Wear to be myself AMP JAPAN

自然体で自分らしくいられるネックレス – アンプジャパン

自分らしくあるために身に着ける。ジュエリーが持つ本来の意味合いをそのまま感じられるAMP JAPANのネックレス。


Written / Photo : LIVE IN RUGGED
Item : AMP JAPAN

本物のアンティーク好きも魅了
老舗ブランドが作る枯れた味わいのジュエリー

〈AMP JAPAN(アンプジャパン)〉は2000年に設立した日本のジュエリーブランド。〈JAM HOME MADE(ジャムホームメイド)〉のブランド立ち上げに関わり、〈PAUL SMITH(ポール・スミス)〉のジュエリーコレクションも担当するデザイナーがすべてをデザイン。昨年20周年を迎えた老舗ブランドだ。
昔からアンティークジュエリー特有のギラギラし過ぎない枯れた雰囲気が好きだったので、〈アンプジャパン〉は設立直後から好きなブランド。クラウンウィズクレスト&イーグルネックレスを購入したのはもう10数年前で、手に入れて以来ずっと愛用している。このネックレスはクラウン、イーグル、クレスト、メタルという4つの異なるチャームがセットになったデザイン。ひとつひとつが小振りなのによく見ると凝った造形になっていて、彫りやディテールが細かい。でも、必要以上に細かすぎないラフさもあるところがよりリアルなアンティークらしさを感じさせて、古いモノが大好きな人間が見ると「分かってるな~」とニヤニヤしてしまう。この感覚、アンティーク好きの方にはご理解いただけるのではないだろうか。


ギラギラしない鈍い輝きとザラついた質感。アンプジャパンの独特のフィニッシュは他ブランドにも大きな影響を与えた。

王冠、イーグル、クレスト、家紋チャームという異なるモチーフが混然一体となるネックレス。

小さなチャームでも一切手抜きなし!
ひとつひとつの完成度の高さにも注目

メインモチーフのクラウンは位階を象徴。立体的な造形で、小さいながら存在感がある。イーグルモチーフはアンティークのコインを鷲の形にカットしたもの。ゴールドカラーのクレストは自信と誇りを象徴するモチーフで、素材は真鍮製。3つの星と太陽、羽を広げる鳥、ライオンが小さなクレストに描かれている。裏返してみると人の顔があるのは、大英帝国に植民地化された国のコインを削り出してクレストにしているから。オールドコイン特有の風合いも残されており、シルバーとはひと味違う深みのあるゴールドカラーが絶妙なアクセントになっている。もうひとつの小さなメタルには〈アンプジャパン〉のロゴと925のスタンプが刻印されており、こちらもさり気ないアクセントに。
小さなひとつひとつのチャームに異なる造形を与え、素材を変えながらひとつのネックレスになっている様子は、身に着けていても眺めても飽きることがない。〈アンプジャパン〉はアンティーク系ジュエリーも作るブランドの先駆けで、オールドコインなどを素材として使うのはまさに十八番なのだ。


イーグルをよく見るとちゃんと顔に表情があり、翼に羽根が彫られている。こんなに小さなチャームでも手を抜かないところが〈アンプジャパン〉のジュエリー。

裏返すとクレストにはオールドコインの人の顔が。イーグルにもコインの模様が見える。気分によってどちらを表にするかを変えて着用するのも楽しい。

自分が自分らしくあるために身に着け続けるネックレス

クラウンウィズクレスト&イーグルネックレスには持ち主にそっと寄り添うような優しさがある。派手で自己主張が強いジュエリーにもテンションを上げたり気合いが入る魅力があるけれど、このネックレスは身に着けていることを忘れてしまうくらいさり気ない。手に入れてから10数年、好みのファッションテイストも少しずつ変化してきた中、クラウンウィズクレスト&イーグルネックレスは時にまったくテイストの異なる洋服にも見事に溶け込んでくれた。それほど長い間身に着けられたのは、自分に合っていたというだけではなく、ジュエリー自体に普遍的な魅力が備わっているからだ。
〈アンプジャパン〉のジュエリーを身に着けると、肩の力が抜けて自然体でいられる。自分が自分らしくあるために、これから何十年先も愛用していきそうだ。その時このネックレスはどんな表情をしているだろう。

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