
サンローランがシャルロット・ペリアンとコラボ、オーダーメイドも受付
フランスを代表するメゾン〈SAINT LAURENT〉と現代インテリアの父、シャルロット・ペリアンの珠玉のコラボレーションが実現
後世にわたり語り継がれるであろう家具
〈SAINT LAURENT(サンローラン)〉がフランスの建築家 Charlotte Perrian(シャルロット・ペリアン)とコラボレーション。フランス・パリで4月8日(火)~13日(日)の期間で開催される「SAINT LAURENT – CHARLOTTE PERRIAND(サンローラン – シャルロット・ペリアン)」展で計4点の家具を展示する。それぞれの作品は個数限定で注文を受け付け、実際に購入可能。
建築や家具、インテリアに興味が深い方であればご存じの通り、シャルロット・ペリアンは建築家、デザイナー、都市計画家、写真家として数多くの芸術的な作品を生み出した20世紀のデザイン界を代表する人物。1927年から1937年にかけてはLe Corbusier(ル・コルビュジエ)やPierre Jeanneret(ピエール・ジャンヌレ)とともに家庭用家具の開発を行い、現代インテリア建築の礎を築いた。
〈サンローラン〉とのコラボレーションでは、La Bibliothèque Rio de Janeiro(リオ・デ・ジャネイロの書棚)、Le Fauteuil Visiteur Indochine(インドシナのゲスト用肘掛け椅子)、La Banquette de la Résidence de l’Ambassadeur du Japon à Paris(パリ日本大使公邸のソファ)、そしてTable Mille-Feuilles(ミルフィーユのテーブル)の計4点が展示・販売される。






ミルフィーユのテーブルは初めて実物大で公開・販売
椅子や本棚など、家具としての機能性を最大限に発揮しながら、独創的なアイデアと製作技術で唯一無二のデザインへと昇華するシャルロット・ペリアン。本展で発表された作品は〈サンローラン〉とのコラボレーションという希少性の高さも相まって、同氏のファンや熱狂的な家具好き以外にも大きな話題を呼んでいる。個人的にはレザーとウッド、メタルを巧みに融合させたインドシナのゲスト用肘掛け椅子が一押しだが、注目度がもっとも高いのはミルフィーユのテーブルかもしれない。というのも、ミルフィーユのテーブルはペリアンの机の上に置かれた小型模型としてしか制作されておらず、今回初めて実物大で公開・販売されるという。
展示されるすべての作品の価格は非公開。「SAINT LAURENT – CHARLOTTE PERRIAND」展は先に述べたようにパリでの開催となるので、日本から参加することはハードルが高いが、気になる方はこちらのサイトをチェックしてみよう。
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