Bell and Ross BR-X1 White Hawk

スケスケだからメカメカしさ倍増!タフネスと洗練が共存するBell&Ross BR-X1 White Hawk

男なら本能レベルで好きになってしまうタフなルックス。〈ベル&ロス〉の真骨頂が詰まった傑作モデル、BR-X1ホワイトホークの魅力に迫る。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : Robb Report

白を積極的に採り入れ、洗練とタフネスが共存する「ホワイトホーク」

時間を確認するだけならスマートフォンやスマートウォッチの方が遥かに正確で便利な今の時代、高価な腕時計を身に着けることは無駄なことなのだろうか?すべてがデジタルテクノロジーで効率よく管理されているSFのような世界に生きる私たちには、もうアナログな機械式時計は必要がなくなってしまった、あるいは意味のない贅沢に変化してしまったのか?
もちろんこれは人それぞれの価値観によって大きく変わる。腕時計史上は明らかにスマートウォッチの台頭で売り上げが減少してしまったが、それでもアナログな機械式時計に価値を見出す人が今もかなりいる。LIVE IN RUGGED読者の方々の中にも熱狂的な機械式時計ファンは何人もいらっしゃるだろう。本日紹介する〈Bell & Ross(ベル&ロス)〉BR-X1 White Hawkは2014年に初登場し、1年後にクロノグラフトゥールビヨンがリリースされた。〈ベル&ロス〉特有のスクエアケースは表面がスケルトン仕様になっており、メカメカしい機械部分の動きを思う存分楽しむことができる。
そして2017年の終盤に発表された本モデル、BR-X1 White Hawkはスクエアケース・スケルトン仕様はそのままに、プライベートジェットのエッセンスを採り入れたデザインが特徴。ホワイトホークの名の通りケースや文字盤上は白が積極的に採用されており、ミリタリー色が強かったり非常に男らしい通常の〈ベル&ロス〉とはやや趣が異なるルックスに仕上がっている。


白とグレーで構成されるホワイトホークのカラーリングはどことなく未来的。ブランドロゴやモデル名が文字盤から浮き上がるように見えるのはスケルトン仕様ならではの面白さだ。

文字盤上に立体的に刻まれるタキメーター。斜めから見ると工作精度の高さが伺える。


ビス留めのケースが無骨さを演出。腕時計業界に衝撃を与えた斬新なデザインはこのブランドの最大の売りのひとつ。

インダイヤルの鮮烈なレッドカラーがデザイン上のインパクトになっている。

男心をこれでもか!とくすぐるメカメカしさ
男の子の夢と妄想を具現化したようなデザインがたまらない

マットホワイトのセラミック素材が使われるホワイトホークはムーブメントにBR-CAL.313を搭載。28,800振動/時の自動巻きクロノグラフだ。3時位置にスモールセコンド、6時位置にスケルトンの日付表示、そして9時位置には30分積算カウンターを搭載。サファイアクリスタルの下にはスーパールミノバ®をコーティングしたメタルアプライド・インデックスと時針および分針が精巧に取り付けられ、BR-X1ホワイトホークが超一級の技術を持って製作された機械式時計であることを強く感じさせる。
ケース径は45mmとかなり大型なので、平均的な日本人の手首にはややToo muchなサイズ感であることは注意してほしい。ただし、巨大なケースサイズが許容範囲ならばBR-X1ホワイトホークは他の腕時計では得られない満足感を与えてくれるはずだ。見るからに男臭いメカメカしさと高級感あふれる作り込みを兼ね備えたこの腕時計は、子どもの頃に頭の中で妄想したロボットや武器、あるいは防具のよう。タフなスクエアケースで構成される近未来的なルックスは〈ベル&ロス〉でしか味わえない。
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