The most sustainable basketball shoe ever

ナイキ史上もっともサステナブルなバスケットボールシューズが誕生

〈ナイキ〉のサステナビリティ戦略の理念が取り入れられ、25%以上をリサイクル素材にしたバスケットボールシューズがリリースされる。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : WWD JAPAN

スニーカー業界の常識をブレイクスルーさせるモデルになる?

地球環境に配慮するサステナビリティがファッション業界やスポーツ業界にも急速に広まりつつある。「MOVE TO ZERO」というサステナビリティ戦略でCO2と廃棄物の排出量ゼロを目指す取り組みを既に進めている〈NIKE(ナイキ)〉が、ブランド初の環境配慮型パフォーマンスシューズ、Cosmic Unity(コズミック ユニティ)を発表した。
プロのアスリートやスポーツを愛するすべてのプレイヤーに向けたシューズを開発する〈ナイキ〉にとって、サステナブルという課題を達成するのは簡単ではなかったようだ。競技用のシューズにリサイクル素材を代用するとスペックが落ちる問題があり、省エネ化などが難しかったという。しかし「JUST DO IT」がテーマの〈ナイキ〉はこの難しい問題を解決。トライアンドエラーを繰り返しながら設計から見直すことで、性能を維持しつつ重量換算で25%以上リサイクル素材を用いる新型スニーカーを完成させた。
コズミック ユニティは足底部材や履き口の裏地や中敷き、表面の素材、シュータン、シューレースの一部にリサイクル素材を配合し、足底部材のつなぎに用いる素材を不要にする工夫が施されている。まずはクールなルックスを確認してみよう。


有機的な曲線を描くアッパーとソール。こちらは「グリーン グロウ」というカラーネーム。

ブルー、ライトグリーン、オレンジのカラーリングが爽やかでスポーティーな「アマルガム」。コズミック ユニティの中でもっとも明るいカラー。


グレーとホワイトが基調の「スペース ヒッピー」。

プレイ中のショット。アッパーとミッドソールのコントラストが美しい。

執念すら感じるナイキのサステナビリティへのこだわり

コズミック ユニティはこれまでの〈ナイキ〉のデザインの系譜上にあるものの、有機的な曲線を描くミッドソールなどがどことなく未来的だ。クモの巣のような編み目状のアッパーにはリサイクル可能なケーブル糸が使われており、足の動きに合わせて快適なサポート性を確保。そのうえで廃棄物の削減、部位ごとのフィット調整、通気性を実現したという。また、重量増の最大の要因であるゴム自体も改良を加えることで、シューズ全体をより軽量化させることに成功している。
また、これまでライフスタイル向け製品にのみ用いられていた〈ナイキ〉独自のミッドソール、ナイキ クレーター フォームもこのシューズのためにアップデート。軽量で柔らかい素材であるナイキ クレーター フォームをやや固めにすることで、バスケットボールのように激しい動きをするスポーツでも問題なく着用できる機能性を作り上げた。ナイキ クレーター フォームに10%程度配合されるナイキ グラインド ラバー(生産工程で出る廃棄物を再利用した素材)も、通常とは異なる成形方法でより圧縮することで新しい素材へと生まれ変わらせている。

サステナブルでもカッコ良くて機能的なのがナイキの凄さ

環境に配慮するという目的を達成するためのデザインが徹底されていながら、コズミック ユニティは〈ナイキ〉らしさに溢れるクールなルックスであることも素晴らしい。ダンクやエアジョーダン1のような古き良きデザインとはまったく違うものの、より良い未来を感じさせるデザインには〈ナイキ〉のアイデンティティが詰まっている。
もはやサステナブルを無視した企業活動はあり得ない時代に突入した。価値観自体に変化を求められる今の時代に、もっとも人気の高いスニーカーを作る〈ナイキ〉がいち早く地球環境に配慮したクールなモデルをリリースすることは、ファッション好きにとっても嬉しいニュースだ。
今回紹介したコズミック ユニティはカラーごとに発売日が異なる模様。「グリーン グロウ」は2月26日(土)に、「アマルガム」は3月7日(日)に、「スペース ヒッピー」は3月12日(金)にそれぞれNIKE.COMやNIKEアプリ、一部の専門店にて発売予定とのこと。価格は18,150円(税込)。
いや、俺はやっぱり昔ながらの〈ナイキ〉が好きなんだ!という方は青黒のエアジョーダン1の記事をどうぞ。

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