Is only UNIQLO good enough?

この冬はUNIQLO +Jだけあれば充分? JIL SANDERのデザイン手腕が詰まった最新コレクションに迫る

洗練されたワードローブを「ユニクロ価格」で。ある意味無敵の〈UNIQLO +J〉は普段〈ユニクロ〉を意図して避けている筆者も思わず惹かれてしまうオーラがあった。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : UNIQLO

モノが大好きだから大量生産・大量消費にはNoを言い続けたい

度々LIVE IN RUGGEDで自分勝手に批評している〈UNIQLO(ユニクロ)〉。ご覧になられた方もいるかもしれないけれど、過去には「ユニクロ+Jのセルヴィッジジーンズは本当に「買い」なのか?」というタイトルで〈UNIQLO +J(ユニクロ・プラスジェイ)〉のセルヴィッジジーンズを「買う価値なし」とバッサリ切り捨てたことがある(詳しくはこちらの記事から)。また、「【忖度なし】ユニクロを買ってはいけないいくつかの強い理由」という記事では〈ユニクロ〉というブランド自体を割と強めの口調で批判したこともあった。この2つの記事を切り取って見ると、LIVE IN RUGGEDの筆者は〈ユニクロ〉のことがよほど嫌いなのだろうと思われるはず。もしかしたら日常的に〈ユニクロ〉を愛用されている方は気分を害されるかもしれない。
実際のところ〈ユニクロ〉に対して何か強い思いを抱いているわけではない。ただ、深く考えずに「いつでもどこでも安価に手に入れられるから」という理由や「プチプラ」という流行りのワードに乗っかる形で〈ユニクロ〉を購入する人がとても多いように思うことと、同じシャツやカットソーでももう少しお金を払えば比べ物にならないくらい長持ちする洋服がたくさんあるよ、ということを伝えたい気持ちはある。
私は洋服に限らず、モノがゴミになるのが嫌いなのだ。勝手なもので、安価で手に入れられるとゴミにすることに抵抗を感じない人が多い(もちろん筆者も含めて)。大量生産・大量消費にNoを言う時代になってきているものの、ここ日本ではダメになった洋服をゴミとして廃棄する人がいまだにとても多いのは誰も否定できないだろう。そういう意味でも、とてつもない量を生産し信じられないほど安価なプライスで大量に買わせる〈ユニクロ〉のビジネススタイルは、根本的に自分の価値観とは違っていると言ってもいいかもしれない。

そんな自分でも〈UNIQLO +J〉のコレクションは「あり」と思ってしまう

その一方で〈UNIQLO +J〉の2021年秋冬コレクションのLOOK画像を見ていると、〈JIL SANDER(ジル・サンダー)〉がいかに優れたデザイナーであるかを痛感させられる。実際の値段よりもはるかに高価に見えるのは明らかにデザインの妙だ。加えて恐らく〈ユニクロ〉よりも良い素材を用い、それを美しくカットすることで洋服自体のクオリティを高めているのだろう。シンプルでモダン、ミニマルなデザインは〈ジル・サンダー〉と〈ユニクロ〉の間にある果てしなく遠い距離を一気に縮め、〈UNIQLO +J〉というユニークなブランドで適切に実を結んできた。性別はもちろん、国籍にも左右されないある意味でユニフォーム的なデザインは、シンプルなライフスタイルを好む男女から毎シーズン歓迎されている。
ひとつずつLOOK画像をじっくり眺めるほど、これが〈ユニクロ〉製であることが信じられない。〈UNIQLO +J〉の洋服には「グローバル・モダン・ユニフォーム」というコンセプトが掲げられているのだが、今シーズンの最新コレクションの現代的なデザインと美しいカットには〈ユニクロ〉を完全に避けて生きている筆者も「これはもしかしたらありなのでは…?」と不覚にも思ってしまった。「〈ジル・サンダー〉すげえ!」という気持ちと「この価格で実現できる〈ユニクロ〉もすげえ!」という気持ちが両方ある、というのがこの記事を書いている今の率直な感想だったりする。

〈ジル・サンダー〉のデザイン手腕が詰まった最新コレクションは11月12日(金)登場

シャツ、ニット、コート、ダウンジャケット、パンツといった定番アイテムに一工夫加えながらミニマルなデザインに落ち着かせる〈ジル・サンダー〉の手腕を楽しめる〈UNIQLO +J〉の底力を感じさせる2021年秋冬コレクション。根底にあるのは洗練されたテーラリング技術と選ばれた素材だ。デザイナーのジル・サンダーは本コレクションに寄せて以下のコメントを残している。
このコレクションでは、あらゆる人にソフィスティケーションをもたらすことを目指しています。そのために新しい快適さを感じさせる特徴的なシルエット、センシュアルなテクスチャー、贅沢なテーラリングに集中しました。「日常」が戻りつつある中でも、誰もが守られていたいと感じるものです。そこで追求したのはほどよいフィット感のある新しいオーバーサイズのシルエットと、冬にふさわしい最高水準の豊かなラインアップでした」 。
さて、あなたは〈UNIQLO +J〉だけで充分だろうか?最新コレクションは11月12日(金)より〈ユニクロ〉の公式オンラインストアおよび国内234店舗にて販売される。
LIVE IN RUGGEDがお届けする〈ユニクロ〉の記事はこちらから。
良質なモノ作りとハイセンスなデザインでファンが多いUNIQLO and White Mountaineeringもこの冬必見のプロダクトがたんまり登場。併せてお見逃しなく。

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