発売から約4年が経過しても衰えないカッコ良さ – リーバイス®×アンダーカバーのタイムレスな名品たち
アメカジを代表する〈リーバイス®〉のTYPE I、TYPE II、そして501®を高橋盾氏が絶妙にアレンジした名品。
〈リーバイス®〉のオーセンティックな名品たちを高橋盾氏が斬新にアレンジ
良いモノは何年経っても良いし、何度見ても新鮮だ。2017年12月に登場した〈Levi’s®(リーバイス®)〉とUNDERCOVER(アンダーカバー)のコラボレーションは同年3月に発売された第1弾に続く2度目のタッグだったが、両者のファンを喜ばせ、ファッション関係者にも新鮮な驚きを与えたことが記憶に新しい。アメカジを代表する老舗ブランドである〈リーバイス®〉とパリやミラノ、そして東京でモードとストリートの世界で長年活躍する〈アンダーカバー〉は意外な組み合わせだが、そもそもこのコラボレーションは2017年に〈リーバイス®〉のTYPE IIIトラッカージャケットが生誕50周年を迎え、それを記念する企画だった。
〈リーバイス®〉自身が自分たちだけで特別モデルを開発しても素晴らしい逸品が誕生したことは想像に難くないが、外部の著名なデザイナーとタッグを組んで「よりスペシャル」なアイテムを生み出す方が斬新でインパクトがあるのもまた事実。〈アンダーカバー〉の高橋盾氏であれば洋服作りを知り尽くしたスペシャリストだし、既存の何かをアレンジしたり、新しいエッセンスを加えるセンスも抜群。もちろん〈アンダーカバー〉というブランド自体の人気と知名度もコラボレーション相手として完璧である。
〈リーバイス®〉自身が自分たちだけで特別モデルを開発しても素晴らしい逸品が誕生したことは想像に難くないが、外部の著名なデザイナーとタッグを組んで「よりスペシャル」なアイテムを生み出す方が斬新でインパクトがあるのもまた事実。〈アンダーカバー〉の高橋盾氏であれば洋服作りを知り尽くしたスペシャリストだし、既存の何かをアレンジしたり、新しいエッセンスを加えるセンスも抜群。もちろん〈アンダーカバー〉というブランド自体の人気と知名度もコラボレーション相手として完璧である。
この2度目のコラボレーションでは計5型のアイテムが登場した。1936年に誕生したTYPE Iジャケットをベースにしたレザージャケットは、高橋盾氏がバイカージャケットのディテールからインスピレーションを受けてアレンジ。フロントは特注のファスナーで開閉できる仕様に変更するなど、見慣れたTYPE Iジャケットに斬新なアレンジを加えている。素材は柔らかなシープスキンで、着心地の良さも絶賛されている。
〈アンダーカバー〉らしいダークでミステリアスなメッセージが入るTYPE IIジャケット
TYPE IIジャケットはデニム素材でリアルなユーズド加工が施されている。最大の特徴は背面に入る「BRAIN WASHED GENERATION」の刺繍。これは〈アンダーカバー〉2017年秋冬シーズンのテーマなのだが、「BRAIN WASHED GENERATION(洗脳世代)」という強烈なメッセージはまさに今の時代にふさわしい。〈アンダーカバー〉らしい皮肉の効いたメッセージがシンプルに入るだけで、アメカジを代表するジャケットにストリートのテイストが漂う。ちなみにこのジャケットの内側にはライニングキルトが入り、中世ヨーロッパの絵画「Dance of Death」をプリント。見える部分、見えない部分の両方に〈アンダーカバー〉らしい世界観が注入されている。
501®はオリジナルが持つ本来の良さを活かしたデザインに
もちろん〈リーバイス®〉を代表する501®も登場している。501®はシルエットとディテールはオリジナルそのままに、コインポケットに〈アンダーカバー〉のアイコンのひとつである目のモチーフを刺繍。そして左フロントポケット入り口付近には「BRAIN WASHED GENERATION」の刺繍が入る特別仕様だ。
501®という定番モデルの良さをそのまま活かし、邪魔にならない部分に自分たちのデザインをワンポイントで入れるという判断に高橋盾氏の501®への敬意のようなものを感じるのはきっと私だけではないはず。〈アンダーカバー〉ほどのブランドとのコラボレーションであれば、もっと強烈なルックスにアレンジすることも可能だったはずだ。推測でしかないけれど、恐らく〈リーバイス®〉側もある程度はそれを許容する気持ちがあったのではないだろうか。結果的に非常にシンプルなデザインアレンジに落ち着いたのは、高橋盾氏の「オリジナル」へのリスペクトの表れのように思えてならない。
501®という定番モデルの良さをそのまま活かし、邪魔にならない部分に自分たちのデザインをワンポイントで入れるという判断に高橋盾氏の501®への敬意のようなものを感じるのはきっと私だけではないはず。〈アンダーカバー〉ほどのブランドとのコラボレーションであれば、もっと強烈なルックスにアレンジすることも可能だったはずだ。推測でしかないけれど、恐らく〈リーバイス®〉側もある程度はそれを許容する気持ちがあったのではないだろうか。結果的に非常にシンプルなデザインアレンジに落ち着いたのは、高橋盾氏の「オリジナル」へのリスペクトの表れのように思えてならない。
大人が作る大人のためのオーセンティック
発売から4年近くが経過してもまったく色褪せない〈リーバイス®〉×〈アンダーカバー〉のコラボレーション。これは大人が作る大人のためのオーセンティックだ。そして、アメリカと日本という国境を超えたブランドの自由な発想とセンスの結晶でもある。冒頭に書いた通り、良いモノは何年経っても良い。きっと今から10年後に着ても素直に良いと思えるはずだ。
既に販売が終了しているため手に入れるには中古市場を探すしか術がないが、時間を掛けて探す価値は間違いなくある。
既に販売が終了しているため手に入れるには中古市場を探すしか術がないが、時間を掛けて探す価値は間違いなくある。
LIVE IN RUGGEDがお届けする〈リーバイス®〉の記事はこちら、〈アンダーカバー〉の記事はこちらから。
ブランドを問わずデニム関連の記事をお探しであればこちらをご覧いただきたい。
もちろん、生粋のデニム狂であれば〈リーバイス®〉×NIGO®のエクスクルーシブなコラボレーションも当然チェック済みだよね?
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ITEM CREDIT
- Levi’s®×UNDERCOVER:2nd Collaboration