All we need is black selvedge denim

デニム狂が一本は持つべきフルカウントのインディゴ/ブラックセルヴィッジジーンズ

「365日毎日デニム」を徹底的に守っている筆者こそリアルに欲しい…。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : BLUE OWL

「セルヴィッジデニムしか履けない呪い」に憑りつかれた方へ

1年365日ジーンズを穿く「365daysofraw」を4年以上貫いている筆者でも、たまにはブルージーンズ以外のボトムスを穿きたくなる時もある。とはいえデニム素材以外のボトムスを穿くと違和感しかない体になってしまったような気がするので、もしブルージーンズ以外を履くならブラックジーンズもしくはホワイトジーンズという選択になるだろう(やっぱりデニム…)。
それを分かっていながらブラックデニムをほとんど所有していない(ホワイトデニムはひとつもない)のは、世に出回っているほぼすべてのブラックデニムがセルヴィッジデニムではないからだ。
え?そんなところを気にしているの?と思うだろうか。しかしこの気持ちとこだわりはデニム狂であればきっとご理解いただけるはず。生粋のデニム愛好家であれば、ジーンズ=セルヴィッジデニムという譲れないこだわりがあるのだ。だから、たまにはブラックデニムでクールに決めたいなと思っても、「あ、セルヴィッジデニム以外はちょっと…」という謎の拒否反応を出してしまう。
本日の記事でフィーチャーする〈FULL COUNT(フルカウント)〉のインディゴ/ブラックジーンズは、セルヴィッジデニムという呪いに憑りつかれてしまったデニム狂のための逸品だ。経験値が豊富な老舗ブランドだから作ることができる圧倒的なクオリティを感じてほしい。


1993年の創業から今年で28年。ジャパンデニムの立役者として偉大な功績を刻んできた〈フルカウント〉にはブルージーンズ以外の選択肢も多くある。

オリジナルのインディゴ/ブラックデニムは限りなく黒に近い色合いながら、わずかにインディゴブルーが混ざっている。

テイストを問わず下半身を引き締めてくれるのがブラック系ジーンズの最大の魅力

〈フルカウント〉の定番モデルである1108をベースにしているため、シルエットはやや細身のスリムストレート。一時に比べてスキニーシルエットの人気が落ちたため、1108の程よい細さは汎用性が高い。リラックスしたアメカジスタイルに合わせれば下半身をグッと引き締めてくれる効果があるだろう。もちろんロック系や全身ブラックのモード系ファッションとの相性の良さは言わずもがな。合わせられる洋服のテイストが広いことと、コーディネート全体を大人っぽく締めてくれるのはブラックデニム特有のメリットだ。真っ黒ではなくインディゴブルーがわずかに混ざった渋い色合いも新鮮だし、どことなく日本的な侘び寂も感じさせる。この振れ幅の広さも〈フルカウント〉が海外でも強く支持される理由でもある。


濃紺ともブラックとも違うインディゴ/ブラックデニムは雰囲気たっぷり。

レザーパッチは他モデルと共通のシュリンクしたものがセットされる。このクシャッとした質感がたまらない!


コインポケットもセルヴィッジデニムを使用。カッパー製の打ち抜きリベットが男らしい雰囲気を加速させる。

ボタンフライかつ隠しリベット仕様である点にも要注目。ブラックジーンズでここまでヴィンテージ仕様のモノは世の中にほとんどない。

ブラックジーンズなのにヴィンテージ仕様がてんこ盛り!

また、他ブランドのブラックデニムではほとんど見られない独自のポイントがこのジーンズにはいくつもある。
まずはへヴィーオンス(15.5oz)デニムが使われていること。アメリカのデニムブランドであってもヨーロッパのメゾン系ブランドであっても、ほとんどのブラックジーンズはライトオンス(12oz以下)のデニムが使われている。黒という強靭な色に見合わないと常々思っていただけに、穿き心地のあるへヴィーオンスデニムが採用されていることは強いアドバンテージだ。
インディゴ/ブラックに染めた特製デニムは「Super Rough」と呼ばれる毛羽立ったスラビーな質感が特徴。少々穿きこんでもビクともしない屈強さがありながら、〈フルカウント〉特有の柔らかさも兼ね備えたオリジナルデニムは、どんなエイジングに成長するかも非常に楽しみな素材である。
上の画像をご覧いただければ分かるように、ボタンフライかつ隠しリベット仕様であることもかなり珍しいと言っていいだろう。ボタンフライや隠しリベットは元々501XXに代表されるブルージーンズが作られた時代特有の仕様であるため、他ブランドのブラックジーンズにこれらのディテールが備わっていないことは自然なのだけれど、デニム好きとしてはブラックジーンズなのにヴィンテージ仕様がてんこ盛りという点にも強烈に惹かれてしまう。


オリジナルの鉄製ボタンも長い時間を掛けてエイジングしていく。

セルヴィッジデニムを使うブラックジーンズは世界的に見ても決して多くない。デニムを知り尽くした〈フルカウント〉がオリジナルで開発したインディゴ/ブラックデニムはそれ自体が貴重な存在である。

海外セレクトショップ限定モデルなのでストックアウトする前に急がれよ

〈フルカウント〉らしいヴィンテージディテールを豊富に備えながら、洋服のテイストを問わず男らしくどことなくモードな雰囲気も漂わせるインディゴ/ブラックジーンズ。実はジャパンデニムを豊富に取り扱うアメリカ・シアトルのセレクトショップ〈BLUE OWL(ブルーオウル)〉エクスクルーシブモデルなので、レアさは国内展開モデルの比ではないことも付け加えておく。気になる方は〈BLUE OWL〉のオンラインストアで購入いただきたい。
LIVE IN RUGGEDがお届けする〈フルカウント〉の記事はこちらから。
〈フルカウント〉の歴史を掘り下げながら、2019年1月に行われた定番ジーンズの仕様変更にクローズアップした記事もご一読いただきたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。