洒落者のための時計 – 誕生から90年以上が経過した今も革新性に富む ジャガー・ルクルト レベルソ
ケースをひっくり返すことでダイヤルを保護するという天才的な発想と気品あふれる佇まいが、時を超えて世界の時計好きを魅了する。
超実力派マニュファクチャールブランドが生み出した大傑作
スイス製の機械式時計に真の技術力とステータス、革新性を求めるのであれば〈Jaeger-LeCoultre（ジャガー・ルクルト）〉は真っ先に頭に入れておきたい。1833年にスイス・ジュウ渓谷にてアントワーヌ・ルクルトが立ち上げた小さな時計工房は、1844年にミクロン単位の測定器「ミリオノメーター」の発明に成功。以降1900年までに350種類以上のムーブメントを作り上げ、1902年からはあの〈Patek Philippe（パテック・フィリップ）〉の大半のムーブメントを製造するまでに成長した。発明家であるとともに優れた時計職人であったアントワーヌ・ルクルトが指揮を執っていた時代から、〈ジャガー・ルクルト〉は外装のみならずムーブメントまで製造する超実力派のマニュファクチュールブランドだったのだ。
そして、〈ジャガー・ルクルト〉の数多い傑作の中でひと際存在感を放つモデルが REVERSO（レベルソ）だ。ポロプレーヤーが激しく動く競技中にも着用できる腕時計を作ってほしいという要望に応えて誕生したレベルソは、ケースを横にスライドさせ、180度回転させると裏返しにできるという革新的な構造を持つ。ケースをひっくり返すことでダイヤルを保護するという発想自体に天才的なセンスを感じてしまうが、初めて登場した1931年当時はさらに衝撃的だったのではないだろうか。
真の洒落者のための時計
現在〈ジャガー・ルクルト〉の 公式サイト にて販売されている Reverso Tribute Small Second（レベルソ・トリビュート スモールセコンド）は、同モデルの初期型にオマージュを捧げる逸品。光の加減で細やかなディテールのひとつひとつが立体的に見えるブラックのサンレイ仕上げダイヤルは、スイス製機械式時計の中でも屈指の気品を放つ。僅か 7.56mm の薄さを誇るスリムなフォルムのレクタンギュラーケースもレベルソの鮮烈な魅力のひとつだ。また、ほのかな淡い色合いを持つピンクゴールド素材が手首に上質な洗練さを与えてくれる。オールレザーあるいはレザーとキャンバス素材を組み合わたインターチェンジャブルストラップが2本付属し、オーナー自らの手で簡単に着脱できるユーザーフレンドリーな仕様も嬉しい。
この美しさを極めた時計を身に着ける様子を想像してみよう。スイスが誇る偉大なマニュファクチャールブランドが90年以上前に生み出した革新的なレベルソは、いかなるシーンにおいても独特の品格を与えてくれる。フォーマルなスーツスタイルはもちろん、カジュアルなコーディネートの1点豪華主義的なトドメのアイテムとしてもこれ以上の存在はなかなかないだろう。本物の中の本物は何十年経っても決して色褪せることはないという真理を体現し続ける〈ジャガー・ルクルト〉のレベルソ・トリビュート スモールセコンドは、自身のスタイルを磨くことに余念がない洒落者にこそふさわしい。
〈ジャガー・ルクルト〉のレベルソ・トリビュート スモールセコンドは、同ブランドの 公式サイト にて販売中。価格は3,278,000円となる。
ITEM CREDIT
- Jaeger-LeCoultre：Reverso Tribute Small Second
