Endless release of rare models

終わりなきレアモデルの発売に翻弄されつつも、私たちは購入を諦めない

が、次から次へと魅力的なモデルが登場していて、もはや何を買ったらいいのか分からなくなる時も…。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : SNKRS

立て続けに登場する〈ナイキ〉×〈フラグメントデザイン〉のレアなコラボレーション

今年最大の注目モデルとして先日ローンチされた〈Nike(ナイキ)〉×〈fragment design(フラグメントデザイン)〉×Travis Scott(トラヴィス・スコット)によるトリプルコラボレーションは凄まじい争奪戦が繰り広げられていた。LIVE IN RUGGEDでもハイカットおよびローカットの記事をお届けしていたが、案の定botを使った裏技で手に入れようとする猛者も現れるなど、今後の〈ナイキ〉のレアモデルの販売方法について疑問を投げかける一面もあったと言えるだろう。
喉から手が出るほど欲しいのにほぼ間違いなく手に入らない状態は〈ナイキ〉および〈フラグメントデザイン〉のブランディングとしては大成功なのかもしれないけれど、ユーザーとしては「どうせ買えないんでしょ…」というあきらめに近い境地に至っていることも事実。藤原ヒロシ氏のインスタグラムには「買えるようにしてください」というファンの悲痛なコメントが殺到するなど、スニーカーヘッズたちの悲壮な思いがネット上で飛び交っているようだ。
また、コラボレーション系のレアモデルが次々と登場するため、どれを買ったらいいのか分からなくなってしまう方も多いのではないだろうか。そういう筆者もまさにそのタイプで、意外と簡単に買えそうなモデルを買ってしまうべきか、今後登場するであろうより好みのモデルのためにリソース(お金)を温存しておくべきか、SNKRSのアプリとにらめっこしながら悩んでしまうことが多々ある。こと〈ナイキ〉のスニーカーに関しては迷わず買えよ、買ってから後悔すべしという特殊な考えが必要であることは理解しつつも、使えるお金は限られているのでこれはごく自然な悩みと言ってもいいのでは。
そんな少し複雑な気持ちでいる中、またしても〈ナイキ〉×〈フラグメントデザイン〉のコラボレーションモデルが登場する。今度は6月に発売された「Beijing」の復刻モデルに続き、日本限定カラーとなるDunk High「Midnight Navy」だ。2010年にアメリカ・ニューヨーク、イギリス・ロンドン、中国・北京をテーマとして作られたfragment Dunk「City Pack」のアップデート版としてローンチされるこちらのダンクは、オリジナルのデザイン要素を大切にしながら左右で反転していた配色パターンを対称にし、ミッドソールに開発時のスタイルナンバーを配置するなどのアレンジが加えられている模様。クールで落ち着いた配色のネイビー×ブラックは万人受けするカラーリングで、加えて〈フラグメントデザイン〉とのコラボレーションであることから、今回も恐らく秒で売り切れるモデルになることが予想される。


各都市ごとに色が変わる「City Pack」。頑張ってもどれも手に入らない可能性があることは言うまでもない。

今回ローンチされるネイビー×ブラック。暗色ならではの落ち着いた雰囲気は洋服の系統を問わず合わせられそうだ。


ヒール部分サイドにお馴染みのサンダーボルトアイコンが。この小さなアイコンひとつでスニーカーヘッズを熱狂させる〈フラグメントデザイン〉の人気の高さ!

何ともクールな佇まい。よく見ないとレアなコラボモデルであることが分からない控えめなデザインも好印象。


ミッドソールにはブランド名や品番もプリントされる。このミニマルなデザインは〈フラグメントデザイン〉の真骨頂だ。

ポッコリと浮き上がるサンダーボルトアイコンが可愛らしい。

何度買えなくてもくじけない不屈の精神を持ち続ければ、いつかは凄いスニーカーを買えるはず

間髪なく登場するレアモデルに翻弄されつつもやっぱり発売当日は購入をトライしてしまうスニーカー好きの悲しい性。こちらのダンクも〈フラグメントデザイン〉ファンはもちろん、世界中の〈ナイキ〉ファンがこぞって手に入れようとするのは間違いない。「どうせ買えないだろうな」と思いながらアプリを開き、やっぱり買えない連鎖は好きであるほど精神的にくるものがあるけれど、いつかは本命のあのモデルが買えるはずという期待は捨てられない。そう、あきらめなければきっといつかは物凄いスニーカーをゲットできるはずだ。それまではもちろん「Just do it」の姿勢で臨むしかない。
なお、ダンクハイ「Navy/Black」は9月5日(日)リリース。取扱店舗は「SNKRS」「ナイキ原宿」「NIKELAB MA5」「DOVER STREET MARKET GINZA」などで、価格は18,150円(税込)となる。
LIVE IN RUGGEDがお届けする〈ナイキ〉の記事はこちらから。
〈フラグメントデザイン〉の記事はこちらからご覧いただきたい。

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