CHROME HEARTS Gunslinger Backpack

【第2回】最高の通勤バッグを探せ – クロムハーツ ガンズリンガーバックパック

トートバッグ?バックパック?ショルダーバッグ?男が持って違和感のない通勤用のおしゃれなバッグを探す短期連載をスタート – 第2回目は〈CHROME HEARTS〉のガンズリンガーバックパック


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : JUSTIN REED

どこまでも重厚な〈CHROME HEARTS〉

約1年間〈RAMIDUS(ラミダス)〉のトートバッグを通勤時に使用していた筆者が、次なる愛用バッグを探す短期連載。MM6 Maison Margiela ラージキャンバスショッピングバッグをフィーチャーした第1回に続き、第2回では〈CHROME HEARTS(クロムハーツ)〉のガンズリンガーバックパックをセレクトした。
第1回目の記事にも書いていたが、改めて通勤用バッグを探す際の条件を以下に記載する。
・ノートPCが収納できること
・カジュアル~モード系まで無理なく合わせられること
・大人が持って違和感のないデザイン、ブランドであること
・長く愛用できること
この4つを満たすバッグはそれほど多くない。〈MM6 Maison Margiela〉のラージキャンバスショッピングバッグはこれらを完璧に満たしていた。見るからに使いやすそうで、モードの王道を行くデザインとミニマルな佇まいはまさに大人のためのトートバッグ。それでは〈クロムハーツ〉のガンズリンガーバックパックは?〈MM6 Maison Margiela〉が軽やかなキャンバス素材だったのに対して、〈クロムハーツ〉は重厚な牛革製。もちろん金属パーツはすべてスターリングシルバー製で、まさにヘヴィー級の重厚さを持つ。

CHROME HEARTS Gunslinger Backpack
CHROME HEARTS Gunslinger Backpack
CHROME HEARTS Gunslinger Backpack

CHROME HEARTS Gunslinger Backpack
CHROME HEARTS Gunslinger Backpack

CHROME HEARTS Gunslinger Backpack
CHROME HEARTS Gunslinger Backpack

重さすら悦びに変えられるM気質の〈クロムハーツ〉ファンにとっては至高の逸品

古くからのファンであればご存じかもしれないが、ガンズリンガーバックパックは1980年代後半(ブランド創設期)に誕生した初期モデルのひとつ。恐らくかなり前に廃盤になっており、現在新品で手に入れることは不可能だと思われる。アーカイブとしても価値がある逸品を今の時代に普段使いするという背徳的な悦びに浸れることも本アイテムの魅力のひとつだ。
ただし、世の中のバックパックのほぼすべてが機能性を重視した作りであるのに対し、〈クロムハーツ〉のガンズリンガーバックパックは使いづらい。メインコンパートメントにアクセスするフラップ部分はモデル名の由来であるガンズリンガーバックル2つをいちいち開け閉めする必要があり、朝寝坊をした際は「こんなの開けてる時間はねぇ!」とイライラしてしまいそうだ。逆に考えると、着用時の防犯性は非常に高いのだが。また、100%カウレザーなのでバッグ自体の重量もかなりあると思われる。このバックパックにノートPCや本などを入れて持ち運ぶ時は、身体への負担が想像以上に高いのではないだろうか…。そして、真夏は重厚なレザー製のバックパックを背負う気持ちになるだろうか…。
とはいえ、この我が道を行くスタイルと素晴らしいクラフツマンシップ、一目で〈クロムハーツ〉であると分かるデザイン、現在は廃盤になっているアーカイブモデルであることは、強烈に魅力的だ。ずっしりとした重量感すら悦びに変えられるM気質の〈クロムハーツ〉ファンにとっては最高の逸品かもしれない。
〈クロムハーツ〉のガンズリンガーバックパックはJUSTIN REED 公式オンラインサイトにて販売中。価格は6,500ドルとなる。
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