
都会でもデイリーに着られる 1950年代の Royal Hawaiian 製ヴィンテージハワイアンシャツ
落ち着いた色使いで都会でもデイリーに着られる〈Royal Hawaiian〉製ヴィンテージハワイアンシャツを発見
南国のトロピカルな美しさを感じながら、都会でも着られるハワイアンシャツ
ハワイアンシャツの魅力に初めて気づいたのは、5年以上前に生まれて初めてハワイ旅行に行くための準備をしている時だった。せっかく世界有数のリゾート地に行くのだから、現地で着られるハワイアンシャツを一着くらいは持っていこうと思い、お店やネットで探し回ったのだ。それまでハワイアンシャツに持っていた印象は、とにかく夏(とハワイ)が大好きな人が着るための服。あまりオシャレには見えなくて、自分のキャラを考えてもちょっと違うかな…と思い込んでいた。しかし、色々なデザインのハワイアンシャツを目にし、実際に手で触れ、さらに旅先のオアフ島を歩き回っていると、ハワイアンシャツが単なる服ではなく、ハワイという島の精神性を宿した神聖なものであると気付かされた。もちろん、シャツによって大きく色や柄が異なるという高いデザイン性と、アーティスティックな一面を知ることができたことも、ハワイアンシャツに対して大きく印象が変わった理由だ。
そして、ハワイアンシャツを熱心に探していた時に知ったのが〈Royal Hawaiian(ロイヤル ハワイアン)〉というブランドだった。〈ロイヤル ハワイアン〉は〈Royal Hawaiian Manufacturing(ロイヤル ハワイアン マニュファクチャリング)〉社でマックス・ルイスが1937年に設立した由緒あるブランド。従業員わずか12人、ミシンは8台という小規模ブランドとしてスタートするも、2年後には従業員80~85人、ミシン60台の規模まで成長。ダイヤモンドヘッドやヤシの木、サーフボード、ウクレレ、ワイキキビーチ、自然界に生きる動物といった伝統的なハワイ柄をウォッシャブル・クレープ(壁縮緬)で制作し、ハワイアンシャツを広く普及させることに貢献している。
本稿でセレクトしたハワイアンシャツは、1950年代に制作されたヴィンテージモデル。ワイキキビーチの日常的な光景を色彩豊かにデザインしながら、ブラックカラーの面積が大きいため、都会的なデイリーウェアとしても着やすい一着だ。まずは以下フォトギャラリーからディテールをチェックしてみよう。



















リアルヴィンテージならではの風合いも魅力
よく見ると染みなどの軽微な汚れも見られるが、今から約70年前に作られたシャツとは思えないほど素晴らしいコンディション。着用していて気になることはないだろう。ハワイアンシャツはどんな色と柄を使っているかによって大きく見た目の印象を変えるのだが、このシャツは海をブルーではなくブラックで描いている点が最大の特徴。それによってトロピカルすぎる印象がなく、都会で着用しやすいことも大きな魅力だ。
とはいえ、現代のファッションブランドが作るモノとは違い、こちらは本物のハワイアンシャツ。砂浜のブラウン、色鮮やかなヤシの木、上空を優雅に飛ぶ鳥たち。ハワイの日常的な光景を描画したようなリアルさと、ヴィンテージならではの風合いに惹かれる。また、袋襟、縮緬生地、ココナッツボタンといったディテールと、日本人でも程よくオーバーサイズで着られるサイズ感も見逃せないポイントだ。
とはいえ、現代のファッションブランドが作るモノとは違い、こちらは本物のハワイアンシャツ。砂浜のブラウン、色鮮やかなヤシの木、上空を優雅に飛ぶ鳥たち。ハワイの日常的な光景を描画したようなリアルさと、ヴィンテージならではの風合いに惹かれる。また、袋襟、縮緬生地、ココナッツボタンといったディテールと、日本人でも程よくオーバーサイズで着られるサイズ感も見逃せないポイントだ。
〈ロイヤル ハワイアン〉の1950年代に作られたハワイアンシャツはACORN BUY & SELL VINTAGE 公式オンラインサイトにて販売中。価格は12万1,000円となる。
ITEM CREDIT
- Royal Hawaiian:1950’s Hawaiian Shirt Vintage