魅惑のへヴィーオンス・ワールドへようこそ – ネイキッド&フェイマス 32ozジーンズ
へヴィーオンスデニムのパイオニア、ネイキッド&フェイマスが作る32ozのジーンズ。通常の3倍もの重さがあるスーパーへヴィーオンスデニムの魔界のような世界を紹介する。
業界の常識を打ち破るスーパーへヴィーウェイトデニム
スタンダードなリーバイス501XXが13oz前後であることを考えると、32ozは異常な重さだ。数年前から世界的に盛り上がりを見せたへヴィーオンスデニムは20oz前後がひとつのボーダーライン。今でこそ20ozのジーンズは珍しくなくなっているものの、実際に穿くと当然のことながら重さと分厚さを強く感じる。
NAKED & FAMOUS(ネイキッド&フェイマス)は常に新しい生地やデザインを提案する先進的なデニムブランドとして認知されており、これまでも数多くの革新的なジーンズを生み出してきた。しかし、32ozのジーンズはある意味で前述したボーダーラインを軽々と超えるへヴィーさだ。実際に穿いたことがある人となると、世界的に見てもまだほとんどいないのが現状だと思う。本日はネイキッド&フェイマスがインスタグラムで公開している「Before after」画像と共に、32ozジーンズの経年変化を紹介しよう。
超が付くほど生産性が悪くても作ってしまうのがネイキッド&フェイマス
Super Heavyweight 32oz Indigo Selvedgeは、デニムの聖地、岡山でヴィンテージのシャトル織機で織られたデニムを使用。先に述べたように通常のデニムの約3倍もの重さがあるため、生産は想像を絶する。太いカーペットやヨットの帆を作るのに使用されるものと同じサイズの1×0.5の太さの糸を使用しているため、ジーンズとして縫製するには1日に2組作るために3人の縫製業者が必要という。
ただでさえ生産効率が悪い旧式力織機で織られたデニムのうえ、へヴィーウェイトデニムならではの苦労が垣間見える。他のデニムブランドが30ozを超えるへヴィーウェイトデニムを製作しない(またはできない)のは、生産性があまりに悪いこともあるだろう。量産できないほど値段が跳ね上がるのは当然のこと。高ければ高いほど売れなくなるのもまた当然だからだ。しかし、そこで諦めずにブレイクスルーしてしまうのがネイキッド&フェイマス。事実、Super Heavyweight 32oz Indigo Selvedgeを発売した当時は世界でもっともへヴィーなジーンズだった。
ただでさえ生産効率が悪い旧式力織機で織られたデニムのうえ、へヴィーウェイトデニムならではの苦労が垣間見える。他のデニムブランドが30ozを超えるへヴィーウェイトデニムを製作しない(またはできない)のは、生産性があまりに悪いこともあるだろう。量産できないほど値段が跳ね上がるのは当然のこと。高ければ高いほど売れなくなるのもまた当然だからだ。しかし、そこで諦めずにブレイクスルーしてしまうのがネイキッド&フェイマス。事実、Super Heavyweight 32oz Indigo Selvedgeを発売した当時は世界でもっともへヴィーなジーンズだった。
へヴィーオンスでしか決して味わえない世界がここにある
ネイキッド&フェイマスのオーナー、Brandon Svarc氏はこの32ozジーンズについて「穿き心地が不快であることとを保証する」と冗談を言っている。もちろんこれは大げさでもなんでもなく、例え気温の低い真冬に穿いても不快さを感じるはずだ。もし真夏に穿いたら脱水症状になるかもしれない。もっとも、その前に脚を通しただけで嫌になるだろう。
ただ、経年変化という点ではまさに唯一無二の感動と驚きを味わえる。規格外のへヴィーオンスだけが出すことができるヒゲやアタリ、ハチノス、そして全体で醸し出す立体的でコントラストの強い色落ちは通常のデニムでは決して味わえない。邪道と取るか、好奇心を目一杯刺激されるかはその人次第。
「段ボールを穿いているよう」と形容される世界でもっともへヴィーなジーンズのひとつであるSuper Heavyweight 32oz Indigo Selvedge。あなたは穿いてみたくなっただろうか?
「段ボールを穿いているよう」と形容される世界でもっともへヴィーなジーンズのひとつであるSuper Heavyweight 32oz Indigo Selvedge。あなたは穿いてみたくなっただろうか?
ITEM CREDIT
- NAKED & FAMOUS:Super Heavyweight 32oz Indigo Selvedge
- Available now:TATE & YOKO