Crystal Relic 004 Daniel Arsham

日常をアートに変える – ダニエル・アーシャムがプレステのコントローラーをかたどったスカルプチャー Crystal Relic 004を発表

部屋の雰囲気を一変させるインテリアとしてぜひ欲しい!と思いきや、やっぱり秒で完売した模様。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : ARSHAM EDITIONS

プレステのコントローラーがアートに化ける

「Fictional Archeology(フィクションとしての考古学)」をコンセプトに、彫刻、ペインティング、映像など幅広い作品を制作する現代アーティスト、Daniel Arsham(ダニエル・アーシャム)。〈LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)〉や〈Dior(ディオール)〉、〈Tiffany & Co.(ティファニー)〉といった超一流ブランドをはじめとしたファッション業界との密接な関係性、ポケモンとの継続なコラボレーション、そしてもちろん自身の圧倒的なアート作品で文字通り現代を代表するアーティストのひとりとして確固たる地位を確立している。ダニエル・アーシャムの作品は発表されるやいなや秒殺で完売することでも知られているが、先日「Crystal Relic」シリーズの最新作が発表された。
最新作「Crystal Relic 004」は、実物のPlayStation(プレイステーション)のコントローラーの型を取り、そこに樹脂を流し込むことで完成するスカルプチャー。かつては誰もが夢中になって遊んだプレステのコントローラーがクリアな樹脂でできたアートに生まれ変わっている。ダニエル・アーシャムの常人では到底発想できない着眼点と類まれなセンスには脱帽の一言!「ただプレステのコントローラーの型に樹脂を流し込んだだけでは?」なんて野暮なことを思う人も世の中にはいるかもしれないけれど、同じことを同じクオリティでダニエル・アーシャムよりも早く形にできる人がいるだろうか?

「Crystal Relic」シリーズの第5弾が早くも待ち遠しい

ちなみに「Crystal Relic」シリーズでは過去にMLBニューヨーク・ヤンキースのキャップ(001)、ゲームボーイ(002)、〈PENTAX(ペンタックス)〉のカメラ、K 1000(003)をモチーフに制作している。今回のプレステのコントローラーも日常的なアイテムをアートに変化させるにはうってつけのモチーフだったのだろう。第5弾がどんなモチーフが採用されるのかが今から楽しみで仕方ない(できればもう少し量産してほしい)。
「Crystal Relic 004」は1月14日(金)に発売されると同時に秒で完売したようだが、今後いち早くダニエル・アーシャムの作品をチェックしたい方はARSHAM EDITIONSを逐一チェックしよう。
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