Back to the society Palm Angels 21AW

LAブランドらしいミックス感覚を楽しめるPalm Angels 2021秋冬コレクション

オンとオフの境界を越えたリラックス感あふれる秋冬コレクションが登場。ラグジュアリーとストリートをミックスしたワードローブをチェックしよう。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : Palm Angels

パンデミックの中でもファッションを楽しむ姿勢を応援する〈パーム・エンジェルス〉の最新コレクション

〈MONCLER(モンクレール)〉のアートディレクターを務めていたFrancesco Ragazzi(フランチェスコ・ラガッツィ)がアメリカ・ロサンゼルスの旅行中にふと撮影したベニスビーチのスケートボーダーたちの写真。カリフォルニア特有のサングラスをしていないとまともに目を開けられないほどの強い太陽光の中で、スケートボーダーがまるで天使のように宙に舞う一瞬の姿を写した写真が〈Palm Angels(パーム・エンジェルス)〉のすべての始まりだった。その写真からヒントを得て作られた天使の絵柄は、現在もブランドを象徴するアイコンとしてアパレルウェアから小物まで幅広く使われている。1970年代のクラシックなテイストのような時を超えて支持されるデザインとカリフォルニアの乾いた空気感、そしてスケートカルチャーをミックスした〈パーム・エンジェルス〉は、ラグジュアリーストリートブランドというカテゴリの中であっという間に世界的に成功を収めた。
2021秋冬シーズンの最新作は、いまだに世界中で猛威を振るうコロナウイルスが影響している。長い間家の中のラウンジウェアで過ごした後、社会生活に戻るための理想的なワードローブとしてデザイン。リラックス感のあるテーラリングから週末のレジャーシーンまで、ユーザーの生活様式に沿ったライフスタイルを考慮し、それぞれのシーンで快適に過ごせるコレクションを提案している。
巨大なファジーコートや特大のシェルパトラッカー、XLサイズのセーターは屋内はもちろん、外出時でもノンストレスで着用できる快適性を備えている。〈パーム・エンジェルス〉のトレードマークであるトラックスーツは、ファッショナブルなテーラードスーツに刷新された。いずれもラグジュアリーでありながらかしこまらず、ストリートの精神(何かをミックスしたり壊すことを恐れない着方)が存分に内包されており、ユニセックスで楽しめる洋服が勢ぞろい。あっという間に去ってしまう秋を楽しみながら、来るべき真冬の季節のために〈パーム・エンジェルス〉のミックス感覚あふれる最新ウェアをチェックしてみよう。

LAブランドらしく音楽の匂いも漂わせつつ、デイリーで着こなせるデザインに

ロサンゼルス発祥のブランドらしく、LOOK画像からもロックやヒップホップなどの音楽の匂いを感じるところも〈パーム・エンジェルス〉のチャームポイントだ。ロゴやタイポグラフィーなどのフォントからも洗練させすぎず反骨精神を感じるのは筆者だけではないはず。上質なジャージ素材やニット、コットンをメインに構成される秋冬コレクションは、どれもオンとオフの境界をあいまいにする逸品ぞろい。ストリートテイストあふれるデザインながら、実際に触れると上質な素材であることを感じられるのも、ラグジュアリーな面を重視する〈パーム・エンジェルス〉ならでは。深く考えずにデイリーで着こなせる最新コレクションは間もなく発売が開始される。
普段のワードローブに合わせるだけで極上の着こなしに昇華してくれる〈CELINE(セリーヌ)〉のアウターも要チェック。
先週ローンチされたばかりの〈Supreme(シュプリーム)〉×THE CROWのコラボレーションはチェック済み?

ITEM CREDIT