Levi's® Plant-Based 501®

Levi’s® が植物由来のサステナブルな 501® を発売

97%以上が植物由来の素材でできたオーガニックコットンや、ヘンプとコットンの混紡素材など、時代の要請を受けて完成した〈Levi’s®〉のサステナブルな501®をチェック


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : FASHION SNAP

クラシックなスタイルはそのままに、先進的な技術でサステナブルを採り入れた新しい501®

Levi’s®(リーバイス®)〉が植物由来の素材で製作した「Plant-Based 501®」、ヘンプとコットンの混紡セルビッチによる「501®」、着古した服から作られるサーキュラー型の「501®」を発表した。
世界でもっともアイコニックなジーンズである501®の誕生150周年を迎えた2023年は様々な限定アイテムがローンチされているが、本アイテムは〈リーバイス®〉の未来を占う重要な立ち位置も指し示している。デニム好きはご存じかと思うが、デニムウェアはコットンの栽培や染め、ウォッシュ等の過程で環境に大きな負荷が掛かることで知られている。少なくとも製造過程においてはサステナブルの精神に反するアイテムであり、これからの時代でどう生き残っていくかが大きな課題であるとも言えるだろう。
そんな中〈リーバイス®〉が作り上げた次の時代を予感させる501®には、存在自体に意義がある。クラシックなジーンズのスタイルはそのままに、先進的な取り組みとテクノロジーを採り入れたまったく新しい501®は、先に述べたように植物由来の素材で製作した「Plant-Based 501®」と、ヘンプとコットンの混紡セルビッチによる「501®」、着古した服からつくるサーキュラー型の「501®」の3タイプがラインナップ。まずは以下のフォトギャラリーからサステナブルでクラシックな501®をチェックしてみよう。

Levi's® Plant-Based 501®
Levi's® Plant-Based 501®
Levi's® Plant-Based 501®
Levi's® Plant-Based 501®

Levi's® Plant-Based 501®
Levi's® Plant-Based 501®

Levi's® Plant-Based 501®
Levi's® Plant-Based 501®

Levi's® Plant-Based 501®
Levi's® Plant-Based 501®

次の時代を象徴するジーンズになるか?

看板商品となる「Plant-Based 501®」は、97%以上が植物由来の素材でできた認証済みのオーガニックコットンを使用。おなじみの2ホースマークがプリントされるパッチも同じく植物由来の素材を使い、木くずから作られたインクが用いられるなど、サステナブルが徹底されている。
ヘンプとコットンの混紡セルヴィッジで作られる「501®」は、プレミアムなセルヴィッジ生地とコットナイズドヘンプのセルヴィッジを融合させた意欲的な一本。こちらは限定数を設けず年間を通して生産される予定だという。
そして着古した服から作られるサーキュラー型の「501®」は、オーガニックコットンのパイオニアである「Circulose®」繊維と、リサイクルデニムやその他の衣服廃棄物から「Renewcell」社が生産したビスコースで構成。各素材は厳格な単一繊維戦略に沿っており、この『501®』が着古され、また次の衣服へと生まれ変わる段階で、有害物質を生むことなく効率的にリサイクルできるよう設計されているという。
どの501®も〈リーバイス®〉という大企業だからこそ作ることのできる完成度と作りこみで、デニム好きであれば気になるラインナップのはず。先に述べたようにデニム業界が環境に与える負荷は今後の大きな課題となっている。今回〈リーバイス®〉が完成させたサステナブルなジーンズは、もしかすると今後のジーンズ作りにおけるひとつのベンチマークになるのかもしれない。
〈リーバイス®〉の「Plant-Based 501®」は8月25日(金)より同ブランドの公式サイトおよび日本全国の直営店で販売開始予定。その他のサステナブルな501®の販売時期や販路は本稿執筆時点で未定となっているので、気になる方は「リーバイス® 公式サイト」を随時チェックしよう。
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