FENDER FLAGSHIP TOKYO

アメリカを代表する楽器メーカー Fender が世界初の旗艦店「FENDER FLAGSHIP TOKYO」を2023年夏にオープン

創業77年の歴史において初となる大型旗艦店が原宿に誕生。地下1階~地上3階の4フロアを使った大規模店舗で、〈Fender Custom Shop〉のスペシャルオーダーも受け付ける。


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : Fender

〈Fender〉の歴史と唯一無二の世界観を体験できるフラッグシップストア

1946年に創業したアメリカの楽器メーカー〈Fender(フェンダー)〉が2023年夏、同社にとって初となる旗艦店を東京・原宿にオープンする。77年もの歴史を持つ〈フェンダー〉にとって世界初の旗艦店となる「FENDER FLAGSHIP TOKYO(フェンダー フラッグシップ トウキョウ)」は、楽器初心者はもちろん、プロユースにも対応するフラッグシップストアとして早くも音楽好きから注目を集めている。
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〈フェンダー〉はClarence Leonidas Fender(クラレンス・レオニダス・フェンダー)が1938年にアメリカ・カリフォルニア州フラートンにて創業し、ラジオ受信機や音響機器の修理を行っていた「Fender’s Radio Service(フェンダー・ラジオ・サービス)」が前身。その後スティールギターとアンプの製造業を開始し、1947年以降はエレクトリックギターの開発に着手。ソリッドボディ(胴体部が中空でない構造)のエレクトリックギターを世界で初めて生み出した楽器メーカーとして知られている。1949年に発表されたEsquire(エスクワイヤー)、1950年に発表したBroadcaster(ブロードキャスター)、翌年発表したTelecaster(テレキャスター)、そして1954年に発表したStratocaster(ストラトキャスター)など、現在でもエレクトリックギターの頂点に立つモデルを数多く生み出している。同じくアメリカの楽器メーカーである〈Gibson(ギブソン)〉と並び、ギターやベース、アンプを製造する企業として名実ともに世界トップの巨大ブランドとして君臨している。音楽を愛するLIVE IN RUGGED読者の中にも〈フェンダー〉のギターやベース、アンプを愛用されている方はいらっしゃるのではないだろうか。
「フェンダー フラッグシップ トウキョウ」はファッションやカルチャーのトレンド発信地であり、人気ショッピングエリアとして世界に名を馳せる原宿・表参道に位置する象徴的な商業ビル「THE ICE CUBES」の地下1階から地上3階の4フロアを使った大規模ストアとしてオープン。まだ楽器に触れたことのない初心者からプロミュージシャン、そして音楽を愛するすべての人々に向けて、従来にないショッピング・音楽体験を提供するための店舗になるという。

FENDER FLAGSHIP TOKYO
FENDER FLAGSHIP TOKYO

ギターマニア垂涎の〈Fender Custom Shop™〉にてオーダーも可能

気になる商品ラインナップも、フラッグシップストアならではの幅広い構成になりそうだ。エレクトリックギター、エレクトリックベースはもちろん、アコースティックギター、アンプ、ペダル、各種アクセサリー、そして国内外を問わず最新のアーティストシグネチャーモデルやライフスタイル商品など膨大なアイテムを展開。対象ブランドは〈フェンダー〉のベーシックラインをはじめ、世界的な人気を誇る一流ビルダーがハンドメイドで手掛ける〈Fender Custom Shop™(フェンダー カスタムショップ)〉のギターやベースも多数登場。〈フェンダー カスタムショップ〉では特別なオーダーも受け付ける予定とのことなので、コアな楽器好きにとっては唯一無二の相棒を手に入れられる機会となる。
また、高品質ながら価格帯を抑えた〈Squier(スクワイヤー)〉ブランドも取り扱われるため、楽器を始めてみたいけれど何を選んだら良いのか分からない…という方にとっても心強いストアになるだろう。
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〈フェンダー〉と言えば、世界の名だたるミュージシャンが愛用し、時代を象徴するアイコンであり続けてきたことにも触れずにはいられない。Jimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)、Eric Clapton(エリック・クラプトン)、Stevie Ray Vaughan(スティーヴィー・レイ・ヴォーン)、Jeff Beck(ジェフ・ベック)、Ritchie Blackmore(リッチー・ブラックモア)、David Gilmour(デヴィッド・ギルモア)、Buddy Guy(バディ・ガイ)、Eric Johnson(エリック・ジョンソン)、John Mayer(ジョン・メイヤー)、John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)、Joe Bonamassa(ジョー・ボナマッサ)など、ジャンルを超えた名プレイヤーたちがメインギターとして使用。様々なシグネチャーモデルやスペシャルモデルも誕生し、音楽好きおよびギター好きの垂涎の的となっている。また、1950~70年代を筆頭にヴィンテージモデルが高値で売買されていることも特徴と言えるだろう。「フェンダー フラッグシップ トウキョウ」でヴィンテージモデルの販売が行われることは恐らくないと思われるが、展示品として陳列される可能性は高い。コアな楽器好きはその辺りも楽しみにしてほしい。
総延床面積が1068.4平方メートル(323.19坪)という広大な空間で展開される〈フェンダー〉の世界観を体験できる「フェンダー フラッグシップ トウキョウ」は2023年夏にオープン予定。楽器好きならずとも、この夏原宿に誕生するストアは必見だ。
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