Hajime Sorayama x Richardson

NY初のカルチャーマガジン Richardson と空山基が初のコラボレーション

金髪美女との絡みで至福の笑みを浮かべる空山氏にも注目。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : Richardson

セックスと女性の美を独自に表現し続けてきた両者の素晴らしい邂逅

日本を代表するイラストレーター、空山基氏とアメリカ・ニューヨーク発のカルチャーマガジンRichardsonが初となるコラボレーションを発表。東京・原宿にある「Richardson Tokyo」と公式オンラインストアにて限定アイテムが発売された。
空山氏はアートに馴染み深い方ならご存じのように、日本を代表するイラストレーターとして幅広く活躍中。1971年にフリーランスのイラストレーターとして独立して以降、女性の美を独自に表現したセクシーロボットは国内外問わずアイコニックな代表作に。その艶めかしくエロティックな表現力と独特の筆のタッチ、仕上げ的に加えられるエアブラシの質感などが後発のアーティストたちに絶大な影響力を持ち、国内外問わず唯一無二のアーティストとして絶大な支持を集めている。〈SONY(ソニー)〉がかつて製造していた犬型ロボット、AIBO(アイボ)のデザインや〈AEROSMITH(エアロスミス)〉の「JUST PUSH PLAY」のアルバムアートワークなどは、一般層でも多くの方が目にしたことのある作品だろう。筆者が初めて空山氏の作品を知ったのも「JUST PUSH PLAY」のセクシーロボットで、Marilyn Monroe(マリリン・モンロー)のように風でスカートがめくれるちょっとエッチなイラストは強烈に印象に残っている。
〈ソニー〉のような大企業やエアロスミスのような超有名ロックバンドとの仕事も空山氏の才能を感じられる一面なのだけれど、ファッション業界とのつながりも多岐にわたることをご存じだろうか。メタリックなボディで描かれた恐竜のイラストでビッグメゾンの〈DIOR(ディオール)〉とコラボレーションしたり、アメリカンコミックを彷彿させるタッチで〈STUSSY(ステューシー)〉とのコレクションを展開するなど、これまでにタッグを組んだり関係を持ったファッションブランドは枚挙にいとまがない。その他にも、〈Nike(ナイキ)〉や〈A BATHING APE®(ア・ベイシング・エイプ®)〉、〈CITIZEN(シチズン)〉、〈BEAMS(ビームス)〉、さらには〈KAWS(カウズ)〉のような現代アーティストに至るまで、業界・業種の壁を飛び越えて様々な企業や著名人が空山氏のアートワークを求めて殺到する。
「Richardson × Sorayama」コレクションが実現したのも、〈リチャードソン〉を主宰するAndrew Richardson(アンドリュー・リチャードソン)が空山氏のファンだったことがきっかけ。そして、空山氏の作品がアメリカ・ニューヨークの「Museum of Sex(ミュージアム・オブ・セックス)」にて個展を開催することを記念して誕生した。〈リチャードソン〉はセックスをカルチャーとして届けるスタンスを貫いており、女性のセクシーを表現し続ける空山氏とは世界観が重なる一面があるのではないだろうか。注目のコレクションはフーディー(2万8600円)、Tシャツ(9,900円)2型、スウェットパンツ(2万6400円)と、メタル製インセンスバーナー(約115万円)の全5型。本コレクションの発売を記念してLOOK画像には空山氏本人も登場。セクシーな格好をした金髪美女と絡んで満面の笑みを浮かべる精力たっぷりの様子はみているこちらも元気になってしまう。空山氏のニコニコ顔も併せて、まずは以下のフォトギャラリーをお楽しみいただきたい。

Richardson × Sorayama
Richardson × Sorayama

Richardson × Sorayama
Richardson × Sorayama

Richardson × Sorayama
Richardson × Sorayama

Richardson × Sorayama
Richardson × Sorayama

Richardson × Sorayama
Richardson × Sorayama

Richardson × Sorayama
Richardson × Sorayama

「アレ」の形をしたインセンスホルダーは何と100万円超!

本コレクション専用に描き下ろされたセクシーロボットのイラストがプリントされたアパレルコレクションもさることながら、最大のトピックは男性器を模したメタル製のインセンスホルダーだ。天に向かってそそり立つ「アレ」は本来であれば下品極まりない造形のはずなのに、空山氏の手に掛かるとうっとりするほど美しいアート作品に。100万円超という価格にもビックリだが、世界限定5個という希少性もあり、恐らく完売するだろう。これを部屋に飾って「アレ」の先からお香の煙がフワフワと出てくる様子を想像するととんでもなくシュール。もしかしたら実際に購入するのは一般人ではなくアート好きなファッション関係者や著名人かもしれない。
日本が世界に誇る偉大なイラストレーターのワンアンドオンリーなアートをファッションとしてもインテリアとしても楽しめる「Richardson × Sorayama」コレクションは、前述の通り2月11日(金)から東京・原宿にある「Richardson Tokyo」と公式オンラインストアにて発売中。なお、インセンスホルダーのみ東京・原宿のギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND(ナンヅカ・アンダーグラウンド)」で限定販売されている。
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