Tom Sachs Mars Space Program NASA Chair - 2020 - Moby Dick & Martin Luther King Jr

Tom Sachs の希少な NASA Chair が2脚のみ販売中

アイコニックな“NASA”のロゴが存在感を放つ Tom Sachsの名作、NASA Chairがアメリカの「JUSTIN REED」に入荷


Written : LIVE IN RUGGED
Photo : JUSTIN REED

Tom Sachsを代表する名作、NASA Chairが2脚のみ販売

現代アーティスト Tom Sachs(トム・サックス)が過去に制作したNASA Chair(ナサ チェア)が、アメリカ・ロサンゼルスのラグジュアリーリセールストア「JUSTIN REED(ジャスティン リード)」に入荷。トム・サックスを代表する名作をゲットできるチャンスだ。
トム・サックスのNASA Chairは、2012年にアメリカ・ニューヨークのPARK AVENUE ARMORY(パークアヴェニュー・アーモリー)で開催された個展「SPACE PROGRAM: MARS(スペースプログラム・マーズ)」のインスタレーションにて初めてお披露目された。業務用のような椅子をオールホワイトにペイントしたうえで、誰もが知るNASAのロゴを背もたれ部分にあしらったNASA Chairは、制作数の少なさから現在では手に入れることが非常に難しいことでも知られている。日本では2019年4月にセレクトショップの「BEAMS(ビームス)」がアメリカ国外では初めて抽選形式で販売。併せてTom Sachs × BEAMSのTシャツも数量限定で発売され、大きな話題を呼んだことが記憶に新しい。

Tom Sachs Mars Space Program NASA Chair - 2020 - Moby Dick & Martin Luther King Jr
Tom Sachs Mars Space Program NASA Chair - 2020 - Moby Dick & Martin Luther King Jr
Tom Sachs Mars Space Program NASA Chair - 2020 - Moby Dick & Martin Luther King Jr

超大量に量産されるごくありふれたものを再構築

NASA Chairの魅力はいくつもあるけれど、一目でトム・サックスの作品であることが分かるデザイン性の高さと、NASAをフィーチャーしたコンセプチュアルな作風、そしてトム・サックス自身が手作業でサインを入れている点が最大の特徴と言っていいだろう。超大量に量産されるごくありふれたものを再構築するスタイルは、現代アーティストが好んで行う手法のひとつではあるものの、やはり視覚的な印象が非常に強いNASAをデザインに取り入れたことが、本モデルをタイムレスな逸品に昇華している。
ちなみにトム・サックスは、昨年複数の元従業員からハラスメントを訴えられたことも記憶に新しいところ。その影響で〈Nike(ナイキ)〉とのパートナーシップが解消されるなど大きな影響が出ていた。〈Nike〉とは再び新商品を開発し始めたことがつい先日報じられていたものの、不当なハラスメントを行うアーティストの作品を受け入れるかどうかという問題も、消費者としてはじっくり考えたいところ。トム・サックスのスタジオには本人以外の従業員も在籍しており、言うまでもなく作品自体には罪がないため、本当に好きであればこの機会を見逃さずにぜひゲットしていただきたい。
トム・サックスの『Mars Space Program NASA Chair – 2020 – ‘Moby Dick’ & ‘Martin Luther King Jr.’』は、JUSTIN REED 公式オンラインサイトにて販売中。’Moby Dick’モデルはこちら、’Martin Luther King Jr.’モデルはこちらから購入可能。価格はそれぞれ2,500ドルとなる。
LIVE IN RUGGEDがお届けするトム・サックス関連の記事はこちらから。
アート関連の記事はこちらをチェック。
LIVE IN RUGGED 公式インスタグラムのフォローもお忘れなく。