UNDERCOVER と fragment design のコラボレーションがパリコレでお披露目
テクノ・ハウスシーンの名盤からインスパイアされたチェスボード柄のロングコートなど、〈UNDERCOVER〉と〈fragment design〉らしいデザインが登場。
どうやら秘密裏にコラボレーションアイテムを製作していた模様
パリファッションウィーク期間中の3月1日（水）に行われた〈UNDERCOVER（アンダーカバー）〉の2023年秋冬コレクションのランウェイにて、〈fragment design（フラグメントデザイン）〉とのコラボレーションアイテムがお披露目された。
ファッション好きには説明不要かと思うが、〈アンダーカバー〉の高橋盾氏と〈フラグメントデザイン〉の藤原ヒロシ氏は激動の90年代から日本のファッションシーンを盛り上げてきた旧知の仲。裏原宿ムーブメントを作り上げた張本人であり、かつて同地にあった「NOWHERE（ノーウェア）」はここ日本でもっとも伝説的なショップのひとつだ。
3月1日（水）のパリコレクションで〈アンダーカバー〉が発表した2023年秋冬最新コレクションは、ドイツ・ベルリン出身のミュージシャンであるManuel Göttsching（マニュエル・ゲッチング）が1984年にリリースされた名盤「E2-E4」からインスパイアされたデザインとなった。「E2-E4」はリリースされた当時は酷評されたものの、1980年代後半にDJたちをメインに再評価され、それ以降テクノ・ハウスの始祖的名盤として現在でも多くのアーティストからリスペクトされている。従って、〈アンダーカバー〉の2023年秋冬コレクションは、音楽からの影響をファッションデザインに落とし込むことを誰よりも得意とする高橋盾氏ならではの世界観を表現したものと言っていいだろう。
3月1日（水）のパリコレクションで〈アンダーカバー〉が発表した2023年秋冬最新コレクションは、ドイツ・ベルリン出身のミュージシャンであるManuel Göttsching（マニュエル・ゲッチング）が1984年にリリースされた名盤「E2-E4」からインスパイアされたデザインとなった。「E2-E4」はリリースされた当時は酷評されたものの、1980年代後半にDJたちをメインに再評価され、それ以降テクノ・ハウスの始祖的名盤として現在でも多くのアーティストからリスペクトされている。従って、〈アンダーカバー〉の2023年秋冬コレクションは、音楽からの影響をファッションデザインに落とし込むことを誰よりも得意とする高橋盾氏ならではの世界観を表現したものと言っていいだろう。
ランウェイを闊歩するモデルたちが着るチェスボード柄のオーバーサイズコートは、「E2-E4」のレコードジャケットを再現したもの。チェスボード柄やチェッカーフラッグ柄はロックやロカビリーを直接的に思い起こさせるパターンだが、テクノ・ハウスシーンの名盤から刺激を受けたデザインというところが実に〈アンダーカバー〉らしい。
「WE ENJOY OURSELVES」のメッセージに両者の洋服作りにおける率直な思いが表れている
チェスボード柄のオーバーコートとショート丈のジャケットをよく見ると、〈アンダーカバー〉の「U」ロゴと〈フラグメントデザイン〉の稲妻アイコンが盤上の駒のように配置されており、さり気なく両ブランドのコラボレーションであることを主張。また、背面に「UNDERCOVER & FRGMT WE ENJOY OURSELVES」というメッセージがプリントされたコートも登場している。
数十年来の友人関係を持つ高橋盾氏と藤原ヒロシ氏はこれまでも何度かコラボレーションを果たしてきたが、ランウェイでお披露目されたウェアがすべてなのか、その他にも登場するのかは現時点では明らかにされていない。しかし、国内外に数え切れないほどのコアなファンを抱える両者のタッグは、例え何が発売されても非常に注目度が高いことは言うまでもないだろう。
ちなみにショーの会場には藤原ヒロシ氏本人も駆けつけ、コラボレーションのコートを着用している。ストリートのゴッドファーザーと反骨精神を決してなくさない稀代のデザイナーのタッグは、ただそれだけでワクワクできる。今後も両ブランドの動きから目を離せない。
ちなみにショーの会場には藤原ヒロシ氏本人も駆けつけ、コラボレーションのコートを着用している。ストリートのゴッドファーザーと反骨精神を決してなくさない稀代のデザイナーのタッグは、ただそれだけでワクワクできる。今後も両ブランドの動きから目を離せない。
