REIGNING CHAMP × MODERNICA – ミッドセンチュリーの精神が息づくチェアをローンチ
チャールズ・イームズが生み出した名品を、オールブラックのカラーウェイと贅沢なレザー使いで〈REIGNING CHAMP〉がアレンジ。
ミッドセンチュリーの名品をラグジュアリーにアップデート
〈REIGNING CHAMP（レイニング チャンプ）〉と〈MODERNICA（モダニカ）〉が2度目となるコラボレーション。3月31日（金）にアームシェルチェアとサイドシェルチェアの2型を発売する。
〈レイニング チャンプ〉は2007年にカナダ・バンクーバーにて設立。「ディテールを尊重しシンプルさを極める」というコンセプトのもとにオリジナルのプレミアムアスレティックウェアを製作し、本国やアメリカはもちろん、ヨーロッパや日本でも独自の地位を確立している。その人気の秘訣は、過度なデザインを一切排除したミニマルでハイセンスなデザインと、オリジナルの生地を一から開発することで実現した高品質かつ快適な着心地。ストリート系ファッションとの相性も良いことからそっち系のブランドと捉えられることもあるが、実際は流行に関係なく上質で高感度なウェアを作るブランドであることも付け加えておきたい。
〈モダニカ〉は Frank Novak（フランク・ノヴァク）と Jay Novak（ジェイ・ノヴァク）によって1989年に設立。Charles Eames（チャールズ・イームズ）が生み出した伝説的なシェルチェアをはじめとする1950～80年代のデザイナー家具や小物を復刻させ、ミッドセンチュリー時代のモノ作りの精神を受け継ぐ数少ない企業として知られている。1950～82年にかけてシェルチェアを製造していた Zenith Plastics（ゼニス・プラスチックス）の設備を使い、金型や原料なども50年代当時のオリジナルを用いて製造される家具は、熱心なファニチャー好きを魅了。特に2000年に復刻したグラスファイバー製のシェルチェアは現在でもコレクターアイテムとしても重宝されている。
両ブランドの2度目のコラボレーションとなる本アイテムは、〈モダニカ〉の定番アイテムでもあるアームシェルチェアとサイドシェルチェアの2型をベースにした特別モデル。グラスファイバー製のチェアに上質なフルグレインアニリンレザーを総貼りするというアップデートが施されており、従来のシェルチェアにはなかった高級感を与えている。
クラシックなシェルチェアに格別のモード感をプラス
〈モダニカ〉はほとんど失われる寸前だった高圧ファイバーグラス成形の技術をオリジナルに忠実に復活させ、それ以来アメリカ・ロサンゼルスの広大なファクトリーにてひとつひとつを職人がハンドメイドで製作するスタイルを変えていない。コストダウンを図り、アジアに生産拠点を移すアメリカンメーカーが数え切れないほど存在することはご存じの通りだ。そういった企業とは対照的に、今でも過去に存在した知見や設備、機械を受け継ぎ、現地にて完全に設計・生産することが〈モダニカ〉のブランドに比類のない価値を与えている。
〈レイニング チャンプ〉との美しいコラボレーションモデルをもう一度じっくりと眺めてみよう。オールブラックの精悍なカラーウェイと贅沢なレザー使いがクラシックなシェルチェアに格別のモード感をプラスしている。この精悍なルックスと他者を寄せ付けない冷徹なオーラは、ファニチャー好きはもちろん、ファッション好きの琴線にも触れるに違いない。
ただ置いておくだけで空間を引き締めるように静かな存在感を放つ2つのチェアは、〈レイニング チャンプ〉の直営店および「EDIFICE（エディフィス）」新宿店などで展開予定。価格は本稿執筆時点では公表されていない。さらなる情報が発表される可能性があるので、気になる方は「レイニング チャンプ 公式サイト」をこまめにチェックしよう。
ただ置いておくだけで空間を引き締めるように静かな存在感を放つ2つのチェアは、〈レイニング チャンプ〉の直営店および「EDIFICE（エディフィス）」新宿店などで展開予定。価格は本稿執筆時点では公表されていない。さらなる情報が発表される可能性があるので、気になる方は「レイニング チャンプ 公式サイト」をこまめにチェックしよう。
ITEM CREDIT
- REIGNING CHAMP × MODERNICA：Arm Shell Chair / Side Shell Chair
