The finest aging of natural bridle leather

最高のエイジングを楽しめるグレンロイヤルのナチュラルブライドルレザーコレクション

大人気の「すっぴん」シリーズに新アイテムが多数登場。染めるのはあなた自身。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : BRITISH MADE

一糸まとわぬ素っ裸状態のブライドルレザー

英国スコットランドで40年以上もの長きの渡り革小物やバッグを作り続けている〈GLENROYAL(グレンロイヤル)〉。ベジタブルタンニンによる昔ながらの製法で作られるブライドルレザーは、新品時の張りのある美しさと、使い込んで出てくる上質なエイジングが魅力。日本のレザー好きからも強く信頼されているブランドであることは言うまでもないが、いわゆる「一見さん」だけではなく何度もリピートする「太い客」を抱えているように思う。これを書いている筆者も〈グレンロイヤル〉の革小物は財布から手帳カバーなど何度もリピート買いするほど大好きだったりする。〈グレンロイヤル〉にはたくさんの魅力があるが、いわゆる定番モデル以外の新商品開発能力が非常に優れていることもファンを継続的に増やし続けている理由なのではないかと思う。
先日BRITISH MADEに入荷したナチュラルブライドルレザーコレクションもその最たる例だ。通常染色される財布やバッグなどがご覧の通り素っ裸状態(ファンの間では「すっぴんレザー」とも呼ばれているという)。染めというベールをまとわない潔すぎるナチュラルフィニッシュは、使い込むほど強烈にエイジングを重ねていく。
そもそも革を染めるのは色付けするという目的だけではなく、使用時の傷や汚れから革を守る鎧のような役割と、革に元々ついている軽微な傷を目立たなくするコーティングの役割がある。つまり染めないと何もかも丸見えで、粗が目立つということ。それでも財布から小物、大型のバッグに至るまで堂々とナチュラルフィニッシュを用意するところに〈グレンロイヤル〉の品質への絶対的な自信が表れているのではないだろうか。


コンパクトなジップアラウンドスモールウォレット。クレジットカード+アルファ程度の大きさながら、小銭入れにはマチが付き仕切りのある札入れを備えるなど見た目以上の収納力を実現。更に背面外側にもカードポケットを装備することで通勤時などに頻繁に使うICカードも入れられる。

約1.5cmの厚みと手のひらに収まりやすいコンパクトなサイズ感の小銭入れ付マネークリップ。小銭入れを財布の外側に設けることで従来のマネークリップにはない格段の使い勝手を叶えた。〈グレンロイヤル〉の財布の中でもトップクラスの売れ行きを誇るヒットアイテム。


B6 ダイアリーカバーは文房具好きからも愛用されるステーショナリーアイテム。リフィルの表紙と裏表紙を差し込む構造は中身がカバーから外れにくく、留め具はリフィルの厚さに合わせて2段階で調整できる機能性の高さが魅力。オンオフ問わず日常使いできる逸品だ。

〈グレンロイヤル〉を初めて買うユーザーからの人気も高いカードポケット付きキーケース。内側にキーリングを備えたシンプルさとカードポケットを備えた汎用性の高さがロングセラーの秘訣。

クリーンなルックスが徐々に飴色に変化する様子を思う存分楽しめる

ナチュラルブライドルレザーコレクションは昨年登場した新色で、クリーンなルックスと極上のエイジングの両方を味わえるシリーズとして人気を博した。すっぴん状態から徐々に日に焼け、飴色に変化していくブライドルレザー…このコンセプトはレザー好きの心をつかむには充分だ。
今回はその人気に応える形でトートバッグやミニ財布、ダイアリーカバーなどのステーショナリーにまでラインアップを拡大。通常は用意されないレアフィニッシュでもあるので、ストックのあるうちに気になるアイテムをチェックしておこう。


ポケットシューホーン(携帯靴ベラ)があれば、食事の席などで靴を脱いだ際にスマートに活躍してくれる。もちろん味気ないプラスチック製などではなく、LIVE IN RUGGED読者なら上質なレザー製が欲しいところ。靴の脱ぎ履きという行為がどうエイジングしていくのかも興味深い。ちなみに靴べら本体は水牛の角から削り出した一級品。

右が新品で、左が約10年間使用したもの。同じアイテムとは思えないほど強烈に飴色に変化している。使用頻度や条件によって色の変化などはひとつひとつ異なるものの、「自分が使ったらどうなるのか」と思わず妄想してしまう。

あぁ、革が「私をあなた色に染めて」と言っている…

ゼロベースから完全に自分色に染めたい!という生粋の革キチであれば決して見逃せない〈グレンロイヤル〉のナチュラルブライドルレザーコレクション。ストックアウトする前にぜひ自分好みの逸品を探してみてほしい。

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