FUCK Fake, buy real

FUCK Fake, buy real – くたばれ偽物、本物を買おう

本物だけを愛するLIVE IN RUGGEDから、本物だけを愛する読者に向けてメッセージ。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : CHROME HEARTS

偽ブランド品を買う=この世でもっとも愚かしい行為のひとつ

インスタグラムのお気に入りのハッシュタグから投稿を眺めていると、まったくもってこれっぽっちも望んでいない偽ブランド品の写真が目に飛び込んでくる。そのすべてに違反申告をするのは不可能なのでスルーするしかない。しかし、例えば「#エルメス」や「#シャネル」、「#クロムハーツ」などの超一流ブランドの名前で検索し「最新」の並び順でソートすると、ここは偽ブランド市場か?と思うほどの酷い有様。この記事を使ってインスタグラムを批判したいわけではないので誤解しないでいただきたい。取り締まることができないインスタグラム側にも確かに不満はあるものの、根本的に悪いのは偽物を堂々と宣伝し、私たちから大切なお金をむしり取ろうとする輩だ。
LIVE IN RUGGED読者の方には言うまでもないことだが、偽ブランド品を購入することは百害あって一利なし。幸せになるのはそれを生み出す悪徳業者だけで、お金を支払う消費者側は泣き寝入るしかない。偽ブランド品は写真では本物そっくりに見えることもあるが、例外なく粗悪な作りで本物だけが出す風格やオーラはない。数ヵ月も使えばボロボロになるモノもあるだろう。最悪の場合、本革であると謳っておきながらフェイクレザーだったりと素材自体がまがい物であることもある。
悪徳業者たちは金儲けのことしか考えていないため、当然労働環境も劣悪だ。人が幸福感をもって働くための清潔で安全な環境は用意されず、法律に違反した労働時間で拘束され、子供が従事しているケースも多い。そうやって大量に作られた偽物は世界中の主要なマーケット…ヨーロッパ、北米、そして日本に法の目をかいくぐって輸入され、本物(または精巧に作られたコピー品)として売られる。コピー品に悩まされるようになるのが一流ブランドであることの証と言う人もいるが、真面目にモノ作りをしているブランド側にとってはたまったものではないだろう。実際多くのブランドが偽ブランド品に対して公式サイトなどで注意喚起しており、場合によっては法的な対応を行っている。それらに掛ける人的コストと物理的コストを考えてみてほしい。ビジネスである以上、コピー対策に充てる莫大なコストは商品の価格に反映される。つまり、偽ブランド品を買う行為は本物の価格を不当に上昇させることにもつながっているのだ。ファッションを愛する私たちにとって、これほどばかばかしいことがあるだろうか?
LIVE IN RUGGEDは偽ブランド品、コピー品、フェイクな存在すべてにはっきりとNo!を言いたい。FUCK Fake, buy real(くたばれフェイク、本物を買おう)というメッセージはややストレートすぎるかと思ったけれど、これが正直な筆者の気持ちだ。金儲けのために他社の権利を侵害する奴ら、金儲けのためなら顔も知らない誰かを騙すこともいとわない奴らは、彼らが作る偽ブランド品以上にフェイクな存在だからだ。
ここまで読んでくださったあなたにもきっとこの気持ちが伝わっていることと思うので、お口直しとして常に本物を作り続ける〈CHROME HEARTS(クロムハーツ)〉の最高のアイテムを紹介したい。以下のフォトギャラリーをご覧いただければ、やっぱり本物はいい!と改めて心底感じるはず。


〈クロムハーツ〉を代表するフローラルクロスIDブレスレット、クラシックリンクブレスレット、スモールサイズのフローラルクロスIDブレスレット。人気が高く昔から偽物が多く作られてきた。本物を見れば一目瞭然のかっこよさと高級感に満ちている。

オーバルバックルベルトも偽物が多い。その多くが表面的な見た目だけしかコピーしておらず、本物の彫りの深さや厚みまでは真似できていない。もちろん上質なレザーを味わえるのは本物の〈クロムハーツ〉だけ。


サファイヤがパヴェ状に敷き詰められたフローラルクロスIDブレスレット。クラシックリンクチェーンの滑らかで重厚な質感は〈クロムハーツ〉のオリジナリティ。

リングも数えきれないほどの偽物が作られているのでよく注意していただきたい。


複数のモチーフをボール状につなげたウォレットチェーンも定番の名作。偽物は各パーツがやや小さめで、クリップの作りも甘いことが多い。

最後に〈クロムハーツ〉の創業者であるRichard Stark(リチャード・スターク)のファックポーズを。リチャードは昔から偽物に対してストレートな嫌悪感を出している。

本物を愛するならいつも心に「くたばれフェイク」の姿勢を

偽ブランド品の多くが本物よりも割安な価格設定であるため、気を緩めると時には魅力的に見えることがあるかもしれない。しかし、その時は長い目で見てお金を捨てるに等しいことであることを思い出してほしい。私たちが日々懸命に働いて稼いでいるお金は、同じように誠実な姿勢で何かを作っている人たちに支払うべきなのだ。人を騙して陰で笑うような連中にはびた一文支払う必要はない。この確固たるスタンスを消費者のひとりひとりが持ち続けることで、今よりも世の中からフェイクをなくすことができるはずだ。一度しかない人生に偽物が紛れ込む余地などない。
FUCK Fake, buy real(くたばれフェイク、本物を買おう)。偽物と偽者に死を。
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