Crash 'em all EVISU x Ev Bravado

EVISU×Ev Bravado – ハンドクラフト感あふれるクラッシュ加工のデニムコレクション

オーセンティックこそ正義という価値観が定着したデニム市場に一石を投じる突き抜けたデザインと作り。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : EVISU

世界を代表するラグジュアリーストリートブランドのデザイナーも注目する他にはないコラボが誕生

ジャパンデニムという言葉が生まれる遥か前にブランドを設立し、高品質でオリジナリティあふれるデザインを生み出してきた〈EVISU(エヴィス)〉と新進気鋭のファッションブランド〈Ev Bravado(エヴ・ブラバド)〉がコラボレーション。激しいダメージやクラッシュ加工をフルに押し出したデニムウェアが8月21日(土)から両ブランドのオフィシャルサイトでローンチされる。
この意外な組み合わせが生まれた背景がなかなか面白い。両者をつないだきっかけは今をときめくカリスマ、Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)。ストリートファッションをラグジュアリーに近づけた立役者で、〈Off-White™(オフホワイト)〉のデザイナーであり、今や〈LOUIS-VUITTON(ルイ・ヴィトン)〉のデザイナーも務めるヴァージル・アブローが〈Ev Bravado〉のデザイナーであるエヴ・ブラバドを「若き日の私のようだ」と一目惚れ。〈エヴ・ブラバド〉は激しいダメージ加工を施したジーンズがトレードマークということもあり、世界のデニム狂はもちろんファッション関係者からも注目を集める〈エヴィス〉とのタッグが実現することになったようだ。
ちなみに新しいブランドなので〈エヴ・ブラバド〉について補足すると、ブランドの立ち上げはエヴ・ブラバドが20代半ばだった頃。DIY精神を持つ作りとデザインが早い時点でアメリカのラッパーやストリートブランドから注目されるというサクセスストーリーを持っている。「パンクとヒップホップの間を行き来するようなスタイル」と評される〈エヴ・ブラバド〉はジャンルの垣根を超えるミックス感覚が特徴。ラッパーのJoey Bada$$(ジョーイ・バッドアス)やラグジュアリーストリートブランドの〈Heron Preston(ヘロン・プレストン)〉からラブコールを集め、〈ヘロン・プレストン〉とはすぐにコラボレーション。先述のヴァージル・アブローも〈エヴ・ブラバド〉のクリエイションに夢中になったのだという。
本コラボレーションでも〈エヴ・ブラバド〉らしいクラッシュ加工が見どころだが、そこに〈エヴィス〉のアイコンであるカモメマークがミックスされることで更に独創的な洋服に仕上がっていることが分かる。デニムジャケットとジーンズ2型、そしてデニムバケットハットの計4型が用意され、いずれもコットンの芯地がむき出しになるほど激しい加工が至るところに施されている。
レングス部分後ろに大きく入るカモメマークは通常のペンキではなくステンドグラス形の刺繍。近年久しく見ていない気がするほどハードなルックスで、パンクとヒッピー文化をミックスしたような怪しい雰囲気に。もうひとつのジーンズはカモメマークをバックポケットのみならず両膝にも刺繍し、こちらも全体的にクラッシュ加工を追加したうえでレタリングも施すという非常に凝った仕様になっている。


セットアップで着るとより迫力のある雰囲気に。クラシックな型ではなくここでしかないアレンジが施されたデザインであることがとても新鮮だ。

レングスに大きく入るステンドグラス形のカモメマーク。アイスブルーまでフェイドしたデニムとの色の調和もバッチリ。


ジャパンデニムブランドの間でブームになったヘヴィーオンスデニムではなく、比較的ライトな重さのデニムを使っているであろう柔らかさを感じる質感は今の季節にちょうどいい。

糸がほつれむき出しになったハードなデザインは、ミニマルこそ至高と言われがちな今の時代に見るとかえって新鮮さを感じる。それにしても手の込んだ加工だ。


両膝に入る〈エヴィス〉のカモメマークがユニークさを加速させている。無数に入るレタリングの刺繍だけでもコストの掛かる仕様。

こちらのジーンズはバックポケットがステンドグラス模様に。厚みのあるパッチには「MRDR BRVDO」の文字と赤いカモメマークが入る。


生デニムの状態からここまでエイジングさせるには20年ほどヘビロテで着用する必要がありそう。そう考えると新品状態でかっこいいダメージ加工はリジッドのジーンズとは楽しみ方の種類が異なるのかもしれない。

つばが深いバケットハットはジーンズ&デニムジャケットよりも深いインディゴカラー。しかしランダムに入るステッチやほつれたコットンがロックを感じさせる。

男目線で見て理屈抜きのカッコ良さを感じるファッション
かなりレアなアイテムになることが予想されるので、気になる方は発売日をお忘れなく

女性目線を意識すると清潔感のある濃紺のデニムの方が良いことは火を見るよりも明らかだけれど、ロックでヒッピー、そしてパンクなクラッシュ加工のデニムウェアは180度違った魅力がある。大多数が着ないであろう突き抜けたデザインこそ、男目線で見て「凄いね!」と褒めちぎりたくなる逸品に昇華すると言ってもいいだろう。
LIVE IN RUGGED読者にはデニム狂がとても多いが、本コラボレーションはどう感じただろうか?重ねてになるが8月21日(土)に両者のオフィシャルサイトから発売予定なので、気になる方はこまめにサイトを確認しよう。
〈エヴィス〉の記事はこちらから。
ブランドを問わずデニム関連のファッションにフォーカスした記事はこちらをチェック。

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