MINEDENIM 5th aniv limited edition

MINEDENIM5周年限定モデルは、ロックな精神を忘れない大人のブラックジーンズ

Tシャツ番長もといデニム番長としても存在感を放つカリスマ、野口強氏が放つ渾身の限定モデルが登場。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : MINEDENIM

オリジナル開発のブラックデニムを復刻し美麗なシルエットで構築
大人のためのロックな限定ジーンズが誕生した

日本が誇るカリスマスタイリスト、野口強氏がディレクションを努めるデニムブランド〈MINEDENIM(マインデニム)〉が5周年を迎え、リミテッドエディションのブラックジーンズを発売する。
2021年8月6日で創立5周年を迎えた〈マインデニム〉の最大の特徴は、クラフツマンシップと美麗なシルエットの両立だ。
旧式力織機で時間を掛けて作られる古き良きデニムはジャパンデニムという名称ですっかり世界的な認知と評価を得ているが、それを使用する多くのデニムブランドがレプリカ系であり、ヴィンテージを復刻、またはヴィンテージをベースにした独自のアレンジを行っていることは、LIVE IN RUGGED読者の皆様であればご存じだろう。つまりジャパンデニムを積極的に用いる日本のデニムブランドの多くがヴィンテージレプリカという枠組みの中でクリエイトしているわけだが、〈マインデニム〉は品質の高いジャパンデニムを使いながらモードブランドにも通じる美麗なシルエット作りにこだわるブランド。岡山で30年以上デニムを縫製してきた実績のある自社工場で作られるデニムウェアは、世界トップと言われるジャパンデニムならではの質感あふれるデニムを贅沢に使いながら、現代的なファッションと相性の良いそぎ落としたデザイン。ブランド自ら「スタンダードとイノベーションが共存するブランド」と説明する通り、野暮ったさが一切ない洗練されたデニムウェアを生産している。
つい先日発売された5周年記念モデルは、〈マインデニム〉を代表するモデルである107N S.Slimがベース。両膝にスリットを入れ、裏からブラックシープスウェードレザーを当てるというロックな仕様で、ご覧の通りシルエットは細身で非常にスタイリッシュ。ローライズで、膝に向かって緩やかにテーパードする美しいシルエットとモード感あふれるブラックデニムのコンビネーションは、音楽(特にロックやパンク)を愛する大人の男性の普段着としても最適。計算しつくしたスリムなシェイプはどんなトップスと合わせても洗練されたイメージを演出してくれそうだ。
ちなみにこの限定モデルで使われるデニム生地はブランド立ち上げ当初のオリジナルブラックデニムを復刻したスペシャルエディション。大量に生産される安物デニムとは一線を画す素材なので、数年掛けて穿きこんだ後に表れるエイジングにも期待したい。


細身ながら程よくゆとりのあるシルエット。かなり計算してパターンを製作したことが伺える。

両膝のスリットがロックな匂いを漂わせる。裏地にシープスウェードレザーを当てるという発想もDIY的で共感できる方が多いのではないだろうか。

あらゆる良いモノを見てきた野口強氏のこだわりが徹底的に注がれた〈マインデニム〉は、大人のためのスマートなデニムウェア

既に廃刊になってしまったが、ファッション誌「HUGE(ヒュージ)」で「Tシャツ番長」という連載を担当していた野口強氏。スタイリストである以前に狂が付く洋服好きの方なので、ご自宅には途方もない数の服がストックしてあるという。
デニムにも並々ならぬこだわりを持つ同氏がディレクションを努める〈マインデニム〉のプロダクトは、どちらかというとハードコアなデニム狂というよりはファッション好きから支持されているブランドではあるものの、この人が監督していて中途半端なアイテムであるわけがない。数々の良いモノを誰よりも見て触れてきた野口強氏ならではのこだわりは、美麗なシルエットと確かなクオリティに宿っている。
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