A.P.C. HOMME T-Shirt

引き算の美学が宿る大人のための上質な無地Tシャツ – A.P.C.

無地だからシルエット・素材・着こなし方で大人の上質さを楽しめる。〈A.P.C.〉のトータルバランスに優れた無地Tシャツは買って損なしの隠れ傑作!


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : A.P.C.

ロックT~ファッションブランドを思う存分楽しんできたアラフォーが次にたどり着くのは大人の無地T

いくつになってもTシャツへの愛情はまったく衰えない。デザインやシルエット、素材で自分なりのこだわりを楽しめるTシャツは、まさに年齢層を超えて愛される洋服の代表格と言えるだろう。何を選び、どんなパンツやシューズと合わせるか?そのチョイスがその人の趣味・嗜好が出る…そう、Tシャツは選び方と着こなし方で「人となり」を表し、何を大切にしているかまで読み取ることができる魔法の洋服なのだ。
ちなみに筆者は10~20代の頃はロックTシャツに夢中だった。THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)のような活動歴の非常に長い大御所バンドはもちろん、GUNS N’ ROSES(ガンズ・アンド・ローゼズ)Mötley Crüe(モトリー・クルー)のようなアメリカらしいハードロックバンド、METALLICA(メタリカ)Motörhead(モーターヘッド)といったヘヴィーメタルバンドなど、自分が10代の頃に強く影響を受けた偉大なバンドのTシャツを買い漁っていた。古着やヴィンテージで自分のサイズに合うモノを見つけると多少高くても即買いを基本にしていたし、ファッションブランドから発売されたロックTシャツもいくつか購入したことがある。恐らく私以外にもロックTシャツをきっかけにしてTシャツ愛に目覚めた人はたくさんいるはずだ。昨年ヘビロテで着まくった筆者の愛用Tシャツは以下のリンクからご覧いただきたい。
ロックTシャツは今でも時々着用するけれど、30代を超えてからはファッションブランドが作るTシャツに夢中になる。〈COMME des GARÇONS(コム・デ・ギャルソン)〉や〈HUMAN MADE®(ヒューマンメイド®)〉、〈UNDERCOVER®(アンダーカバー®)〉、〈NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)〉のような日本を代表するブランドや、〈Supreme(シュプリーム)〉や〈PALACE SKATEBOARDS(パレス・スケートボード)〉のような海外のストリートブランドは、90年代に裏原宿ファッションを通った世代にとってもっとも響く存在。こういったブランドはTシャツ作りがとても上手だし、何と言ってもブランドごとの個性の違いを楽しめる。
そして、40代を迎えた今、ますます欲しいと思うのが無地Tシャツだ。何のグラフィックも入っていない素のTシャツは下手をすると「それ肌着ですか?」と思われてしまう紙一重のアイテム(肌着と思われるのは本当に下手をしすぎだけど)。だからこそ、分かりやすいグラフィックや色に頼らないTシャツをかっこよく着こなせる大人はそれだけで素敵だと思う。

UNILO x MARNI 1st collaboration
UNILO x MARNI 1st collaboration

UNILO x MARNI 1st collaboration
UNILO x MARNI 1st collaboration

〈A.P.C.〉らしい引き算の美学を楽しめる傑作Tシャツ

無地Tシャツをかっこよく着こなす命綱がシルエットと素材だとすると、〈A.P.C.(アーペーセー)〉は最適なブランドだ。滑らかで肌触りの良い上質なコットン100%は、適度な厚みがありながら軽やかで涼しげな着用感を実現。ゆったりとしたシルエットはノンストレスで男女問わずざっくりと羽織るように着ることができる。
目に見えるところにまったくデザインが入っていないかと思いきや、左裾に小さくブランドロゴが刺繍されているところもさすがの一言。押しつけがましさがなく〈A.P.C.〉であることをさり気なく、ごく控えめに主張するミニマルなデザインが実にこのブランドらしい。
今の季節はジャケットやシャツのインナーとして活躍し、夏場はこれ一枚で上質な雰囲気と着心地を楽しめる〈A.P.C.〉の無地Tシャツは、あらゆるTシャツを着てきた大人の方にこそおすすめしたい。きっと引き算の美学を感じられるはずだ。
こちらのアイテムはいわゆるパックTのようなセット販売になっており、白2枚セット、黒2枚セット、白と黒の2枚セットのいずれかを選択可能。価格は2枚セットで18,700円となる。まるで文房具ブランドのような紙製のクラフトバッグにパッケージされるところもオシャレ!毎シーズン大人気の隠れ傑作アイテムなので、気になる方は本格的な夏が到来する前に予約をしておこう。
LIVE IN RUGGEDがお届けする〈A.P.C.〉の記事はこちらから。
LIVE IN RUGGED公式ツイッターのフォローもお忘れなく。

ITEM CREDIT