1930年代の新聞配達用バッグを原型にした T.T のレザーニュースボーイバッグ
オーストリア・ウィーン発のバッグブランドである〈SAGAN Vienna〉が監修
髙橋大雅氏の蒐集物から着想を得て新たに制作
〈T.T(ティーティー)〉が1930年代の新聞配達用バッグから着想を得た新作、Leather News Boy Bag(レザーニュースボーイバッグ)が12月19日(火)にローンチされた。
オーストリア・ウィーン発のバッグブランドである〈SAGAN Vienna(サガン・ヴィエンナ)〉が監修を務めるこのバッグは、京都に位置する総合芸術空間 T.Tの2周年を記念して製作されたもの。ベースとなったのはカリフォルニアで発見された1930年代の新聞配達用バッグで、当時は配達員の子どもたちが使用していたという。同ブランドの創業者であり、2022年4月9日(土)に致死性不整脈のため27歳の若さで急逝された髙橋大雅氏の蒐集物から着想を得て新たに制作された。
当時の原型を活かしながらモダンにアップデート
注目すべきは、今から80年近く前に使われていたバッグを原型としながら古臭さを感じないルックスに仕上げられていること。「新聞を運ぶ」というただひとつの目的のためだけに作られた当時のバッグの良さはそのままに、現代でも違和感なく使用できるよう細部がアップデートされている。幅広のショルダーハンドルと広いマチは肩への負担を軽減する効果があるため当時の作りのままとしながら、ショルダーハンドルの長さを短く調整し、ボディバッグのように再構築。肩掛けも手持ちもできる2Way仕様にアップデートされている点が最大のアレンジと言っていいだろう。
また、ショルダーハンドルのステッチをあえてランダムな感覚で入れることで無骨な作りを表現。ヴィンテージに見られるリベット留めによるディテールや、縫製などの仕様も忠実に再現されている。
〈T.T〉のレザーニュースボーイバッグは2サイズ展開で登場。故髙橋大雅氏のレガシーのひとつでもあるタイムレスなバッグは、テイストを問わず様々な服装に溶け込んでくれそうだ。
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