Cup noodle lid has a new shape W tab

カップヌードルのフタ止めシールが地球環境に配慮し廃止に – 6月から新形状の「Wタブ」を採用

1984年に登場した伝統のフタ止めシールが37年の月日を経て廃止に。今後〈日清〉カップヌードルはシールいらずの仕様に順次切り替わっていく模様。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : NISSIN

シールを廃止することで年間33トンものプラスチック削減へ

6月4日(金)、〈日清〉が公式Twitterアカウントにて「カップヌードル」のフタ止めシールを廃止すると発表し、日本中のインスタントラーメン好きを驚かせている。
「カップヌードル」1971年9月18日に誕生。今年で記念すべき50周年を迎える世界初のカップ麺であり、名実ともに世界でもっとも知名度も人気も高いインスタントラーメンでもある。日本人であれば誰もが一度は食べたことがあると言っても過言ではない「カップヌードル」シリーズは2021年現在全8種類もの味のバリエーションを展開し、すべてのタイプにフタ止めシールが付いている。これはお湯を注いでフタを閉める際、勝手にフタが開かないための工夫なのだが、ここ数年で加速度的に認知されてきたエコやエシカルの考えとしては(関係者以外誰も知らないことではあるものの)いささか問題があったようだ。
「カップヌードル」はいくつかのプラスチックや紙素材でパッケージされているのだけれど、フタ止めシールはご存知の通りプラスチック製。これを廃止することにより、プラスチック原料の使用量を年間で33トン削減できるのだという。
あんな小さなシールだけで年間33トンものプラスチックが使われている事実にも驚愕だったが、そこに着目して密かに代替案を検討し、地球環境に優しく機能性を損なわない開発を実現する〈日清〉の企業努力が早くも世の中から賞賛されている。
今回発表された「Wタブ」は、フタ止めシールがなくてもしっかりと止められるよう開け口を2つに増やしたある意味で斬新な形状。「1つで止められないのなら2つにすればいいじゃん」というほど簡単な話ではないはずだが、これはある意味逆転の発想でもある。以下の画像をご覧いただければ分かるように、フタの部分がこれまでに見たことがない斬新な形状になっており、まさに逆転の発想と言えるだろう。フタを開けると可愛い猫のイラストが描かれており、昨日には関係のない部分のデザイン的にも遊び心が潜んでいる点もさすがの一言。ネット上では早くも現行タイプを永久保存用に手に入れるハードコアなファンもいるようだ。


これが噂の「Wタブ」。フタの開け口が左右に張り出す形で2つに増え、シールがなくともしっかりと止められるようになる。

3分後はいつもと同じ安定の味を楽しめる。ちなみにどうでもいい話だが、これを書いている筆者はインスタントラーメン全般を「ちょい硬め」で味わうために30~40秒早くふたを開けて食している。

発売50周年を迎えても進化し続ける屈指の名作「カップヌードル」

以前から〈日清〉は地球環境に配慮したエシカルな企業活動を行ってきたが、看板商品である「カップヌードル」の仕様をわざわざ変更してまでエコフレンドリーであり続ける姿勢は本当に素晴らしい。もちろん食べ慣れた「カップヌードル」の見た目が変わってしまうことには一抹の寂しさのようなものも感じてしまうものの、恐らく今後他社もエコ・エシカルを意識した仕様変更や商品開発が進んでいくはず。味自体にはまったく変化がないけれど、フタ止めシールの廃止はインスタントラーメン業界においてかなりエピックな出来事なのだ。
新しい「Wタブ」は2021年6月から通常サイズの「カップヌードル」から徐々に切り替わっていく模様。現行タイプを愛している方は、仕様変更の波が訪れる前に永久保存版としてひとつ購入しておくことをおすすめする。発売50周年を迎えても勢いを失わない〈日清〉のチャレンジングな企業姿勢も今後ますます評価されていくだろう。なお、上のメインビジュアルはリスペクトの意味も込めて、筆者がもっとも食べているインスタントラーメン「カップヌードル」と「カップヌードルBIG」をフィーチャーした。
食べ物好きのあなたには1杯1万円もする〈吉野家〉の超高級牛丼〉や下北沢の〈BURGERS TOKYO〉が作る極上のハンバーガーもぜひチェックしてほしい。

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