
最高級アウトドアブランド DIE DREI BERGE と PORTER のコラボバックパックをチェック
海や山からのインスピレーションをカラフルに表現しながらラグジュアリーであることにもこだわった、〈PORTER〉と〈DIE DREI BERGE〉の意欲的なバックパックに注目
新時代の高級アウトドアブランドとのコラボレーション
山登りなどのアウトドアアクティビティにおけるツール(道具)としての需要から生まれたバックパックは、都市生活者にとっても欠かせないバッグのひとつとなった。両手が空くという圧倒的な便利さと、たくさんの荷物を持ち運びできること。そしてひと昔前までは根強かった「バックパック=アウトドア系」という固定概念が薄らぎ、ファッション性の高いアイテムをいくらでも選べるほど市場が成長したことも大きな要因だろう。強いて欠点を挙げるとすればモード系ファッションとはやや相性が悪いことくらいか。しかし、〈COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)〉の代表を務める川久保玲が〈Lewis Leathers(ルイス レザーズ)〉のライダースジャケットにモードなスカートを合わせ、真っ黒のバックパックを背負っている写真を見ると、「バックパック=カジュアル」というイメージも捨てた方がいいのかもしれない。
そしてもちろん、バックパックといえば〈PORTER(ポーター)〉抜きには語れない。〈ポーター〉はこれまで数多くの名品バックパックを生み出してきたし、実質的にバックパックを作るブランドのベンチマーク的な存在になっているわけだが、その圧倒的な立場に安寧とする気持ちはまったくないようだ。本稿でセレクトしたバックパックは、新時代の高級アウトドアブランドとして注目を集める〈DIE DREI BERGE(ディ・ドライベーグ)〉とのコラボレーションモデル。海や山などのアウトドアフィールドから着想を得ながら、独自のデザインセンスと手法でラグジュアリーに落とし込んだ素晴らしいデザインに注目してほしい。




























カジュアルとラグジュアリーが絶妙に融合した素晴らしいデザインと作り
〈DIE DREI BERGE(ディ・ドライベーグ)〉は、〈OFFICINE UNIVERSELLE BULY(オフィシーヌ ユニヴェルセル ビュリー)〉のディレクターやパリコレブランドのデザイナー、英国老舗百貨店のバイヤーなど様々な顔を持つRamdane Touhami(ラムダン・トゥアミ)が手掛ける高級アウトドアウェアブランド。世界最高峰の素材を贅沢に使った製品は製造と縫製を日本とイタリアで行い、クオリティを最優先にするもの作りで近年注目を集めている。
本コラボレーションモデルでは〈ポーター〉のバックパックをベースにしながら、海や山からインスピレーションを受けた自由で開放的なエッセンスを巧みなカラーリングと素材使いで表現。ハイキング用のバックパックに帆船のキャンバス地を使用し、サイドポケットには漁網、裏地には光沢感のあるナイロンツイルでアクセントを加えることで、海・山・クラフツマンシップという異なる要素の融合に挑んだという。その結果完成したのは、バックパック発祥の地であるカリフォルニアのフィーリングを感じさせながら、芳醇なラグジュアリー性も両立させた唯一無二のデザインだ。金属パーツに施された金メッキとヘヴィーオンスのキャンバス生地ならではの豊かな風合いも、本モデルが大人っぽさと自由な感性を演出することに重要な役割を果たしている。
〈DIE DREI BERGE〉x〈PORTER〉のバックパックはLサイズ(187,000円)とSサイズ(176,000円)の2タイプ展開。「PORTER OMOTESANDO」と「PORTER SHINJUKU」のみの展開となるので、気になる方はどちらかの店舗に足を運んで実際に手に取っていただきたい。
ITEM CREDIT
- DIE DREI BERGE x PORTER:BACKPACK