90's taste for adults Instapump Fury beige

大人が履いてこそカッコいい、ベージュカラーのリーボック・インスタポンプフューリー

あえてド派手カラーを選ばないのが大人の余裕?アラフォー世代以上に猛プッシュしたいミニマルなインスタポンプフューリー


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : Reebok

大人のためのインスタポンプフューリーを発見!

未来的で尖ったデザインが若者を中心に絶大な支持を集める〈Reebok(リーボック)〉インスタポンプフューリー。1994年の誕生以来、オリジナリティあふれる独創的なデザインでスニーカー業界にショックを与えてきた傑作アイテムだ。人気モデルゆえ豊富なカラーバリエーションを揃えているが、特に人気が高く一世を風靡したブラック×ハイパーグリーン×リーボックレッドは今見ても新鮮さが衰えない。一説によると、一時期は「インスタポンプフューリーを履いていると若い女子受けがハンパない」という噂も飛び交っていたとか…。
そんな都市伝説(?)に翻弄されて思わず買ってしまったLIVE IN RUGGED読者もいらっしゃるかもしれないが、ブラック×ハイパーグリーン×リーボックレッドというエキセントリックなカラーリングのイメージが強く、ベースデザインも独創的なモデルなので、そもそも若者のためのスニーカーという先入観をお持ちの方も多いのではないだろうか。もしそんな気持ちをお持ちであれば、本日紹介するインスタポンプフューリーで一度フラットな印象にリセットしていただこう。ご覧の通り大人っぽいカラーのユーティリティベージュ×ホワイトであれば、アラフォーどころかアラフィフが履いても違和感がないはず。尖ったデザインを若者があまり選ばない落ち着いたカラーで楽しんでこそ大人の余裕。これまでインスタポンプフューリーを敬遠してきた大人の方にこそ、このスニーカーの底力を感じていただきたい。


奇抜な印象が強いインスタポンプフューリーもベージュ系であればご覧の通り大人っぽさすら漂う。

色が違ってもトーンを揃えているのが大人っぽさを感じる秘訣。エネルギーが有り余っている若者は(恐らく)選ばないであろうカラーリングである。

尖ったデザインをあえて落ち着いたカラーで楽しむ

ポイントはインスタポンプフューリーらしい尖ったデザインなのに色味が落ち着いていること。これは他ブランド、例えば〈Nike(ナイキ)〉の人気モデルであるDunkやAir Jordan系にも言えることだが、主張の強いカラーよりもペールトーンを選ぶと必然的に大人っぽさがグッと増す。インスタポンプフューリーの場合は派手なカラーリングが多いパブリックイメージを逆手に取り、ユーティリティベージュ×ホワイトという地味めのカラーこそが大人にはおすすめなのだ。とはいえ当然デザインはいつものインスタポンプフューリーなので、最大の売りである先鋭的なデザインも楽しむことができる。
ユーティリティベージュ×ホワイトのインスタポンプフューリーは、スエードトウキャップを配したバリスティックナイロンアッパーを装備。強度と耐久性に優れたバリスティックナイロンは日常使いはもちろん、登山のようなアクティブな活動時でも足元を強く守ってくれる。もちろんシューレースを使用せずにフィット感と軽快さを実現したポンプテクノロジーは他のカラーと同様の機能性をもたらしてくれる。強いて注意点を挙げるとすれば、強度の強い素材であるバリスティックナイロンを使っているため、足首周りがやや硬めに感じるというレビューがいくつかあること。履きこむうちに足に馴染み気にならなくなる可能性も高いけれど、気になる方は可能であれば店頭で試着のうえ、いつもより0.5cmサイズアップすることも試すと良い。いずれにせよ、これ以上ないほど落ち着いたカラーなのにミルスペックにも通じる強靭なバリスティックナイロンを使っている点も、男目線で見るとグッとくる。


テクスチャー感のあるバリスティックナイロンを使ったアッパー。ベージュとホワイトの上品なコントラストが美しい。

特徴的なソールもベージュとホワイトで統一し、アッパーとトーンをしっかり揃えている。

若者だけに履かせておくのはもったいない!
大人はシンプル&ミニマルなベージュカラーで差別化を図ろう

94年の誕生以来ストリートを席巻してきた〈リーボック〉インスタポンプフューリー。ユーティリティベージュ×ホワイトであればストリート系はもちろん、ジャケットやシャツがメインの大人っぽいコーディネートにもすっと溶け込んでくれるはず。未来的なデザインを大人っぽく楽しめるこのカラーリングは、インスタポンプフューリーを若者のためのスニーカーと感じている大人の男性にこそ似合うモデルだ。
大人が履ける未来的なスニーカーとして、〈ナイキ〉コズミック ユニティもぜひご一読を。