江口寿史の個展「NO MANNER」がカイカイキキギャラリーにて開催
女性を美しく描くことを極めた江口寿史氏が作る「スーパーフラット」の真骨頂を体感できる貴重な機会。
満を持して「カイカイキキギャラリー」で初の個展を開催
1977年に「週刊少年ジャンプ」で漫画家デビューを果たし、「ストップ!!ひばりくん!」や「すすめ!!パイレーツ」「エイジ」「キャラ者」といった個性的な漫画で多くのファンを獲得した江口寿史氏。1980年代からはイラストレーターとして様々な企業とのタイアップ企画やレコードジャケットなども数多く手掛け、独特のフラットな作風で女性を美しく描く第一人者となったことはファンであればご存じだろう。「step」や「RECORD」、「彼女」などの画集は男女問わず非常に高い人気を持っており、日本のアートシーンに与えた影響は計り知れない。
そんな江口寿史氏の個展が日本を代表するアーティスト、村上隆氏が手掛ける「カイカイキキギャラリー」にて初めて開催される。
そんな江口寿史氏の個展が日本を代表するアーティスト、村上隆氏が手掛ける「カイカイキキギャラリー」にて初めて開催される。
2023年1月17日(火)よりスタートする江口寿史氏の個展「NO MANNER」では、新作となるペインティング作品15点を出展。いずれも江口氏の原画を元に「カイカイキキ」の工房で制作を行い、江口氏の重ねてのチェックを経て完成した作品群が並ぶという。
現代美術的作法を取り入れたペインティング作品も
先に述べたように江口氏のキャリアは漫画から始まったのだが、絵自体の評価が非常に高いことからイラストレーター、そしてアーティストとしてのキャリアが(恐らくキャリア初期の江口氏ご本人が想像する以上に)広がっていった。画集をきっかけに美術館などでの巡回展が行われてきたことも他の漫画家やイラストレーターとは異なる出来事と言えるだろう。過去に発表した画集「KING OF POP」では2015年~2017年までに8回、「彼女」展を2018年から金沢健の「21世紀美術館」を含めて計8回ものツアーが行われてきた。アートが一般層に浸透しにくいと言われる日本で巡回形式で展覧会が行われていることからも、江口氏のアート/イラストがいかに親しまれていることが分かる。
そして1月17日(火)よりスタートする「NO MANNER」では、新たに現代美術的作法を取り入れたペインティング作品が発表される。「カイカイキキギャラリー」は本個展の開催にあたり「現代美術的作法とは一体どんなものなのかを読み解くことも本展の白眉な箇所と言えるかもしれません。業界を横断可能な作家本人による絵の実力と、関わる人間達からの信認を得られるのか否かの査定そのものが、芸術とは何かを問うこととなる挑戦と言えましょう」とコメント。長いキャリアを持つ江口氏の新しい側面を体験できることを示唆している。
村上隆氏が2000年より20年以上の長きに渡り提唱している「スーパーフラット」という作風の真骨頂とも共鳴する江口寿史氏の個展「NO MANNER」は2023年1月17日(火)~2月7日(火)の期間で東京都港区元麻布の「カイカイキキギャラリー」にて開催。開廊時間は火曜日から土曜日で、時間は11:00~19:00となる(閉廊日は日、月、祝)。詳しくは「カイカイキキギャラリー公式サイト」にてチェックしてみよう。
村上隆氏が2000年より20年以上の長きに渡り提唱している「スーパーフラット」という作風の真骨頂とも共鳴する江口寿史氏の個展「NO MANNER」は2023年1月17日(火)~2月7日(火)の期間で東京都港区元麻布の「カイカイキキギャラリー」にて開催。開廊時間は火曜日から土曜日で、時間は11:00~19:00となる(閉廊日は日、月、祝)。詳しくは「カイカイキキギャラリー公式サイト」にてチェックしてみよう。