Eccentrica Cars がランボルギーニ・ディアブロのレストモッドモデルを発表
1990年代の〈Lamborghini〉を代表するスーパーカー、DIABLO(ディアブロ)を現代的に解釈しフルカスタム
20数年の年月を超えて「悪魔」を今の時代に甦らせる
サンマリノを拠点とする新興企業「Eccentrica Cars(エキセントリカ カーズ)」が1990年代に製造されていた〈Lamborghini (ランボルギーニ)〉DIABLO(ディアブロ)のレストモッドモデルを発表。本稿執筆時点で開催されているグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでデビューを飾った。
〈ランボルギーニ〉ディアブロはスーパーカーの代名詞的存在であるCountach(カウンタック)の後継モデルとして、1990年から2001年まで製造。車名は実在した伝説の闘牛に由来し、5.7リッター(限定モデルでは6.0リッター)のV12 DOHCエンジンを搭載。500馬力以上の大パワーを発生し、まさに「悪魔」の名にふさわしいパフォーマンスを発揮した。
「Eccentrica Cars」の創業者であるEmanuel Colombini(エマヌエル・コロンビーニ)は、子供の頃の夢のクルマだったディアブロを改めて見返し、今でも強烈な気骨を備えた魅力的なモデルであることを痛感。90年代を代表するスーパーカーであるディアブロをレストモッドすることにあたり「パフォーマンス」「デザイン」「細部へのこだわり」という3つの基礎を現代的な技術とデザイン、テクノロジーを駆使してアップデートすることを目指したという。
「Eccentrica Cars」の創業者であるEmanuel Colombini(エマヌエル・コロンビーニ)は、子供の頃の夢のクルマだったディアブロを改めて見返し、今でも強烈な気骨を備えた魅力的なモデルであることを痛感。90年代を代表するスーパーカーであるディアブロをレストモッドすることにあたり「パフォーマンス」「デザイン」「細部へのこだわり」という3つの基礎を現代的な技術とデザイン、テクノロジーを駆使してアップデートすることを目指したという。
メカニック面では、ディアブロが本来持っている車のメカニズムとパフォーマンスを向上させるために包括的なアプローチを適用。この時代ならではのアナログな感覚を維持しながら、出力供給を最適化することが重視されている。世界的なタイヤメーカー「Pirelli(ピレリ)」や自動車などのディスクブレーキを製造・開発する「brembo(ブレンボ)」の協力を得ている点も見逃せない。また、デザイン面ではイタリア・ミラノに拠点を置くデザイン&コミュニケーションスタジオ「BorromeodeSilva」と協働。ディアブロのシャープで近未来的でありながらアナログ感もあるデザインを活かしながら、内外装ともに現代の革新性を取り入れることに成功している。まずは素晴らしいルックスを持つ写真をじっくりと眺めよう。
オリジナルの意匠を活かしながら現代的な感性でフルカスタム
外観はオリジナルに忠実なスタイルを維持しながら、フロントマスクやリアのテールライトなど、全体的にモダンにアップデート。よりシャープでエッジーなルックスにアレンジされている。内装はアナログメーターの代わりに現代的なデジタルメーターに交換されている。90年代のスーパーカー愛好家からは賛否両論があるかもしれないが、近未来的なデジタルメーターは想像以上にディアブロに似合うことが分かるはず。プラスチックを高品質な素材に置き換えている点も素晴らしい。全体を通して人間工学とユーザーエクスペリエンスを完全に見直した意欲的な創作が貫かれており、見た目的・感触的にラグジュアリーに一変している。
また、現代的な解釈を施しながらレトロフューチャーなポップダウンヘッドライトを備えていることもカーマニアを喜ばせるだろう。現代のクルマでは完全に絶滅したこの意匠を装備させている点も〈Eccentrica Cars〉がオリジナルをいかにリスペクトしているかが現れている。
〈Eccentrica Cars〉ディアブロ・レストモッドは7月16日(日)までイギリスのグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで展示され、その後アメリカに移動。8月のモントレー・カー・ウィーク、9月のニューヨーク、10月のマイアミと各都市を廻る予定とのこと。現時点では市販化はアナウンスされていないものの、これほど魅力的なフルカスタム・スーパーカーをクルマ好きが放っておくわけがない。恐らく今後少量生産で限られた顧客に向けて製造されるのではないだろうか。詳細に関しては「Eccentrica Cars 公式サイト」をチェックしてみよう。
〈Eccentrica Cars〉ディアブロ・レストモッドは7月16日(日)までイギリスのグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで展示され、その後アメリカに移動。8月のモントレー・カー・ウィーク、9月のニューヨーク、10月のマイアミと各都市を廻る予定とのこと。現時点では市販化はアナウンスされていないものの、これほど魅力的なフルカスタム・スーパーカーをクルマ好きが放っておくわけがない。恐らく今後少量生産で限られた顧客に向けて製造されるのではないだろうか。詳細に関しては「Eccentrica Cars 公式サイト」をチェックしてみよう。
CAR CREDIT
- Eccentrica Cars:DIABLO RESTOMOD