READYMADE Peggy Bag Khaki

【第3回】最高の通勤バッグを探せ – READYMADE Peggy Bag Khaki

トートバッグ?バックパック?ショルダーバッグ?男が持って違和感のない通勤用のおしゃれなバッグを探す短期連載をスタート – 第3回目は〈READYMADE〉のPeggy Bag


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : nubian

“ラグジュアリー・アップサイクル” を体現する〈READYMADE〉

約1年間〈RAMIDUS(ラミダス)〉のトートバッグを通勤時に使用していた筆者が、次なる愛用バッグを探す短期連載。【第1回】MM6 Maison Margiela ラージキャンバスショッピングバッグ【第2回】CHROME HEARTS ガンズリンガーバックパックに続き、第3回では〈READYMADE(レディメイド)〉のPeggy Bag Khakiをセレクトした。
過去記事にも書いていたが、改めて通勤用バッグを探す際の条件を以下に記載する。
・ノートPCが収納できること
・カジュアル~モード系まで無理なく合わせられること
・大人が持って違和感のないデザイン、ブランドであること
・長く愛用できること
この4つを満たすバッグはそれほど多くない。〈MM6 Maison Margiela〉のラージキャンバスショッピングバッグはこれらを完璧に満たし、〈クロムハーツ〉のガンズリンガーバックパックは重厚な牛革製ボディとスターリングシルバー製パーツによるヘヴィー級の重厚さに触れ、利便性という理性を吹き飛ばすほどの麻薬的な魅力があることを伝えた。本稿でピックアップしたのは “ラグジュアリー・アップサイクル” を体現し続ける日本のブランド〈READYMADE〉のトートバッグだ。

READYMADE Peggy Bag Khaki
READYMADE Peggy Bag Khaki

READYMADE Peggy Bag Khaki
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READYMADE Peggy Bag Khaki
READYMADE Peggy Bag Khaki

ワンアンドオンリーの世界観をアピールできるトートバッグ

©SAINT MXXXXXX(セント マイケル)〉のデザイナーとしても有名な細川雄太氏による〈レディメイド〉は、現在よりもはるかにアップサイクルという概念が根付いていなかった2013年にスタート。最大の特徴は、数十年前のミリタリーファブリックを分解・再構築するという超アナログな製作スタイルだ。中には1950~60年代に実際に使われていた生地もリユースし、アイテムによっては当時の所有者の名前や識別番号等が記載されているものもある。〈レディメイド〉には、もの作りの主流がコストパフォーマンス重視の大量生産である現代へのアンチテーゼが込められており、新品こそが至高であるという従来の価値観に一石を投じるコンセプトを持っているのだ。この独自の世界観と同じものがひとつもないという希少性で、設立後時間を経ずに熱狂的なファンが世界中に増殖。特に希少価値の高いバッグシリーズは即完売するモデルも多く、垂涎の的になっている。
本稿でセレクトしたPeggy Bag Khakiは、ヴィンテージファブリックを分解・再構築してトートバッグに仕立てたアイテム。ヴィンテージのアップサイクルというと細部の作りが雑なものも多いのだが、〈レディメイド〉はご覧の通り丁寧に縫製されており、生地自体の頑強さも相まって長い年月を掛けて愛用できるタフさを備えている点が魅力だ。また、ミリタリー感の強いカーキ色のボディのフロントにはアイコニックな “READYMADE” のブランド名を配し、ワンアンドオンリーの世界観をアピールしている。
ノートPCがちょうど収まる程度のサイズ感であることも個人的には好ポイント。ハンドルの長さはギリギリ型掛けできる程度だが、内部には内ポケットも備えており、使い勝手も良さそうだ。何といってもこのサイズのトートバッグは日常的な持ち物であれば何でも気を遣わずに放り込めるところが嬉しい。とはいえ、一番の魅力はファッションマニアがリスペクトする〈レディメイド〉のバッグであるという事実かもしれない。
〈レディメイド〉のPeggy Bag Khakiはnubian 公式オンラインサイトにて販売中。価格は201,300円となる。
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