As brilliant as can be STÜSSY x Our Legacy

STÜSSY × Our Legacy WORK SHOP 老いも若きも夢中になる不変のスタイル

不変のスタイルを今も提供し続ける真のレジェンド、〈STÜSSY〉と〈Our Legacy WORK SHOP〉のコラボレーションが今シーズンも登場。エコフレンドリーな理念を反映した最新コレクションは、ストリートとワーク、カジュアルが絶妙にミックスされている。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : STÜSSY

素材を再利用することでエコフレンドリーなコレクションを制作

STÜSSY(ステューシー)〉のこれまでの功績、ストリートシーンを筆頭にファッション業界に与え続けてきた影響力の強さを考えるほど、このブランドがいかに偉大かを思い知る。スケートシーン、ワークスタイル、アメカジなど、本来異なるフィールドであるジャンルという垣根を軽々と飛び越えて生み出される揺るぎないスタイルは、本国アメリカの流行発信地であるカリフォルニアやニューヨークで自然発生的にトレンドを生み出し、海を飛び越えてヨーロッパや日本をはじめとするアジア諸国でも瞬く間にカリスマブランドへと成長した。ここ日本でも90年代の比較的初期から爆発的に人気が沸騰しストリートを席捲。現在40歳前後であれば、初めての海外ブランドが〈ステューシー〉だったという方も多くいらっしゃるのではないだろうか。
そういう筆者もファッションに目覚めた高校1年生の頃に〈ステューシー〉と出会い、少ないバイト代を注ぎ込むようにTシャツなどを購入した思い出がある。多くの若者が既に着ていたとはいえ、当時の自分にとっては〈ステューシー〉のTシャツを着るだけで何か特別なモノを手に入れたような高揚感を感じていた。〈ステューシー〉はヒップの象徴であり、当時の自分が習いたてのカルチャーを感じさせる洋服であり、洋服好きであることを主張するためのツールでもあった。
先日ローンチされた〈Our Legacy WORK SHOP(アワーレガシー・ワークショップ)〉とのコラボレーションのLOOK画像を長時間眺めていると、〈ステューシー〉というブランドがいかに変わっていないかをまじまじと感じる。コラボレーションなのでちょっとした特別感はデザインとして反映されているものの、基本的には今も昔もずっと変わらないのだ。スケートスタイルをベースにワークやアメリカ的なカジュアルスタイルをミックスしたいつの時代でも通用する普遍的なスタイルは、筆者が10代半ばだった20数年前に作られていた洋服と違和感なくクロスオーバーしている。
〈ステューシー〉×〈Our Legacy WORK SHOP〉のコラボレーションは2020年8月に初めて実現し今回が4度目となるタッグになるのだけれど、初回から守られているのはエコフレンドリーな理念をもってモノ作りを行うこと。エコやエシカルな制作方法はたくさんの他のブランドも行っており、これからの時代に欠かせない理念でもある。〈ステューシー〉×〈Our Legacy WORK SHOP〉は不要になった生地やデッドストックの素材に注目し、それらをアップサイクルする手法で今の消費者の思想に沿ったアイテムを多数ラインアップ。アイコニックなロゴやアイコンを配置したカットソーやカモフラ柄がプリントされたマウンテンパーカーやデニムパンツをはじめ、どこかノスタルジックな雰囲気が漂うダッフルコートやコーデュロイジャケット、カーディガン、シャツ、フーディー、そしてVibram(ヴィブラム)ソールを採用したローファーなど、様々なアイテムが登場した。それらすべてが〈ステューシー〉らしさを感じるとともに、〈Our Legacy WORK SHOP〉のエッセンスも絶妙に注入されているところがさすがの一言だ。

流行がどんなに移り変わろうとも我が道を行くスタイルにみんなが惚れる

ゆったりとしたシルエットで構成される洋服はオーバーサイズがトレンドの今のファッションとの親和性が非常に高いが、トレンドに寄せたのではなく〈ステューシー〉は昔からこのスタイルを貫いている。こんなことは言うまでもないことだけれど、〈ステューシー〉がフォロワーになったことなど一度もなく、常にトレンドを生み出す側だったのだ。半年に一度しか発売されない〈Our Legacy WORK SHOP〉とのコラボレーションを見ても、メンズファッションにおける〈ステューシー〉の影響力の強さと我が道を行くスタイルが清々しいほど反映されている。
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