとしても気持ちだけは南国に行きたいあなたへ。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : Mastered

「なんか普通」だけど「実は凄い!」のがポロ・ラルフ・ローレンのハワイアンコレクション

実はアロハシャツは若い頃は興味がなかった洋服の筆頭だった。ハワイに興味がなく、派手な絵柄や色合いにも惹かれず、オジサンっぽい。自分とはまったく嗜好が異なる人が好んで着る洋服とすら思っていた時期がある。ダサいとは思っていなかったものの、自分のキャラとはあまりにかけ離れているな、という感じ。所ジョージさんが着ている姿は不思議と素敵に見えたけれど。
それが、30代も半ば頃になるとアロハシャツが何となく気になり、40歳が目前になると「アロハ、ありじゃん!」と思う始末。理由は自分でも良く分からないけれど、ハワイが生んだゆる~い雰囲気や独特のカルチャーに興味を持ち始めたことや、柄シャツへの抵抗感がほぼなくなってきたことが挙げられる。シャツといえばボタンダウンの白シャツや黒シャツ、またはネルシャツくらいしか着てこなかった自分にしては大きな変化だ。
〈Polo Ralph Lauren(ポロ・ラルフ・ローレン)〉が先日発表したド直球のアロハシャツは、「アロハシャツに目覚めたて」の自分にはいささか派手すぎるような気もするけれど、これくらいストレートなデザインがかえって心に刺さる。プリントされるのは草木や花といったモチーフ。大自然への敬意を感じる絵柄は男女問わず何も考えずに着られる美しさがある。
この「The Hoffman Collection」はサーフィン界のレジェンドであるWalter Hoffman(ウォルター・ホフマン)の個人的アーカイブにインスパイアされたコレクション。ウォルター・ホフマンは1950年代初めに真珠湾での兵役中にアメリカ海軍のサーフィンと水泳のメンバーとして活躍。退役後に家業のテキスタイル製造の技術を生かしてトロピカルプリントの生地を販売し始めたという経歴があるらしい。やがて伝統的なアロハシャツブームの先駆者となり、現代につながるサーフウェアの礎を築くまでに至った伝説的な人物なのだ。
だから、このコレクションは色も柄も誰もが一度は見たことがあるようなルックス。ハワイに旅行に行くと必ず見掛けるスーベニアショップで見かけるようなデザインだ。でも、それがいい。コロナ禍じゃなければ「ハワイでも行ってきたの?」と人に言われそうな伝統的なデザインで、〈ポロ・ラルフ・ローレン〉製というのが自己満足度が高くて素敵だと思う。そして、実はすべての柄を今回用にオリジナル開発したという隠れたこだわりが潜んでいるところも男心をくすぐられるではないか。


ブラウンベースのボディにややくすんだ青やピンクが入るカラーリング。派手すぎるのはちょっと…という方におすすめなのが、ボディカラーは落ち着いた配色のタイプ。

逆に派手派手のカラーリングで思いっきり主張するのも楽しい。男女問わずおすすめのイエローカラーは着ているだけで気持ちが明るくなりそう。


ショーツも同色の3タイプをラインナップ。このまま海にも入れるので、水陸両用パンツとしていかが?

さり気なくハワイの風を感じたいあなたにはスリッポンを。足元にハワイアンテイストがあると一気に夏らしい雰囲気になる。

老いも若きも男も女も、たまにはハワイアンアイテムでピースフルな気持ちになろうぜ

シャツ、ショートパンツ、キャンバス地のスニーカーが揃った〈ポロ・ラルフ・ローレン〉の「The Hoffman Collection」はこれから訪れる本格的なサマーシーズンにこれ以上ないほどピッタリ。若者もオジサンも女子も分け隔てなくピースフルな気持ちになること間違いなし!の各アイテムは、7月2日(金)にオープンするRalph Lauren Ginzaおよび〈Ralph Lauren(ラルフ ローレン)〉のオンラインストアで購入できる。
古着店「weber」が膨大な数をピックアップしたニュースをお届けしたが、この夏はアートな感性が光るムービーTシャツもおすすめだ。

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