藤原ヒロシによる新たなライフスタイルプロジェクト PEACE PIECE がスタート
「the POOL」、「THE PARK・ING GINZA」、「THE CONVENI」から続き、ストリートのゴッドファーザーである藤原ヒロシ氏が再びライフスタイルブランドを立ち上げた。
意味深なブランド名でスタートした新プロジェクトは、1stコレクションから豊富なラインナップでスタート
先日発売された「Numero TOKYO EXTRA Hiroshi Fujiwara presents ARCHIVE of MEMORIES」を購入された方は薄々感づいていたかもしれないが、藤原ヒロシ氏が新たなライフスタイルプロジェクトをスタートさせた。その名も〈PEACE PIECE(ピース・ピース)〉。この謎めいたブランド名は伝説的なジャズピアニストであるBill Evans(ビル・エヴァンス)が1958年に発表した「Everybody Digs Bill Evans」に収録されている同名の曲からヒントを得たのか、いまだに続いているロシアとウクライナの戦争から端を発した平和への思いを表しているのか、それともまったく別の理由であるのかはまだ明らかにされていない。しかし過去に手掛けてきた伝説的なショップである「the POOL」、「THE PARK・ING GINZA」、「THE CONVENI」に続くライフスタイルプロジェクトというだけで、多くのストリートヘッズやファッション好きであれば興味を惹かれるはずだ。
〈PEACE PIECE〉はご存じ〈fragment design(フラグメントデザイン)〉のデザイン言語を通して、アパレルやアクセサリー、ホームウェア、トイなどのライフスタイル全般を包括的にカバーするコンセプチュアルなプロダクトを展開していくという。
12月16日(金)にHYPEBEASTにて公開された情報を確認すると、第1弾と思われるコレクションの時点で非常に幅広いラインナップがローンチされるようだ。
限定商品となるヨガセットやシンギングボウル、木製のティーセットは熟練の職人がハンドメイドで製作。メイドインジャパンの高度な職人技を最大限にフィーチャーしながら〈フラグメントデザイン〉のモダンな感性でデザインされており、ともすれば伝統工芸的なアプローチに偏りがちなアイテムであっても都会的でスタイリッシュなルックスに仕上げられていることが分かる。
また、注目のアパレルコレクションはミニマルな〈PEACE PIECE〉のロゴを控えめに配したフーディーやロングスリーブカットソー、Tシャツ、スウェットパンツなどが登場。キーカラーであるホワイト、ブラック、グレー、ブルーで彩られたウェアは男女問わずリラックスした日常使いにぴったりのデザインではないだろうか。
限定商品となるヨガセットやシンギングボウル、木製のティーセットは熟練の職人がハンドメイドで製作。メイドインジャパンの高度な職人技を最大限にフィーチャーしながら〈フラグメントデザイン〉のモダンな感性でデザインされており、ともすれば伝統工芸的なアプローチに偏りがちなアイテムであっても都会的でスタイリッシュなルックスに仕上げられていることが分かる。
また、注目のアパレルコレクションはミニマルな〈PEACE PIECE〉のロゴを控えめに配したフーディーやロングスリーブカットソー、Tシャツ、スウェットパンツなどが登場。キーカラーであるホワイト、ブラック、グレー、ブルーで彩られたウェアは男女問わずリラックスした日常使いにぴったりのデザインではないだろうか。
蒐集欲を刺激するアイテムがズラリ
アパレルコレクション以外のライフスタイルプロダクトは、クッションやタオル、アイマスク、観葉植物、卓球セット、グローブ、レザー製のパスケース、木製のハンガー、フロアマット、ポーチ、ペット用のボウル、スリッパ、ソックス、トラベル用と思われる大きさの異なるポーチ、傘、ビーニーなど多岐にわたる。〈MEDICOM TOY(メディコム・トイ)〉とのコラボレーションとなるBE@RBRICK(ベアブリック)も、東京発のファッションブランドらしい。いずれも〈PEACE PIECE〉や〈フラグメントデザイン〉のロゴが絶妙な位置に配置されており、蒐集欲が刺激されてしまう。この「本当に使うかは別にして集めたくなってしまう」モノ作りは藤原ヒロシ氏のクリエイションの特徴であることは多くの方に共感いただけるかと思うが、これまで同氏が展開してきたブランドやショップと同じように〈PEACE PIECE〉にも欲しい!と感じるモノが非常に多い。各アイテムの価格やサイズなどの詳細が一切不明な状態であるにもかかわらず物欲を刺激される…モノにあふれる今の時代において、これは凄いことだ。
2023年も藤原ヒロシ氏が台風の目になりそう
恐らく数千円程度の価格に収まるアイテムもあるはずだが、どんなアイテムにでも細やかな心で巧みにデザインを完成させ、最適なブランディングを行う藤原ヒロシ氏の超ハイレベルな経験とスキルに脱帽してしまう。かつて南青山にあったプール跡をそのまま活かしながら唯一無二のユニークなショップに生まれ変わらせた「the POOL aoyama」や、銀座の地でコンビニを模した逆転の発想から大きな話題を集めた「THE CONVENI」でも藤原ヒロシ氏の柔軟な発想力とプロデューススキルを全面に感じることができた。2022年が間もなく終わろうとしているタイミングでローンチされた〈PEACE PIECE〉が今後どんな成長を遂げるのか、どの程度継続的にブランドとして活動するのか、そして今後どんなアイテムがプラスされていくのかなど、ワクワクさせられるポイントは非常に多い。もちろん〈フラグメントデザイン〉としての活動も活発に行われるはずなので、藤原ヒロシ氏のファンとしては楽しみが2倍になった気分。2023年もやはりストリートのゴッドファーザーが台風の目になりそうだ。
ITEM CREDIT
- PEACE PIECE:1st Collection