Supreme が40年以上にわたってカルト的な人気を持つ米バンド Melvins とコラボレーション
シアトルのグランジロックに多大な影響を与えた伝説のバンド Melvins と〈Supreme〉がコラボレーション
ロック好きにはたまらない、退廃の気配が漂うデザイン
〈Supreme(シュプリーム)〉がアメリカの伝説的なカルトバンド Melvins(メルヴィンズ)とのコラボレーションコレクションを5月11日(土)にローンチする。
Melvins(メルヴィンズ)は、1983年にアメリカ・ワシントン州モンテサーノで当時高校生だったバズ・オズボーン、マット・ルーキン、マイク・ディラード(直後にデイル・クローバーと交代)によって結成されたアメリカのロックバンド。結成当初はBlack Sabbath(ブラック・サバス)やJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)、KISS(キッス)の影響を残した高速ハードコア・パンクを演奏していたものの、1987年のデビューアルバム『Gluey Porch Treatments(グルーイ ポーチ トリートメント)』から1991年の『Bullhead(ブルヘッド)』発表にかけて、ドローンやノイズ、ロックに対する独自のサウンドを確立。メルヴィンズは1980年代後半に沸き起こったシアトルのグランジムーブメントの先駆け的存在であり、NIRVANA(ニルヴァーナ)やMudhoney(マッドハニー)、Soundgarden(サウンドガーデン)などのグランジ系バンドに多大な影響を与えたことで知られている。
今回実現した〈シュプリーム〉とのコレクションでは、初期のアートワークを用いたフーディー、BDUジャケット、半袖ポロシャツ、Tシャツ、6パネルキャップがラインナップ。いずれもロックテイストを感じる逸品に仕上げられた。それでは、さっそく退廃の気配が漂うLOOKと商品画像をチェックしてみよう。
世代を超えてリスペクトされ続ける〈シュプリーム〉とメルヴィンズが共鳴
メルヴィンズが時代を超えてユニークな存在であり続けている理由のひとつが、40年以上の活動歴があるにもかかわらずカルト的なバンドであることだ。1993年にアトランティックとメジャーレーベル契約を結び、『Houdini(フーディーニ)』、『Stoner Witch(ストーナーウィッチ)』、『Stag(スタッグ)』という3枚のアルバムをリリースするも、1996年に契約解除。それ以降もメジャー的な大ヒットには恵まれなかったものの、30枚以上のフルアルバムを発表してきた。元ニルヴァーナのベーシストであるKrist Novoselic(クリス・ノヴォセリック)は、「80年代後半のシアトルのバンドは皆、テンポを落としてぬるぬるしたリフを演奏していたバンド、メルヴィンズに多少の恩義がある」と語っている。
ロック、パンク、メタル、アンビエント、ジャズ、カントリー、インダストリアル、エレクトロニックなど、ジャンルを超えた新しいスタイルやアイデアを常に取り入れながらサウンドの可能性を広げてきたメルヴィンズは、何世代ものアーティストに強烈な影響を与えてきた。そして、もちろん〈シュプリーム〉も世代を超えてストリートのキッズやファッションアディクト、ヨーロッパのハイブランドに至るまで多大な影響を与え続けている。時代を超えた影響力と変わらぬ反骨精神を持つ両者がタッグを組むのは、ごく自然な結果と言えるだろう。
〈シュプリーム〉× メルヴィンズのコラボレーションコレクションは、先に述べたように5月11日(土)に発売開始。心にロックを宿すファッション好きはお見逃しなく。
〈シュプリーム〉× メルヴィンズのコラボレーションコレクションは、先に述べたように5月11日(土)に発売開始。心にロックを宿すファッション好きはお見逃しなく。
ITEM CREDIT
- Supreme x Melvins:Collaboration Collection