N.HOOLYWOOD x Graphpaper

N.HOOLYWOOD×Graphpaper 酸いも甘いも知る大人の男性のための日常着

酸いも甘いも知る大人の男性に支持されそうな「過去」と「今」をクロスオーバーさせたアイテムが誕生。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : Mastered

共にミニマルなデザインを得意とする〈N.HOOLYWOOD〉と〈グラフペーパー〉が初めてタッグ

〈N.HOOLYWOOD(N・ハリウッド)〉というブランドを買ったことがなくても親しみを感じる人は多いのでないないだろうか。古着業界で働いていたキャリアを持つ尾花大輔氏が2000年に立ち上げた〈MISTER HOLLYWOOD(ミスター・ハリウッド)〉という会社のブランドとして2002年に誕生した〈N.HOOLYWOOD〉は、日本人らしいきめ細やかで丁寧な作りとアメリカのカジュアルなテイスト、そしてヨーロッパの洗練された空気感がミックスされたドメスティックブランドとして着実に成長し、やがてファッション好きであれば誰しも知る存在になった。分かりやすいデザインを押し出すのではなくどちらかというと玄人好みのシンプルなデザインであること、そして古き良き洋服の良さを今に伝える普遍的なプロダクトであること。尾花氏がそう言ったわけではないけれど、〈N.HOOLYWOOD〉の洋服を見ているときっとそういう思いが込められているのではないかと思う。
一方、〈Graphpaper(グラフペーパー)〉は1LDKを始め様々なコンセプトストアを手がけてきた「alpha PR」の南貴之氏がクリエイティブディレクターを務める、同名ショップのプライベートライン。日々変わる時代のスタンダードに「今」の空気をミックスし、上質なワードローブを提案することをコンセプトにしている。〈グラフペーパー〉もミニマルかつシンプルであるという点では〈N.HOOLYWOOD〉と共通する部分があるのかもしれない。「あらゆる洋服に袖を通してきた大人のための上質なワードローブ」という言葉が掲げられているが、実際〈グラフペーパー〉愛用者は男女問わず経験値が豊富な人が多い印象。若いうちから色々と着てきて、冒険も重ねてきた大人の男女が日常的に着られる上質なウェアを丁寧に作っているブランドと言い換えても良さそうだ。
そんな〈N.HOOLYWOOD〉と〈グラフペーパー〉が初めてコラボレーションし、リバーシブル仕様のフライトジャケットとジーンズを制作した。愛知県と岐阜県を拠点に数店舗を展開するストア、JB Voiceが9月より新たに始動したプロジェクト「JACK in THE RED」の一環として生まれた本コラボレーションは、「08⑦3⑦3」という摩訶不思議なコレクション名が付けられている。これが何を意味するのかは不明だが、発表されたフライトジャケットとジーンズ(リジッドとウォッシュ加工の2型)を見れば〈N.HOOLYWOOD〉と〈グラフペーパー〉の良さ、そして強みがギュッと凝縮されていることがすぐに分かる。まずは実際のアイテムを写真でチェックしてみよう。


デザイン自体は非常にオーセンティックながら、ドロップショルダーとゆったりとしたシルエットが今っぽい。

フライトジャケットはリバーシブル。裏返すとキルティング仕様を前面に楽しめる。


ズドンと太いジーンズは太腿は太く、裾に向かって徐々にテーパードする実は美麗なシルエット。

バックポケットには〈グラフペーパー〉のアイコン的存在である白いタグが付く。アーキュエイトステッチを途中でやめたようなステッチにも注目。


ウォッシュ加工モデルはきれいにフェイドした鮮やかなブルーに。さり気なくサスペンダーボタンが付くところも見逃せない。

軽くロールアップして穿くとよりこなれた雰囲気になりそうだ。

普遍的なのに今っぽいのが〈N.HOOLYWOOD〉と〈グラフペーパー〉らしい

ヴィンテージやミリタリーをリスペクトする両ブランドの姿勢がストレートに出た本コラボレーションは、普遍的なアイテムを題材にしながら絶妙に今っぽさを感じられる点も非常に魅力的。明日10月16日(土)からJACK IN THE BOXやSP.、ARGUSの3店舗限定にて販売される予定なので、気になる方は土曜日にチェックしてみよう。
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