笑う門には福来る Marc Jacobs x CPFM スマイリーセーターはチェック済み?
思わず微笑みが漏れる楽しい日も、すべてを投げ出したいほど憂鬱な日も、〈Marc Jacobs〉と〈Cactus Plant Flea Market〉によるスマイリーセーターを着ればすべてが解決する
「笑う門には福来る」
「笑う門には福来る」という日本の古いことわざには、心から共感できる時と反発を覚える時がある。自分がハッピーな気分で、周囲にいる家族や友人、親しい人々と暖かな交流ができる時、または彼らとしょうもない会話をしてゲラゲラと笑い転げている時、「あぁ、笑顔と笑い声はますます幸せを呼び込んでくれるなぁ」と実感するものだ。反対に、何もかもが嫌になり、疲れ果て、人生に希望を見いだせない時や、周囲の人々から悪意を向けられた時、人間関係に頭を悩ませている時は笑顔がうさん臭く、「笑う門には福来る」という言葉が銀河系のはるか彼方の格言のように思えてしまう。つまりすべては自分の心の持ち具合なのだが、ポジティブな気持ちが幸せを呼び込む傾向があることは否めない。そこで、〈Marc Jacobs(マーク ジェイコブス)〉と〈Cactus Plant Flea Market(カクタス プラント フリー マーケット)〉のスマイリーセーターの出番だ。
事の発端は〈マーク ジェイコブス〉のデザイナー、マーク・ジェイコブスが1985年に〈Sketchbook(スケッチブック)〉というレーベルで発表したスマイリーセーターだった。日本ではバブルの好景気に浮かれていた時代、マーク・ジェイコブスはLOVE & PEACEの象徴であるスマイリーフェイスをセーターにいくつも配置し、ポップでピースフルな世界観を演出。現在〈マーク ジェイコブス〉のインスタグラムには、当時のオリジナルを着用した若き日のマークの姿やランウェイの色褪せた写真が投稿されているが、その画像を見るだけでも85年に作られたセーターが魅力的なデザインであったことが分かる。
そして、長い年月を経て、伝説的なスマイリーセーターが復活した。2024年7月に生まれ変わったスマイリーセーターは、〈Cactus Plant Flea Market〉とのコラボレーションによって誕生。同ブランドのアイコンであるダブルビジョンのモチーフに置き換えて再解釈され、過去と現在を違和感なく繋げる逸品が完成した。
悩める現代人の日常着
マスタードカラーのボディの至るところに配置されたスマイリーフェイスを眺めていると、日常生活で遭遇するネガティブな出来事が些細なことのように思えてくるのは私だけではないだろう。悩み事は消えないものだし、言うまでもなく私たちは不幸になるために生まれてきたわけではない。誰もが毎日を笑って過ごし、幸せになる権利がある。楽しい時はもっと楽しく、辛い時も顔を上げて些細な物事に喜びを見出したい。少し歪んだ形でニコニコと笑顔を浮かべるセーターのスマイリーフェイスの裏側にも、もしかするとしかめっ面や泣き顔が隠れているのかもしれない。しかし、笑顔や笑い声には間違いなく人生をポジティブにするパワーがある。
〈Cactus Plant Flea Market〉x〈Marc Jacobs〉スマイリーセーターは、40年近い年月を経て生まれ変わったファッション的なアイコンという意味でも重要なアイテムだが、悩める現代人の日常着としても秀逸だ。395ドルという比較的手の届きやすいプライスにも、思わず笑顔になってしまう。毎日を笑顔で過ごしたい方は「マーク ジェイコブス 公式サイト」からゲットしよう。
ITEM CREDIT
- Cactus Plant Flea Market x Marc Jacobs:Smiley Sweater