Supreme Magazine Short-Sleeve Shirt Gray

アート×ファッションをリアルに感じられる Supreme のマガジンショートスリーブシャツ

セックス・ピストルズのジョン・ライドンをはじめ、過去にキャンペーン等に登場した著名人の写真をコラージュした〈Supreme〉らしさ全開のデザインに注目


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : GOAT

アート×ファッションがあくまでも日常である〈Supreme〉

アートとファッションが同じ目線で語られるようになって久しい。「アート×ファッション」または「ファッション×カルチャー」という言葉が飛び交っており、実際に世界中のファッションブランドがアートやカルチャーをコレクションの中に組み込んでいる。ファッションデザインが成熟し、半ば飽和状態になった今、アートやカルチャーはファッション業界にとって非常に便利なエッセンスになったと言っていいだろう。「見た目がかっこよければすべて良し」だった時代を経て、現代のファッション好きがより深遠で共感できるストーリー性のある衣服を求めるようになったことも要因のひとつではないだろうか。
とはいえ、〈Supreme(シュプリーム)〉はアートとカルチャーを巧みに織り交ぜながら「見た目がかっこよければすべて良し」の刹那的な良さも追求しているように見える。アメリカ・ニューヨークのリアルなスケーター文化から発生したストリートブランドとして世界の頂点に上り詰めた〈Supreme〉にとって、ブランドを取り巻くすべてがアートだと言ってもいいだろう。キャンペーンや雑誌に登場する著名人やモデル、アンダーグラウンドなクラブで着用する一般人、擦り切れてプリントが剥げかかっているスケートボードデッキ。それらはすべて〈Supreme〉の日常であり、「さぁ、アートを感じさせるファッションを演出しようぜ」と打算的に生み出されたものではない。

Supreme Magazine Short-Sleeve Shirt Gray
Supreme Magazine Short-Sleeve Shirt Gray

誰もが日常的にアートを感じられるデザイン

本稿でセレクトしたマガジンショートスリーブシャツは、〈Supreme〉がかつて雑誌に掲載したキャンペーン画像などをコラージュしたデザイン。よく見るとSEX PISTOLS(セックス・ピストルズ)のJohn Lydon(ジョン・ライドン)の姿も確認できる。無数に並ぶ赤と黒のボックスロゴも〈Supreme〉ファンにはたまらない。
ストリート的なコラージュ写真がいかにも〈Supreme〉らしい本モデルは、誰もが日常的にアートを感じられるデザインだ。そして、作為的だったりバックボーンがないのに無理やりアートをこじつけるようなものではないところも、このシャツの大きな魅力ではないだろうか。
2023年シーズンに制作された〈Supreme〉のマガジンショートスリーブシャツは、現在GOAT 公式オンラインストアにて販売中。サイズによって価格が異なるので、探していた方は早めにチェックしてみよう。
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