Patchwork love! Junya Watanabe MAN

大人も気負わず着れるジュンヤ・ワタナベ・マンのパッチワークジャケット

パッチワークがペタペタ貼られた洋服は心がホッコリする。この独特の味わい、女子だけのものにしておくにはもったいない!


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : FARFETCH

子供時代の思い出が甦る、どこかノスタルジックなパッチワークという存在

男性でパッチワーク着用経験が高いのは次男坊だと思う。新品の洋服を買ってもらえず、兄のおさがりを着せられた思い出はないだろうか?私は次男坊なので、小さい時はお下がりの洋服を着る機会が多かった。もちろん、気持ち的には嬉しくはない。長男とは扱いが違わないかい…と口に出したこともあったと思う。もちろんまともに聞いてもらえなかったけれど。
また、祖父と祖母の家に行くと継ぎ接ぎをした羽織り物(あれはちゃんちゃんこだっただろうか)があって、真冬の寒い季節は家の中で着ていた思い出もある。あれも広義ではパッチワークの一種だろう。
そもそもパッチワークには補修をして長く着るという間に合わせの機能性が根底にあり、我々日本人にとっては子供の頃から親しみのある存在だ。でも、前述のようにお下がりの経験やおじいちゃん、おばあちゃんが着るモノというイメージも多少あるため、パッチワークのデザインを大人になってから自ら進んで着ることに心理的な抵抗がある人もいるのではないだろうか。また、男がカッコ良く着こなす方法がよく分からない…という人もいるかもしれない。
その問いに対する答えはただひとつ。落ち着いた柄を選ぶこと。以上!


白ベースのクラシカルな2ボタンジャケットなら、パッチワークもカジュアルになり過ぎずにまとめられる。

背面のパッチワークも絶妙なバランスだ。さすがジュンヤ様!

大人が気負わずに着用できるパッチワークジャケット

Junya Watanabe MAN(ジュンヤ・ワタナベ・マン)のパッチワークジャケットは落ち着いた白ベースのクラシカルな2ボタンタイプなので、気負うことなく着用できそうだ。クラシックラペルとラウンドヘムが最先端のファッションというよりは昔ながらのディテールで、どこかホッとする。ラペルやショルダー、肘部分などランダムに入るパッチワークも必要以上に派手な色ではなく、主張し過ぎないバランスで落ち着いている。
パッチワーク系で色や柄が派手すぎると一気に子供っぽくなってしまうので、年齢的にもキャラ的にも似合う人が限られてしまうのに対し、ジュンヤ・ワタナベ・マンのジャケットはクラフト感がしっかりありながらやっぱりモードの空気が漂っているから不思議だ。


ボディはコットン100%。パッチワーク部分の一部にリネンと亜麻素材が使われる。肩周りはタイトめだが、身幅はゆとりがあるため「頑張って着ている感」がないのもポイント。

よく見ると手作業で刺し子をしている箇所も。当然ながら、ジュンヤ・ワタナベ・マンのパッチワークジャケットは一点ずつ手作業でパッチワークが縫われる。

今ならセールで大幅割引中!パッチワーク好きよ、急げ!

パッチワーク自体を着る男性が少数派なので、ファッションで自己主張をしたい方にもおすすめだ。というか、こんなに雰囲気たっぷりのパッチワークを女子だけにまかせておくのはもったいない!他とはひと味違う大人のパッチワーク、試してみてはいかがだろうか。今なら大幅割引のセール価格で購入できる。
パッチワークに興味があれば、KAPITAL(キャピタル)のBOROジャケットも要チェック。

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