JIL SANDER New Creative Director Simone Bellotti

JIL SANDER の新クリエイティブディレクターにシモーネ・ベロッティが就任

ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻の電撃的な退任に伴い、後任には〈BALLY〉などで豊富な経験を持つSimone Bellottiが就任


Written : LIVE IN RUGGED

ルーシー&ルーク・メイヤー黄金時代の後に

2025年2月末にLucie Meier(ルーシー・メイヤー)とLuke Meier(ルーク・メイヤー)夫妻が〈JIL SANDER(ジル サンダー)〉のクリエイティブディレクターを退任するというニュースが飛び込んできてから約2週間。同ブランドは後任のクリエイティブディレクターとしてSimone Bellotti(シモーネ・ベロッティ)を起用したことを発表した。
ルーシー&ルーク・メイヤーは2017年に〈ジル サンダー〉のクリエイティブディレクターに就任し、約8年間同職を務めた。ルーシー・メイヤーはファッション・マーケティングをフィレンツェで学んだ後に〈LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)〉や〈DIOR(ディオール)〉で活躍。ルーク・メイヤーは〈Supreme(シュプリーム)〉で8年間ヘッド・デザイナーを務めた後に自身のブランドである〈OAMC(オーエーエムシー)〉を設立。ラグジュアリーとストリートを知り尽くした夫婦がディレクションする〈ジル サンダー〉は、卓越したセンスとバランス感覚によってビジネス的にもクリエイティブ的にも大きな成功を収めた。恐らく後年振り返っても、夫妻がディレクションしていた時代の〈ジル サンダー〉は黄金時代として記憶されるだろう。

JIL SANDER New Creative Director Simone Bellotti
JIL SANDER New Creative Director Simone Bellotti
JIL SANDER New Creative Director Simone Bellotti

シモーネ・ベロッティ時代の〈ジル サンダー〉はどんな変化を見せるのか

シモーネ・ベロッティは2022年10月に〈BALLY(バリー)〉のデザインチームに加入。当時ディレクションを務めていたRhuigi Villaseñor(ルイージ・ビラセノール)退任後、2023年6月から同ブランドのクリエイティブディレクターに就任し、2024年春夏シーズンから2025年春夏シーズンまでの1年間クリエイティブディレクターを務めた。ちなみに過去には〈BOTTEGA VENETA(ボッテガ ヴェネタ)〉や〈Dolce & Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)〉、〈A.F.VANDEVORST(A.F.ヴァンデヴォースト)〉、〈Gianfranco Ferre(ジャンフランコ・フェレ)〉でもキャリアを積み、〈GUCCI(グッチ)〉ではFrida Giannini(フリーダ・ジャンニーニ)やAlessandro Michele(アレッサンドロ・ミケーレ)のもとで約16年間、デザインチームの要職を担当している。
〈ジル サンダー〉を傘下に収めるOTBグループ会長のRenzo Rosso(レンツォ・ロッソ)は、シモーネ・ベロッティのクリエイティブディレクター就任に伴い「シモーネは豊富な経験と独自の才能を持ち、この新たな旅を始めます。私たちは〈ジル サンダー〉の戦略的ヴィジョンとミッション、そしてこのブランドを象徴する革新性と洗練された価値観を共有しています」とコメント。シモーネ・ベロッティは「〈ジル サンダー〉という歴史あるメゾンに加わることを非常に光栄に思います。このブランドは独自のアプローチと強いアイデンティティを持ち、デザインコミュニティに大きな影響を与えてきました。レンツォの信頼に感謝し、ブランドの可能性を最大限に引き出すことに貢献したいと考えています」と意気込みを語った。
ルーシー&ルーク・メイヤーのように人気が高く、カリスマ性の高いディレクターの後に就任することは、かなりプレッシャーもあるはず。シモーネ・ベロッティ時代に〈ジル サンダー〉がどんな変化と成長を遂げるのか、世界中のファッショニスタたちが見守っている。
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